エローン大君 2019/06/29 21:01

「パイプドリーム」(ゲームボーイ) 感想

名作パズルゲーム「パイプドリーム」のお話でも。
パソコンも含めて色々な機種に移植された本作ですが、自分がやったことがあるのはゲームボーイ版でした。
ルールとしては非常に単純明快で、水(ゲームによってはオイル)が溢れ出る前に配水管を繋げ、ノルマの分だけ繋げ切ったらクリアというもの。
中にはゴールが指定されているステージもあり、その場合は「ノルマ+ゴール」両方のクリアを目指さないといけません。冷静に考えると、ゴール無いとどの道水が駄々洩れよね。
あと、マリオよりも圧倒的に配管工している。マリオは反省すべき。

とは言っても、出てくるパイプには様々な種類があり、上手くかみ合わない場合は一旦全く別のところに置いたり、一旦パイプを置いてそれを上書きするように置き直したりしなければなりません。
ただし、ゲーム画面横には7手(確か)くらい先のパイプが表示されているため、上手く考えて狙えば無駄に置き直したりする必要も無し。
落ちモノパズルよりもハイスピードではないにせよ、ある程度リアルタイムで思考能力が試される、癖になるパズルゲームですね。

最初こそ準備時間があるものの、それが終わればジワジワと迫ってくる水。
その恐怖に怯えながらも、ハイスコアを目指すために如何にして長くパイプを繋げていくか
立体交差型のパイプを上手く利用すればするほど、パイプを繋げた長さがプラスされていくので思わず狙いたくなりますが、そういう時に限って欲しいパイプが出てこない。
そういうもどかしさも、このゲームの楽しさの一つだと思います。
テトリスのガイドラインでは「テトリミノの偏り補正」とかもありますが、アレとは違って極端に忙しい操作が必要なゲームでも無いですし、むしろテトリスも「縦棒こねえー!!」とか言ってた時の方が個人的に好きだったかも。

思い出話を書いておきますと、それこそ幼稚園児とかその頃の年代に、ゲームボーイと「スーパーマリオランド」「セーラームーン」、そしてこの作品を貰って遊んでました。
スーパーマリオランドが楽しめるのは当たり前のこと、セーラームーンもミニゲームやアクションシーンで楽しめましたが、パイプドリームだけはよく分からず貰った当時は遊べなかったのです。幼児な上に説明書を貰ってなかったからね。

それから10年以上たったある日、埋もれたゲームケースの中からパイプドリームを発見し、何となくプレイしたところ自分なりにプレイしてみたところ、ルールがハッキリと分かってその瞬間にどハマりしました。
最初のステージは簡単でノルマさえ達成すればOK。
でもゴールの存在が出てきた瞬間に「ゴールまで繋げるのは簡単、でも長さをどう確保するか」という別方面で楽しみが出てきて、深いなことゲーム……と感嘆した次第です。

パズルゲームとしての本質は変わらないので、どの移植作を買っても変わらないとは思いますが、価格的にはやはりゲームボーイ版が一番お安いですかねー……。
ちなみに、フリーゲームでPipeful Sundayなんてフォロワー?的なものがあったりも。
個人的に海外発のPS版「パイプドリーム3D」が気になるので、もしかしたらそのうち買うかも。

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