ノーベル賞受賞者がマスコミに苦言を呈することから見えてくること。
ノーベル賞受賞者の記者会見であった出来事である。本庶佑教授、会見で記者の幼稚な質問に一喝
これを見て「あれっ?」って思ったのだ。自分が覚えていたりなるほどと思ったりするインタビューは念入りに下準備がされていて、それのおかげでインタビューされる側といいコミュニケーションをとれているのがあるからだ。たとえばこれ。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ジョージ・ミラー監督インタビュー
この記事では監督の過去作、過去についていた職業。監督のいたオーストラリアでの映画について前知識がないとできないものだ。もう一つはこれ。【全文公開】伝説の漫画編集者マシリトはゲーム業界でも偉人だった! 鳥嶋和彦が語る「DQ」「FF」「クロノ・トリガー」誕生秘話。
この記事の最後にある取材用メモ。これはすごい。
勿論下準備のできるインタビューと突発的にやる会見とは比べてはいけないかもしれない。だが、それにしても程度ってものはないのか?
個人的にはこの差はTVのお客様であるかどうかだと思っている。
上二つのように多くあるインタビューでも下準備あるなしでネットで読まれるかどうかが決まっている。しかしTVや新聞では読まれる層があり、それを好む層がいる。つまりどんな突発的な記者会見で自分が「その質問はないんじゃない?」と思っても、他の人はそうは思わない。それを望んでいる人たちがいるのだ。
つまりTVでどんなことが起きようとも、それを好む人がいて、それをスポンサーする人がいる。その番組という商品に自分は買うか(見るか)買わないか(見ないか)の問題だと思う。