西洋銅尺
多分、分度器なのだと思います。
『国朝正編撮要』巻三の明命八年(1827)閏五月条
以前に阮文震(賜姓されたフランス人)が銅日窺という名の西洋銅尺を二つ献じた。帝は一つを宮中に留め、一つを欽天監に賜ったが、使用法を知る者はいなかった。帝は常時これを観察して、自ら使用法を理解し、潘輝湜と阮名碑を召して言った。
「この銅尺は高低の傾きがあり度数が区切られている。近くは山岳を、遠くは天地を測ることができ、最も便利である。」
そして一つ一つ説明し、試しに使わせた。
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