リアルスラングってきつくない?
ネットスラングという言葉があるならリアルスラングっていう言葉があってもいいのではないか?そう考えたのはだがしかし最終巻を読んでからである。
ココノツとハジメさんの話で夜中、月を見ながらココノツが、
「月がきれいですね」
といった後、ハジメさんが慌てたシーンがあったのだ。
俺はわかる。『俺は』このシーンの意味を分かる。
ググって最初に出てくるのがピクシブ百科事典でこう書いてある。
「" I love you "の日本的意訳。夏目漱石による訳と言われる」
つまりココノツがハジメさんに好きですねって言ったというシーンだ。
ハジメさんはそう受け取ったがココノツは普通に月がきれいだと思ったから言っただけみたいなシーンだ。
俺は「月がきれいですね」をどういう風に使われるかを知っていたからこのシーンがわかった。それは他の作品で知ったからだ。でもほかの人は?ほかの人はこのネタを知っているのだろうか?そう考えるのだ。
まるで今は1984みたいだ。こう言われて何のことだかわかるだろうか?
1984はSF作家ジョージ・オーウェルの本『1984年』の事を指しており、この本からディストピアの事を指している。知っているだろうか?
たまにツイッターを見てると、これほかの人はわかるのだろうか?と思うことがある。それがリアルスラングを使われてるのを見るとなおそう思うのだ。
別にほかの人がわからなくてもいいならそれでもいいが、もし多くの人に届けたい文章を書くときはネットスラングだけでなく、リアルスラングにも気を付けようと思った。