宋太祖蹴鞠図 宋太祖蹴鞠図という絵があります。 現存するのは元代の写しですが、元の絵は北宋時代に描かれました。 まあぱっと見はおっさんが雁首揃えて何をやってるんだか、というイメージですが(笑) 宋の太祖と太宗が蹴鞠をしているのを趙普・楚昭輔・党進・石守信が見ているという絵です。 明清の皇帝が臣下とは隔絶しているのに対し 宋代の皇帝はこういった臣下との親しさが垣間見えてなかなか良いと私は思います。
朕 今回はちゃんとは調べず、ちょっと気づいただけで書きます。 『旧唐書』巻六十四の玄武門の変に関連するあたりを読んでいたら、唐の高祖が、即位後でも日常会話では「朕」ではなく「吾」を使っていたように書かれていました。 これがどこまで遡れるかはよくわかりませんが、この頃にはすでに「朕」は文章にだけ用いられる言葉になっていたようです。