ぴぽや 2020/10/27 22:09

【Tips】Effekseerでエフェクトプチ改造5


みなさん、こんばんは。
9月限定素材のEffekseerエフェクトプチ改造その5、最終回になります。
実際のエフェクトファイル残り6点の簡単な改造例を紹介していきます。

今回は基本同じエフェクトのバリエーションものなので、
Effekseer上に記事中の編集パネルが表示されていない場合は、上部メニューの「ウィンドウ」から探してください。


さらなら改造や自分で1からエフェクトを作成したい場合には、Effekseerの公式チュートリアルにトライして見ください。

Effekseer Help 日本語 — Effekseer Help ドキュメント
https://effekseer.github.io/Helps/15x/Tool/ja/index.html

トゲ 周りから


まずは、「pipofm-spike01.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。

全体の数を増やす

「ノードツリー」で「top」を選択します。

「描画」パネルで「生成数」を増やします。

なんだかSFチックなオブジェができあがります(笑)

トゲの数だけ増やしたい

「ノードツリー」で「spike」を選択し、「描画」パネルで「生成数」を増やします。
「生成時間」か全体のフレーム数を変更しないと、エフェクトが収まらないので、今回は「生成時間」を短くして調整しました。全体のフレーム数を変更する場合は前回の記事を参考にしていください。

トゲがもっと遠くから発生するようにしたい

「ノードツリー」で「spike」を選択し、「生成方法」パネルで「半径」の「中心」の値を増やします。

発生位置を遠くすると中央までトゲが届かなくなるので、移動距離を伸ばします。
「位置」パネルで「Fカーブ」ボタンを押します。

「Fカーブ」は少し操作が難しいのですが、「位置:Y」だけ選択し、ポイントがある部分をクリックして、「値」を変更します。

血しぶき?パーティクルをもっと遠くに飛ばしたい

「ノードツリー」で「particle」を選択し、「位置」パネルで「終点」の「振幅 X,Y,Z」をそれぞれ増やします。

ついでに、ヒットエフェクトも大きくしたい場合は、「ノードツリー」で「hit」を選択し、「拡大」パネルで「終点」の値を増やします。

トゲ 上から


まずは、「pipofm-spike02.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。
基本構造は「トゲ 周りから」と同じですので、同じような改造が可能です。
少し違う部分を紹介していきます。

血しぶき?パーティクルを下に飛ばしたい

「ノードツリー」で「particle」を選択し、「位置」パネルで「終点」の「中心 Y」を調整します。

トゲの発生範囲を横に広げたい

「ノードツリー」で「spike」を選択し、「生成方法」パネルで「生成位置 X」を増やします。

あわせて血飛沫パーティクルの「particle」も同じように「生成方法」パネルで「生成位置 X」を増やし、ヒットエフェクトの「hit」は「拡大パネル」で大きくしてみました。

トゲ 下から


まずは、「pipofm-spike03.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。

トゲの数を増やしたい

こちらのトゲは他のものとは違い規則正しく並んでいるため、少し調整に手間がかかります。
編集しやすいように「ノードツリー」パネルで「particle」と「hit」を非表示にします。

ビュワー上で視点を操作し、上から見下ろすようにします。

ここから4つのノードを、パラメータ箇所は若干違いますが同じように調整していきます。

「spike4 parent」を選択し、
「生成方法」パネルで「分割数」、「開始位置」の「中心 Z」、「終了位置」の「中心 Z」を調整し、「描画」パネルで「生成数」を「生成方法」の「分割数」と同じにします。

「spike4」を選択し、
「生成方法」パネルで「分割数」、「開始位置」の「中心 X」、「終了位置」の「中心 X」を調整し、「描画」パネルで「生成数」を「生成方法」の「分割数」と同じにします。
それぞれの値は「spike4 parent」と同じにしてください。

「spike3 parent」を選択し、
「生成方法」パネルで「分割数」、「開始位置」の「中心 Z」、「終了位置」の「中心 Z」を調整し、「描画」パネルで「生成数」を「生成方法」の「分割数」と同じにします。
「分割数」は「spike4 parent」より「1」小さい値にしてください。

「spike3」を選択し、
「生成方法」パネルで「分割数」、「開始位置」の「中心 X」、「終了位置」の「中心 X」を調整し、「描画」パネルで「生成数」を「生成方法」の「分割数」と同じにします。
それぞれの値は「spike3 parent」と同じにしてください。

こんなかんじになりました。

トゲの生成の仕方をバラつかせたい場合は、4つの「spike」ノードそれぞれで「生成方法」パネルの「生成位置種類」を「ランダム」にしてください。

さいごに「ノードツリー」パネルで「particle」と「hit」の表示を戻し、「視点操作」パネルで「View」フォルダにある「2D録画用カメラ.view」を読み込んで、視点を最初の状態に戻します。

クリスタル 地面から1


まずは、「pipofm-crystal01.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。

色を変えたい

枠で囲ったノードをそれぞれ調整します。

「描画」パネルで「全体色」を調整します。

クリスタルやキラキラを増やしたい

「parent」を選択し、「共通」パネルで「生成数」を増やします。
「生成時間」も調整しましょう。

クリスタルを大きくしたい&長くしたい

「cristal1」を選択し、「拡大」パネルで「終点」「中心」を調整します。
「cristal1」は全体に大きく調整されます。

「cristal2」を選択し、「拡大」パネルで「終点」「中心 Y」を調整します。
「cristal2」は「X,Y,X」個別に調整できます。

こんなかんじに。

クリスタル 地面から2


まずは、「pipofm-crystal02.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。

クリスタルの円を増やしたい

こんなかんじにクリスタルが発生する円を2重にします。

「ノードツリー」パネル上で「parent」を選択し、右クリックメニューから「ノードのコピー」を実行します。

次に「top」を選択し、右クリックメニューから「ノードの貼り付け」を実行します。

そうすると、「top」ノードの下にもうひとつ「parent」ノード一式が複製されます。

重なって表示されるので、円のサイズを広げます。
複製した「parent」を選択し、「生成方法」パネルの「半径」「中心」を調整します。
「分割数」や「共通」パネルで「生成数」を増やしてもいいかもしれません。

地面に表示される「ring」と「ground」も「拡大」パネルでサイズを調整しましょう。

クリスタル 中心から


まずは、「pipofm-crystal03.efkefc」をEffekseerで読み込んでください。

再生ごとにランダムな表示にしたい

ランダムシードが設定されているため、再生状態は毎回固定となっています。
「全体」パネルで「ランダムシード」を「-1」にします。

クリスタルの生成範囲を狭くしたい

「ノードツリー」で「parent」を選択します。

「生成方法」パネルで「X軸角度」「Y軸角度」の「振幅」をそれぞれ調整します。

このようになります。

もろもろ調整したもの

最後ということで、上記の改造内容を色々盛り込んだものになります。
色を変えたり、サイズや生成数を変えたりして、クリスタルから氷系のエフェクトっぽくなりました。

おわり

『9月限定素材のEffekseerエフェクトプチ改造』記事は今回が最後ということで、いかがだったでしょうか? こういうかんじで素材の改造・加工方法を紹介するのも記事ネタとして面白いかなぁ、とやってみました。Effekseerは無料で使えるので、こういった記事も書けて、みなさんに作っている作品にあわせた素材のバリエーション作りを紹介でき、ありがたいところです。
今月の限定素材でアップしたSpriteStudioデータも、SpriteStudioが実質無料ですので、同じような記事を書いていけるかと思っています。

おかげでEffekseerもSpriteStudioもだいぶ使えるようになった(SpriteStudioはリハビリ)ので、有料ソフトでも自分の習得がてらに紹介記事を書くのもありかなぁ。ちょうど3つほど覚えたいソフトがあるんですねぇ。

ではでは、また~。

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