SHA 2017/07/31 23:17

なんとなくわかるフランケンシュタイン






『フランケンシュタイン』 訳者「小林章夫」



2010年10月20日初版発行
発行所「株式会社 光文社」を参考にしています。






・イギリス「今回は小説『フランケンシュタイン』の内容を簡単に説明するぜ、ネタバレ注意!」



・メアリー・シェリー「何年も前の小説じゃないですか……ネタバレぐらい別に…。」





物語は、北極探検隊の隊長「ロバート・ウォルトン」が姉「マーガレット」に向けて書いた手紙の内容から始まる…






17××年12月11日 サンクトペテルブルク(ロシア)にて






「姉さん。僕には偉大な計画を成し遂げる資格が、十分にあるのではないでしょうか?僕は富の誘惑に負けず、栄光を求めたのです…。」



…こんな感じで、ウォルトンの「探検への期待と不安」が入り混じった内容が続く。






8月5日






ウォルトンたちの船は、氷によって動けなくなっていたのだが…。



ソリを付けた背の低い乗り物が、犬に引かれながら
北に進んでいるのが見えた。



そして、ソリに乗っていた巨人のように見える生物が、遠くの氷の中に姿を消した…。



その後、船は動けるようになり、朝を迎えたのだが…。



1人の男が漂着していたのである。



彼の名は「ヴィクター・フランケンシュタイン」



話しをしていくうちに、ウォルトンと親しくなった彼は、自分の身の上話を始めた…。






「フランケンシュタインの回想」






彼はスイスの名家出身であり、エリザベスという婚約者がいた。



やがてヴィクターは、「自然科学」に興味をもつように…そして、「生命の構造」の研究を続けた彼は…。



「生命の通わぬ物質に、命を通わすことに成功」したのである!



彼は死体や骨などで人体を作った…。



ちなみに、映画などでは「雷を利用した電流で蘇らせた」のですが、原作では、雷は使っていないんですね。






さて、生命を蘇らすことに成功したヴィクターだったが…「それ」の顔の怪物のような醜さに嫌悪感と恐怖心を抱き、逃げ出してしまう。



これも映画だと実験の成功に喜ぶけど、
原作は逃げちゃうんですね。



そんなこんなでヴィクターは、その「怪物」を残したまま逃走。



友人の「ヘンリー」と出会ったりして、
気持ちが落ち着いていった。



だが、父親からの手紙で、自分の弟「ウィリアム」が何者かに殺された事を知る…。



「これはあの怪物の仕業だ!」そう思ったヴィクターは、不安と怒りが入れ混じった…。



さらに、使用人のジャスティン(ジュスティーヌ)がウィリアム殺害の容疑で死刑になってしまう!






絶望したヴィクターは、山に登った。



そしてそこで、あの怪物と出会う!ヴィクターは怒りにまかせ、
罵声を浴びせた。



・ヴィクター・フランケンシュタイン「この悪魔め!」



・怪物「まあ、落ち着けって。」






そう!この怪物は映画とかの影響で喋らないイメージだけど、
原作は喋るんですね!



そんでもって、怪物は自分の身の上を語り始めた。






「ウォルトンの手紙の中の、ヴィクターの回想の中の、怪物の回想」






怪物は森をさまよい、人間を観察していくうちに、言葉を覚えた。



初めは人間に好かれようとしたが、自分の姿を見た人間が恐怖し、攻撃してきたことで…彼らに怒りを覚えたのである。



さらに、自分がどのように生まれたかを知り、創造主を憎んだ。



そんなこんなで、ヴィクターの弟「ウィリアム」と出会うのだが、思わず殺してしまう。



さらにウィリアムの持ち物を使用人の「ジャスティン」のポケットに入れ、彼女に罪を着せた。






「怪物の回想終了」






話し終えた怪物は「孤独で寂しいから伴侶作れや」と頼む。



壮絶な話し合いの結果 ヴィクターは伴侶を作ることを約束した。



「ちょい待ち…伴侶作ってアイツに子供が出来たら、怪物の一族が出来ちゃうじゃん」そう思ったヴィクターは、作るのをやめる。



これに怒った怪物!



壮絶な話し合いの末…恨みの言葉を残し、怪物は立ち去った。



そして、次は友人のヘンリーが犠牲に!



さらに、結婚したエリザベスも殺害されたのだ!



愛するものを奪われたヴィクターは怪物への復讐を誓う!



そんなわけで、怪物を追って北極海まで来たが、行く手を阻まれ、



ウォルトンの船に拾われたのだ…。






【ヴィクターの回想終了】






さて…ウォルトンたちの船が氷河で進めなくなり、ヴィクターが衰弱。



最後に彼はウォルトンに「怪物をぶち殺す」ように伝え、亡くなった。



その後、ウォルトンは船員の安全を考慮して、
北極点到達を諦めて、帰路に…。



そこへ、あの怪物が現れたのである!



怪物は「私は孤独で苦しんでたの!」、「あとは自分が消えれば全て終わる…」的な事をウォルトンに話し…姿を消したのである。









・イギリス「もっと詳しく知りたい奴は原作の本を読めェ!どいつもこいつもネットに頼りやがって…!ネットは自由に書き込めるが、間違い・嘘も多いんだぞ…!?」



・メアリー「そうですね…ところで、私の夫のパーシー・シェリーの話はしましたっけ?」



・イギリス「パーシー?ちょっと待ってネットで調べる。」



・メアリー「こいつ…ッ。」













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