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レトロゲームの記事 (4)

エローン大君 2023/05/04 22:49

「ドンキーコング」 (ゲームボーイ) 感想

どうも、おひさです。
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が滅茶苦茶大人気ということで、私も凄く観たいなーと思いながらも、わざわざ人が多いGWに行くのもなんだかなと思って、GWは家にこもって片付けなどしてます。
今の仕事はシフト制で土曜休みがほぼ無い代わり平日休みが割とあるので、平日で客が少ないことを祈って、観に行ってみようと画策してるところです。


せっかくなので、久しぶりの更新はマリオ関係のゲーム。
個人的にマリオシリーズ1、というくらい好きな、『ゲームボーイ版ドンキーコング』のお話です。
ゲームボーイには「ドンキーコングGB」とか「ドンキーコングランド」とか色々あってややこしいんですが、ゲームボーイ版ドンキーコングは「アーケードで出たドンキーコング」のリメイク版的存在。
実際最初の4ステージは初代ドンキーコングを再現したかのような内容となっております。
4ステージクリアしたらいつも通りならヒロインを助け出してハッピーエンドなところ、ドンキーコングが更に逃げだして、砂漠やら森やら様々なステージを回ることになる。
様々なギミックなんかも登場したりして、アクション+パズルなゲーム性に変わっていくのが面白いところですね。

本作の何が良いかって、なんといってもマリオの本領である「ジャンプ」が楽しいところですよ!
逆立ちしてジャンプ、宙返りしてジャンプ、ホップステップで三段ジャンプ。
着地も体操選手みたいにポーズを決めちゃったりして、様々なジャンプを使いながらステージを縦横無尽に移動しまくりわけです。
通常のジャンプでは面倒くさいルートを辿らないといけないところを、高~いジャンプであっさりショートカットできたりするので、マリオシリーズ屈指の「ジャンプの快感」が味わえまくるんですね。

マリオシリーズのジャンプって、「移動」「攻撃」「回避」「ブロック叩き」などなどジャンプ一つに色々な機能が詰め込まれています。
とりあえず「ジャンプすれば何かしらある」ので、プレイヤーとしてはジャンプしまくりたくなるわけですが、それを強烈に支えているのが個人的に本能に訴える「ジャンプ音」だと思うんです。
その点このゲームボーイ版ドンキーコングは素晴らしく、逆立ちジャンプとか宙返りジャンプとかすると、普通のジャンプとは違う音がなるんです。
ただ特殊なジャンプをしただけで上手くなったような気になる。それでうまくショートカットすればとても気持ち良いのですよ!

そんなわけで私このゲームが好きなんですけども、マリオシリーズ全体として見れば傍系の作品であって、同じゲーム性を持つ作品は「マリオVSドンキーコング」ぐらいしかありません。
さらにその続編はパズル要素の強い全くの別ゲーと化したので、形だけ見れば2作でシリーズ終了という感じ。
ただ、本作のジャンプアクションとしての特徴である「高度の高い豊富なジャンプでステージを縦横無尽に動き回る」という部分は、約2年後の発売となる「スーパーマリオ64」、そしてそこから続く3Dのマリオゲーム群に引き継がれていったんじゃないかなと見てます。
「高所から落ちるとマリオに不利益が起きる」という初代ドンキーコングゆずりの部分が復活したのもこのゲームボーイ版ドンキーコング。
初代ドンキーコングからの要素が、結果的に3Dアクションの金字塔に継承されていったというのは、(作り手側が意識したかどうかは分かりませんが)面白いことだなぁと思います。

今遊ぼうとするとゲームボーイのカートリッジが動くハードを探さないといけないので地味に手間ですが、ソフト自体は割と安いですし、多分Switchオンラインにも来ると思われるので、そのうち遊べる機会は増えるんじゃないでしょうか。
私はカートリッジ持ってるんですけど、動かせるハードをなくしてしまったので、3DSのeショップ最後の日に急遽買ってチビチビと遊んでます。
一つ一つのステージ自体がこじんまりとしてるのが、よりジャンプの楽しさを際立たせるんだよね……。
何よりほんのちょっとした隙間時間に「ゲームしてる感」を満喫できるのが最高です!

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エローン大君 2019/08/01 21:00

「フリッキー(Steam版)」 (Genesis) 感想

色々とツッコミたい記事タイトルだと思うんですけど、個人的にもどのタグ扱いなのか分からないので許してほしい……。
いわゆる「おま国」で普通には買えないんですけど、Steamで配信されている「SEGA Mega Drive & Genesis Classics」を持っておりまして、その中にあるフリッキーの感想になります。
Steam扱いなのか、メガドラなのか、ジェネシスなのかいまいち分かりませんが、「操作説明画面が英語」という一点だけを取り上げてジェネシス版として扱わせていただきたいと思います。
フリッキーは、セガサターン版の「SEGA AGES/メモリアルセレクション VOL.1 」、Windows版の「セガメモリアルセレクション」も持っているから余計に質が悪い。
ちなみにセガサターン版・Windows版の挙動を見た感じだと、移植度はかなり高い印象です。サウンド面は目を逸らす。

ルールは単純で、青い鳥である「フリッキー」を操作して、ひな鳥である「ピヨピヨ」を全羽、出口まで脱出させればOKという凄くシンプルなもの。
ただし、やはり厄介なのが敵である「ニャンニャン」の存在。
ピヨピヨが触れてしまえばフリッキーの群れからはぐれてしまいますし、フリッキー自体が触れてしまえばミスになってしまいます。
それでも大丈夫!フリッキーはステージ中にあるアイテムを入手して投げつければ、ニャンニャンを倒すことができるのです。
ただし、ステージ中のアイテム数は限られているので、乱用しすぎると「猫に必死に終われる鳥」という自然の摂理を感じさせる状況になるので注意が必要です。

ちなみに、ピヨピヨの中にはひな鳥にしてグレてサングラスをかけたものも混ざっており、群れから離れた瞬間自分勝手に突っ走っていくので、頑張って捕まえる必要もあります。
ただ、本作は画面の左端と右端でループしているので、そのまま停止しているだけでも勝手にグレてるやつは群れに戻せます
反抗期が故に変わったことをするから一周回って扱いやすくなる。母性を感じる瞬間です。

変則的なドットイートゲームという感じなんですけど、ふとした瞬間に遊んじゃいたくなるゲームなんですよね。
スコア稼ぎが基本的に「一気に連れ帰ったピヨピヨの数」&「面クリアまでのタイム」に依存しているので、ニャンニャンや他の敵絡みをどうさばくかなどステージごとの攻略こそあれど、あまり気負うことなく遊べるといいますか。
それでいて、ピヨピヨを一気に連れ帰ればスコアが爆上げしますので爽快感がバッチリ。
ステージも壁や床を利用してそれなりのバリエーションがありますし、1面につき大体10秒~30秒で終わるのでさっくり。
それでいながら、せっかく完成したピヨピヨの群れを崩された時は、スコア稼ぎ的にダメージが大きいので絶望感が半端ないと、きちんとメリハリが効いたゲーム性になっていて面白いと思いました。
ただ爽快感とかそういうプラスの要素だけがあって、ストレスが無いゲームって個人的には苦手なので、その感情の落差を短いプレイ時間で味わえるのも、思わず遊んじゃう理由なのかも。
スーパーマリオブラザーズとかもそうなんですが、独特な操作のクセとかがあるのもより面白くしている印象がありますね。

こういうゲームって、「スナック感覚で遊べるゲーム」って普通は言うんでしょうけど、個人的にはなんとなく「駄菓子的なゲーム」って感じだと思ってます。
全く違うジャンルですが「10ヤードファイト」とかも好きで、アレもスナックというか「必死にタックルを避けつつ、レバーガチャガチャしてあー!やられたー!」みたいな、冷静に考えるとザックリとしたゲームなんだけど面白い。
昔ながらの駄菓子屋で遊ぶ雰囲気があると言う意味で、そういう感じの呼び方を提唱したいと思うのですが、いかがだろうか(唐突な質問)。

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エローン大君 2019/06/29 21:01

「パイプドリーム」(ゲームボーイ) 感想

名作パズルゲーム「パイプドリーム」のお話でも。
パソコンも含めて色々な機種に移植された本作ですが、自分がやったことがあるのはゲームボーイ版でした。
ルールとしては非常に単純明快で、水(ゲームによってはオイル)が溢れ出る前に配水管を繋げ、ノルマの分だけ繋げ切ったらクリアというもの。
中にはゴールが指定されているステージもあり、その場合は「ノルマ+ゴール」両方のクリアを目指さないといけません。冷静に考えると、ゴール無いとどの道水が駄々洩れよね。
あと、マリオよりも圧倒的に配管工している。マリオは反省すべき。

とは言っても、出てくるパイプには様々な種類があり、上手くかみ合わない場合は一旦全く別のところに置いたり、一旦パイプを置いてそれを上書きするように置き直したりしなければなりません。
ただし、ゲーム画面横には7手(確か)くらい先のパイプが表示されているため、上手く考えて狙えば無駄に置き直したりする必要も無し。
落ちモノパズルよりもハイスピードではないにせよ、ある程度リアルタイムで思考能力が試される、癖になるパズルゲームですね。

最初こそ準備時間があるものの、それが終わればジワジワと迫ってくる水。
その恐怖に怯えながらも、ハイスコアを目指すために如何にして長くパイプを繋げていくか
立体交差型のパイプを上手く利用すればするほど、パイプを繋げた長さがプラスされていくので思わず狙いたくなりますが、そういう時に限って欲しいパイプが出てこない。
そういうもどかしさも、このゲームの楽しさの一つだと思います。
テトリスのガイドラインでは「テトリミノの偏り補正」とかもありますが、アレとは違って極端に忙しい操作が必要なゲームでも無いですし、むしろテトリスも「縦棒こねえー!!」とか言ってた時の方が個人的に好きだったかも。

思い出話を書いておきますと、それこそ幼稚園児とかその頃の年代に、ゲームボーイと「スーパーマリオランド」「セーラームーン」、そしてこの作品を貰って遊んでました。
スーパーマリオランドが楽しめるのは当たり前のこと、セーラームーンもミニゲームやアクションシーンで楽しめましたが、パイプドリームだけはよく分からず貰った当時は遊べなかったのです。幼児な上に説明書を貰ってなかったからね。

それから10年以上たったある日、埋もれたゲームケースの中からパイプドリームを発見し、何となくプレイしたところ自分なりにプレイしてみたところ、ルールがハッキリと分かってその瞬間にどハマりしました。
最初のステージは簡単でノルマさえ達成すればOK。
でもゴールの存在が出てきた瞬間に「ゴールまで繋げるのは簡単、でも長さをどう確保するか」という別方面で楽しみが出てきて、深いなことゲーム……と感嘆した次第です。

パズルゲームとしての本質は変わらないので、どの移植作を買っても変わらないとは思いますが、価格的にはやはりゲームボーイ版が一番お安いですかねー……。
ちなみに、フリーゲームでPipeful Sundayなんてフォロワー?的なものがあったりも。
個人的に海外発のPS版「パイプドリーム3D」が気になるので、もしかしたらそのうち買うかも。

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エローン大君 2019/06/27 21:12

「クルードバスター」(メガドライブ) 感想

レトロゲーム販売サイト「プロジェクトEGG」にて配信中の、「クルードバスター」を遊んでみたり。
世紀末じみた世界の中、モヒカンマッチョ男(※主人公)が看板や車などをぶん投げながら敵を倒していく、というキレッキレのデータイースト節を感じさせるアクションゲームです。
とは言っても、カルノフ・チェルノブ・トリオザパンチとやたらと濃い面子がいるせい(そして何故かデコがカルノフに執着したせい)で他のゲームがかすんでるだけで、凄く斬新なアイデアや純粋に面白いゲームに満ちたゲームが多い会社でもあります。
「ハンバーガー」(バーガータイムでしたっけ)ですとか「バギー・ポッパー」(アーケード版だとバーニンラバー)ですとか、デコカセ時代とか結構興味深い作品が多いです。

さて、アーケード版の動画を見た感じですと、「看板とか投げられるぜ!Do It!(それをやれ!)」的な感じで、持ち上げられるアイテムに「取れ!」と書かれていたのですが、メガドライブ版ではスプライトなどの関係かそういうものは無し。
一見不親切に見えますが、「えっ!?これって取れるの!?」という驚きが得られるので、これはこれで別の方向性でゲームが面白くなっていると思います。車とか普通背景だとしか思わないもの。

ゲーム的には肉弾戦は妙にジャンプキックが強め(壁とかに出すとガリガリ連続ヒットしたり)、近づいてくる敵を普通にキックしたり掴んだりするよりは、下手するとジャンプキックをした方が安全まであるので、若干大味な印象。
ただ、流石にそれが通じるのは序盤だけで、徐々に投げることの重要性が増していくというのはかなり面白いと思いました。

投げることの重要性が分かりやすいのは、チュートリアルとも言える1面の中ボス戦。
アルマジロっぽく丸まりながら地面を転がってくるのですが、流石にこれを蹴り飛ばすのは無理なので、突進してきたところをナイスキャッチ&リリースというのが攻略法となります。
攻撃と投げを如何に切り替えるか、そのパターンが組めるかが結構楽しいゲームだったりします。
確か2面のボスだった気がするんですが、敵の攻撃の関係で階段に乗ってパンチするだけで倒せるあたりの大味さも忘れない。

プロジェクトEGGは月額制サービス+ゲーム料金が必要なサービスですので、なかなか手が出しづらい配信サービスではありますが、ここでしか配信されていないゲームもそれなりにありますので、レトロゲーム(特にレトロPCファンかな?)好きの人は是非ともチェックしてみてください。
コンパイルとかボーステック作品はかなりの量が無料作品になっているので、それだけでも何ヶ月も遊べちゃうかも?
ちなみに月額会員を抜けると連続継続ボーナスやサポートが無くなりますが、ゲーム自体をダウンロードしていれば遊べたりも。
パソコンに利用権が紐づいているので、新しいパソコンに移動したい時とかに月額会員に入ってみるなんてムーヴもいいかもしれません。

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