書籍版さめちゃん好き好きこれくしょん①

こんばんは、古本市を見かけると平均5000円は必ず使ってしまう古本大好き鮫島地一です。
10万くらい持って神田の古本街に行くのが夢です。

ツイッターで「#いいねされた数自分の本棚にある本を記載する見た人もする」というタグがあったのでやってみたのですが、いいねを9個頂きましたのでいつも言ってるカラヴァッジォとかミニョーラじゃない方の本を紹介したんですね。
で、ついったに流してこのまま流れちゃうのも勿体無いなと思ったので、ここにもコピペ書いておきます。
①にしたのは、今後もちょいちょい書くかもしれないと思ったからです。特に他意はない。
文字数の関係で語りきれなかったところも紹介していきます。
リンクが貼れそうなものは極力貼っていくので、面白そうなのがあったら是非中古でもいいので買ってみて下さい。

文字と書の歴史

古本市みたいなので買ったんだけど、古代の文字から製本器具からおっきな写真とさらっとした文字で説明されていて(まぁ子供向けだから当たり前だけど)俺ちゃん大歓喜!の一冊。
知識は宝だよ兄貴。


文字の起源と歴史

詳しい!オタク!とまではいきませんが、私は古代文字(特にマヤ文字とヒエログリフ)が好きで、これは古代ギリシァ語の先生に教えてもらった一冊。
文字の歴史を見ると「皆色々考えてんだなぁ」と感動しますし、同時に古代人の頭の良さを痛感します。
古代エジプトはいいぞ。
ギリシャに文明を殆ど侵食されたのが本当に残念…これの所為で私、若干ギリシャ嫌いになってます。ギリシャもローマも(もっと飛ぶと大英博物館も)好きなんですけどね!文明として素晴らしいです!
人の歴史は占領の歴史ですからね、これらがあって進歩がありますので仕方ないことですが…古代エジプト、マヤ・インカ…くっ。
話を戻すと私は文字を作るタイプの創作者なので、こういうのは創作のいい肥やしです。
無から有は流石に作れません。


笑いの中世史

大学の時卒論でお世話になりました。
中世史自体に明るくないので冗談の面白さを半分も理解できてないのが勿体ないですが、笑いに関するいい勉強になります。
いつの時代も、人が笑う根本的な部分はあまり変わりません。
いい意味でも、悪い意味でも。


深海/魚の顔図鑑

刺盛りの魚の唇にキスするくらい、私は魚が好きです。死んだら死体は海に貢献するように利用してもらうつもりです。
海外にはね、遺灰をコンクリに練りこんでサンゴのおうちとして海に沈めてくれる(ネームプレート付き)サービスがあるのです。
死んだらエジプトの王族式でミイラにしてもらって標本になるか、サンゴの家になって自然に貢献したいものです。
深海は学生だった時に書店で発見し、貧弱な財布に鞭打って買いました。魚の顔図鑑は大きくなってから、貧弱な財布に鞭打って買いました。
こちらは海外の水中カメラマンさんや研究者さんが撮ったもので、「深海」の方は黒の背景が、「魚の顔図鑑」はB6サイズ全面、たまに見開きでドーンと魚やシャコなどの顔面が掲載されたイカした芸術的書籍です。
「深海」の方は生態なども記されているので学術書としてもしっかりした一冊です。


ウオヅラコレクション

こちらは日本のカメラマンさんが撮ったもの。
真正面ショット多目で私の好きな唇厚めの魚も沢山掲載されています。
先に紹介した魚の顔図鑑よりこちらの方が写真も鮮明で好きです。
水中カメラマンの伊藤さん、鍵井さんの対談インタビューもあって水中カメラマンの過酷さ、素晴らしさも知ることが出来ます。魚への愛に溢れたインタビューが魚好きには堪りません。
ちなみに私の好きな魚はセトミノカサゴです。
カサゴカワイイ!


日本の海水魚466

所謂ポケット図鑑ですが、一時期死ぬほど見てました。
セトミノカサゴみて、本当素敵。


カサゴ、ホウボウ系はこの胸びれがたまりません。
キスさせろー!

漫画で知ろう天文学シリーズ

子供の頃、こういった漫画で知ろうシリーズをアホほど読みふけり、日本史のテストで100点取ったことがあります。(ベタに豊臣までの戦国時代が大好きでした。)
この天文学シリーズは私が天文学を知るきっかけになった本で、図書館で借りたり科学館で買ってもらったり、擦り切れるほど読みました。
子供の頃は頭さえ良ければ天文学者になりたいと思ったものです。②を未所持なのが悲しい……
アマゾンのリンクも一応貼ったのですが、3冊とも画像がなかったです。悲しい…

ちなみに、似たようなまんがで知ろうシリーズで同じくらい読みまくってたのがこちらの学習まんが・人間のからだシリーズリンクです。ドラえもんとかみたいなSFものとしても読める素敵な作品です。これ大好きだったなぁ…

まんがで知ろうシリーズは、結構勉強としても有意義だと思うんですがどうなんでしょうね?
私は子供の頃歩きながら(階段上りながら)本読んだり、友人と帰ってる時も本を読み続けてたので気が付いたら友人が怒って先に帰ってたくらいニノキン的本読みで、しかも同じ本を気に入ると何回も読み返して内容をほぼ丸暗記するという今思うと完全にナード的な子供だったので、だからこそ漫画だけでテストで100点とれたのかもしれませんが…

ちなみに、歩き本読みのスキルは現在歩きスマホの技術に昇華されています。アカンやつ。
(考えてみたら、目をやっている媒体が紙から電子物になったってだけで、昔からながら見は危ないものに変わりはなかったんでしょうね。やる人が少なかったってだけで。)


味写入門/ブタとおっちゃん/面白半分/殴り合う貴族たち


文字数といいね数で紹介しきれなかったのでこちらではじっくりと。

味写入門
所謂一般の人から応募した失敗写真集です。
今は絶滅危惧種と化しているバカチョンカメラで撮られた若干荒い味のある画像、珍妙な
被写体達、上質紙みたいな若干がさがさしたクリーム色の紙。素朴かつ時に大爆笑してしまうほっこりした一品です。
筆者コメントも秀逸。流石バカドリルの人。
(同じ匂いを持つ書籍として、私はもう1冊ナンシー関の記憶スケッチ も上げておきます。アハハと並んで通販生活の二大大好きコンテンツでした。)

ブタとおっちゃん
どこで見かけたのか覚えてませんが、私は書店で写真集漁りをするのも好きで、その時に見つけたものだと思います。
とある養豚場を経営している老夫婦とそこのブタ(+α)達を白黒写真で記録し続けた写真集です。
養豚場ということでそこの豚達は最終的に我々のお口に運ばれるべくドナドナされてしまう訳ですが、美味しく食べて貰う為におっちゃんがどれだけ豚に愛情を注いでるか分かる一冊です。
我々は命を頂いているんだよというメッセージ性を強く出し、最後の写真が強烈に心をえぐるぶたにく と違い、こちらはしずかな幸せに溢れた写真集になっています。ぶたにくもね、途中までは「豚さんカワイイー!」って見られますよ。

面白半分
こちらも古本市で見かけた作品。お金がないのドン・キホーテと合わせて無理して買った記憶があります。
宮武外骨、この人自体は良く知らないのですが、作者紹介やwikiで調べてみた感じ新聞の社説を書く人、的な人みたいです。
嫌味を面白可笑しく表現し世相(時に個人)を皮肉ってやるのが日本人の十八番の一つで巣が、この本はそれをまとめたもの。結構鋭くえぐってたりするみたいですが、鮫島には政治が分からぬ。(特に近代以降の歴史は政治メインなので全く分からぬ)
内容は政治以外にも及んでいるので、夏目漱石が好きな人なら楽しいと思う。
実はまだ半分も読めてないのですが、社説まとめみたいなものなので1つが短く、さらさら読めるので通勤中の読書とかに良いと思います。

殴り合う貴族たち
この本は大学の頃日文(日本文学部)の友達に教えてもらったのですが、まぁ~~~~~~~~~貴族がクズ過ぎていとをかしが「テラワロス(笑)」な意味になりそうな本です。
奢り昂り易いのが日本人の癖だってはっきりわかんだね。
いとをかしだけじゃないリアルな平安貴族の一面を知るのにいい1冊だと思います。文庫なので安いしね。

聖人偉人にもやらかしちゃう時はありますし、逆もある。
私が歴史で好きなのは「誰がどういう人だったか」「誰が何を思ってこれを引き起こしたか」ということを知ることが出来る点なんですが、学校では残念ながら歴史的事実(と言われているもの)と年号くらいしか教えてもらえませんよね。何故なら時間が足りないから。
ついったーでも言ったんですが、私は雑学の多い先生が好きです。また、それを楽しそうに語る先生も好きです。理科の先生はこうした人が多く、また人気の先生が沢山いました。私自身は数学を筆頭に理科があまり得意ではなかったのですが、理科が好きなのは素敵な先生に沢山出会えたというのがあります。
最近の子供はお受験が忙しいらしくそういう雑学を文字通り「勉学に邪魔なもの」として先生には求めてないみたいですが、雑学を知らない大人なんかつまらないぜ。
面白さは塾の先生に求めてる?何故学校じゃダメなの?学校には図書館もあるし、オタク気質な司書さんや授業をほっぽり出して校庭の工事の過程を見学しようとする先生もいるかもしれない。何しろ学校ではフィールドワーク的な授業もできる。
勉強に集中できない?クラスメートや年中行事が煩わしい?
逃げちゃえばいいじゃん、従わないと殺されるわけでもなし。
(なんて気軽に言えないのが最近の学校事情のつらいところですね。私は自由に生きられたんだなぁって痛感します。)

私は雑学から関連付けて所謂テストに必要な知識を身に着けるタイプな為ノウハウだけ教えてくれる塾が悉く合わない人間でした。
だから昨今の塾至上主義は「皆真面目で偉いなぁ」としか思いません。マァ、若干皮肉も入ってますけどね。
テストでしか使わない知識なんかクソくらえだよ、それなら小学校の頃から簿記と名刺渡すときのお辞儀の練習でもやらせとけばいいんだよ。


アバラットシリーズ

こいつはヘルレイザーで有名(私は未鑑賞)のクライヴ・バーカーの作品。古本市で(200円だったのもあって)衝動買いして面白かったので②も新刊で買ったのですが、邦訳版はこれ以降発行されておらず、原本も4くらいまでで止まっているらしい。折角面白くなってきたとこだったのに……
実はファンタジー物はあまり読まないのですが、これは1を読んだ時すっかりのめりこんでしまい、貫徹ギリギリしそうなくらい読みふけってほぼ1日で読破しました。
目がさえるくらいワクワクして読みふけったのは果てしない物語(後半はきつかったけど…)とハリーポッターの1巻とこれくらいじゃないでしょうか。
ちなみに和製ファンタジーで昔一世を風靡したブレイブストーリーは個人的にちょっと肌が合いませんでした。1巻の真ん中は面白かったんですがね…最初と最後が合わなくて結局1巻(の前編?)で止めました。
話をアバラットに戻すと、クライヴ・バーカー作品ということでこれはダークファンタジーに分類されます。
特筆すべきはエンデと同じく本人が挿絵を描いているところ。この挿絵にひかれて買ったというのもあります。病的であり独創的ながら、どこかバートンのナイトメア・ビフォア・クリスマスに出てくるモンスター達に似た愛嬌のある感じがします。

ちょっと脱線しますが、私は子供の頃生首の出てくる怖い話をよく見聞きしていました。その反動で「怖いもの=生首=死の象徴」みたいな図式がどこかしらあって、逆に意識しすぎてギャグに使ってしまうというくらい生首と妙な縁が出来ているのです。
何故そんな話するかというと、多分その原因の一つがこのナイトメア~なんですよ。
ジャック扮するサンタが子供にプレゼントをあげた時、中身が干した生首だったんですよね。子供心に若干怖かったです、あれ。
後、生首が結構身近にあった理由として、私は親の会社の関係で割と頻繁にディズニーランドに行ける身分だったのですが、ジャングルクルーズの最後に商人のサムっているじゃないですか。
今でこそ旅のお守りやらバナナやらに代わってますが、私の頃のサムは首狩り一族の承認で、干し首を大量に手にもって、それをこちらに売りつけてたんですよね。
干し首漬けっすよ、子供の頃から。
生首の話になっちゃった。
小さい頃から(怖がりつつも)ナイトメアを見まくる子供だったって言いたかったんです。
(言い訳すると、一番よく見てたのはとなりのトトロとウルトラマンキッズです。アンパンマンは見たことありません。)

さて、アバラットに話を戻し―の。
このアバラットを簡単に説明するとラノベで言う異世界モノに近い作品なんですが、出てくる異世界の住人達が結構えぐい。
綺麗な生き物もいるんですが、主人公の女の子を狙う(現段階)一番悪い奴のキャリオンの住む土地や彼の外見は結構エグイです。頭からひも状のなんか出したりするし。(でも、この人もこの人でなんか段々可哀想になっていくんですよね…)
主人公のキャンディはかなりするっと異形の生物や世界に対応しているんですが、この子はジブリの女主人公ばりに肝っ玉が強いです。千と千尋の千尋を想像して頂ければわかりやすいと思います。あれのもっと気が強い子。
私の一推しは一番最初に仲間になるマリンゴという、見た感じTESのアルゴニアンみたいなやつ。すげー臭いみたいです。そこら辺もアルゴニアンっぽいですね。
優しい反面気が弱く、意地の悪い魔法使いの奴○だったのですが、主人公(キャンディ)のお蔭で脱走を試みようと決意し、盗み見て学習していた魔法を使って窮地を脱する凄い奴。この世界で魔法を使うのはそれなりに知識やら技術やらが必要みたいなので、マリンゴは実は出来る奴の部類なんです。船でキャリオンと戦うシーンは胸熱です。
あまりにも胸熱が過ぎて昔イラストを描いたことがあるんですが、発掘できませんでした。描き直すか。

――と言う訳で、エグイファンタジーが好きな人には絶対おすすめします。何度も言いますが邦訳は2巻まで、原本も4巻までで絶筆状態 なのが最大の難点ですが。


クライヴは遅筆、途中放棄でも有名らしい…冨樫かよ


結構ざらざらと語ってしまいましたね、ここまで根気強く読んでくれた人がいましたらお疲れ様です。
後半熱が入りすぎちゃってただの好き(or自分)語りが過ぎてしまいましたね、すみません。
(こういうの動画とかラジオ的なものでやれたらいいな~と最近ちょろっと思ったりするのですが、多分平気で3時間とか喋り倒しちゃうのでどうなんでしょうかね、需要ありますかね)

長すぎてすみません、今回はこの辺で。
また次回~ノシ

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

記事を検索