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エローン大君 2019/07/13 21:00

「Angry Birds Dream Blast」 (Android・iOS) 感想


みんながドクターマリオワールドをやりまくってる中で、あえて「Angry Birds Dream Blast」を取り上げるのが私だ。
スマホゲーム界隈を追ってなくても「名前だけは知ってる」レベルで有名な「Angry Birds」(アングリーバード)。
それをテーマにマッチ3パズルの派生的なゲームにしたのが、今回とりあげるゲーム。
マッチ3パズル自体何となく知っていても、キャンディクラッシュとか最大手すらやったことないレベルなので凄く適当に感想書くよ

アングリーバード自体は、まあざっくり言うと「卵奪われてキレた鳥が緑の豚を特攻してぶっ殺す」って感じの内容。
スリングで鳥をぶっ飛ばして豚を撃つわけなんだけども、どうも日本じゃ他の国ほど受けなかったようで。
なんか自分も鳥に対して罪悪感感じてハマれなかった。鳥側はブチギレて覚悟完了してるから本当はいいんだけど。

それをマッチ3パズルっぽくした本作は、アングリーバードでも使われた物理演算を元に、様々な色のドリームバブルをタップして消していくゲーム。ここまでは平和。
最初は「特定の色のドリームバブルを〇個消そう」的な簡単な目標が多いけど、徐々に色々なオブジェクトが増えてきて、目標自体も一筋縄ではいかなくなってくる。
ドリームバブルだけでは壊せないオブジェクトとかもザラにあるので、「これは詰んだ」と頭を抱えてしまうこと間違いなしだ。

そこで重要なのが、ドリームバブルを一気に消した時に出てくるアングリーバード達。目をギョロギョロさせてタップすると爆発する。相変わらずの殺意。
マッチ3パズルではよく見るいわゆる「ボム」的な働きをするアングリーバードは、どんなオブジェクトだって破壊してくれる。
ガラス・岩・豚、様々な邪魔なものを破壊してくれるし、そもそも岩や豚に関してはアングリーバードでなければ壊せないので、目標を達するためには必要なわけだ。
ちなみに、アングリーバード同士を近づけるとパワーアップするというのは他のマッチ3パズルと同様。
(通常は横一列・パワーアップすると上下・更にパワーアップすると画面のほぼ全体を爆破する)

ここで面白いのが、他のよくあるマッチ3パズルとは違い、「物理演算」を使っているが故に、それぞれのドリームバブルやアングリーバードの位置が不揃いなところ。
これを利用することで、ちょっとした高さの違いなどを利用しながら、ワンタップで複数のアングリーバードの爆発を連鎖させることができるのだ。
レベルごとの制限タップ数を超えてしまうとゲームオーバーになってしまうことを考えると、上手く連鎖を利用して横・縦ともに消していければ最高という感じだね。
それを考えると、「下手にタップ数を使ってアングリーバードを最大パワーアップまで持っていくよりは、連鎖を狙った方がいい」という場面も出てくる。
ここ辺りの判断が、このゲームのコツだったりするのだ。

また、チュートリアルが無くとも視覚的にルールが分かるというところも、非常にこのゲームの良いところだと思う。
分かりやすいのが「鎖」のギミックで、「鎖を外すための方法」として「鍵オブジェクトを錠前まで落とす」だとか「特定の色のドリームバブルを消す」だとかが用意されている。
実際にやってもらわないと伝わらないところだけど、文字で一切説明されなくともギミックが分かるようになっているところが凄い。

そして、コミュ障というわけじゃないけど、ソシャゲにおけるしがらみとかが自分は面倒なのだ。
とあるソシャゲでギルドマスターやってたけど、初心者と上級者でそれぞれ求める素材とかが違うから、そこ辺りのバランス取りに胃を痛めた。
その点、このゲームは「勝手にゲーム側が名前を決めてくれて、チームをオススメしてくれる」というテケトーさが非常にいい。
「無くなったからハートを贈ってけろ~」と求めれば誰かがくれるし、もちろんこっちも適当に贈ったりする。
もちろん、自分で後から名前を変えたり、アバターを変えたりできるので、テケトーすぎるのもなーという人も安心だ。

あと何となく付けた時、常にランキングやらアイテム集めやら、何らかのほんのちょっとしたイベントが開かれてるってのも好印象。
ただ3パズルを解くだけじゃ面白くない。モチベーションをくれるところが凄くいいのだ。
ドクターマリオワールドを触った際の、自分の最初のツイートが「あ、こりゃマズい ルール複雑な上にバッテリーも食いまくる」とかそんな感じだったのも、このゲームを遊んでた関係だったりする。

ドクターマリオワールドは対戦要素は良いし面白いけど、フレンドは自分から探しにいかないといけないし、バッテリーもバリバリ食う。
あと、ブロックを壊さないと見えないウイルスとかどういう了見だ。初見は死ぬこと前提で作られたステージあったぞ。
格安スマホの関係で「スペック的に型落ち、もしくは中古スマホ」が普通になってきた現状では、あまりよろしくない状況だ。正直誤操作もしやすい。

ただ、「Angry Birds Dream Blast」の根本的な問題として、物理演算を使っている関係上「実は繋がってなかった」のもあったりするけど、落ちてくるドリームバブルの色がランダムなせいで、レベル開始時から「あ、詰んだわ」ってなることがあるのが問題。大問題。
いわゆるここが課金要素だとは思うんだけど、課金したところで如何せん運なので制限タップ数がらみに課金する気にもならない。
ただ、ドクターマリオワールドみたいに「本来は課金しないと使えないアイテム」が、意外と簡単に入手できるところは本作のいいところだろう。
オブジェクトを無条件に壊せたり、ドリームバブルの並びが明らかに悪い時に引っ掻き回せたり。
「課金を煽っている」と言われればそれまでなんだけども、アイテムのアイコンも「パチンコ」だとか分かりやすくて直感的なのが非常にいい。
ぶっちゃけると、「ドリームバブルの色がランダム」という課金のための(?)奇妙な点さえなければゲームとして完璧だと思う。

ゲーム感想を書いておきながらなんだけど、Angry Birds Dream Blast、ついでにドクターマリオワールドも、日本的に見て商業的に成功するかと聞かれれば「多分キツいと思う」の一言だ。
でも、マッチ3パズルとしては凄く面白いアイディアだし、ただのマッチ3パズルクローンが蔓延っている現状だと、個人的にはどちらも褒められ注目されるべきタイトルだと感じた。
ドクターマリオワールドに関しては結構酷評しちゃったけど、まだやり込んではいないから、ゲーム感想を書くとしたらもうちょっと後になると思う。
何しろローンチしたばかりだし、バッテリーうんぬんとかももしかしたら良くなるかもしれないし、とりあえず様子見ということで。

うーん、ドクターマリオワールドに関しては、LINE・NHNのツムツムタッグだからツムツムっぽく行けば、ゲームスペック的に軽量だし普通にいいと思ったんだけどなぁ。ドクターマリオってそこまで重くなるようなゲームじゃないよ。
あくまで任天堂が任天堂作品であることに拘ったことが原因なのか、それとも「任天堂の懐に潜り込んでブランドを破壊していく」という任天堂の倒し方に気付いたのか。

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エローン大君 2019/07/10 21:00

「廻転式」 (フリーゲーム) 感想

少イ左さんのフリーゲーム「廻転式」の感想でも。
廻転式ってことで、リボルバーを使ってゾンビ達を撃ちまくる(基本的に)スコアアタック系のアクションゲームです。
Major Mayhemといい、SPACE INVADERS FRENZYといい、やたらと撃つ感じのゲームを取り上げてる気がしますが、どれもゲーム性違うのでセーフセーフ。

一応ダウンロードできる旧ブログはこちら(左サイドバーにリンクあり)

作者の少イ左さんは物凄く美しいドット絵を描かれる方で、どちらかと言うとドット絵の職人さんみたいなイメージが強かったりするのですが、(現在進行形で)様々なゲームを作られている方でもありまして。
その中でも、個人的に大好きなのが「廻転式」だったりします。

内容としては、「タイムアタック形式でゾンビを倒しまくりスコアを競う」「ゾンビから女性を護衛する」など、様々なステージが用意されたゲーム集。
ゾンビを倒すと一言で言っても、ジャンプしてヘッドショットを狙う、地面や天井に撃ち跳弾で当てるなどの工夫をすることで、一発の威力が上がり一撃で倒せるという爽快感があります。
手持ちの残弾を豪快に使ってしまいますが、必殺技で敵を一掃したりすることも出来るので、「構える→撃つ」というキー操作に慣れさえすればドハマりするゲームだと思います。

ちなみに武器・必殺技、そしてアビリティ(リロード速度上昇とか)は、凄く自由に選んで戦いに挑めます。
(銃は発射するたびにランダムでブレが出て、命中率とか細かく設定されているのだ!)
ステージごとに適した武器がありますので、色々試してスコア稼ぎなどについて考えるのが楽しいですね。

護衛する場面でグレネードとか使おうものなら、女性もろとも巻き込んじゃったり。
ちなみに、旧バージョンでは無駄に自決ボタンがあったりしたのですが、新バージョンになってから出来なくなって寂しい……。
と思いきや必殺技の一つとして自決が割り当てられてました。いや、必殺ではあるんだけど。

面白いのは、使用武器が「リボルバー」であるが故にリロードに時間がかかるという点をシステム面で取り入れているところ。
また、手持ちの弾丸もそう沢山は持てない(通常36発)ので、定期的にステージ内のどこかにある箱から補給しなければならないというところも面白い。
ゲームならではの爽快感やリスク・リターンという非現実と、残弾やリロードなどの現実が入り混じった感じが、凄く面白いなぁと思っています。

あと、説明書にも書かれているのですが、ステージ内にあるオブジェクトを利用してゾンビを倒すことができる、ってのも結構面白いです。
簡単なところではシャンデリアの上に乗っかったり、シャンデリア自体を撃つと紐が切れて真下にいるゾンビが押しつぶされる。
大量のゾンビが襲い掛かってきたタイミングでランタンを撃ち落とし、地面で燃える炎で一気に焼き尽くす。気持ち良すぎる……。

全体的に凄くアイディアに溢れたゲームで、しかもドット絵も良質ですので是非気になる方は遊んでみてください。
昔のPC事情だったらあまり問題なかったんですけど、ウィンドウサイズが320×240なのでちょっと慣れがいるところではありますが……。

【超余談】
DLチャンネルでクリエイターズねくすと記事として、【指名手配】気が付きゃこんな時間だよ 時間泥棒なゲーム5選ってのを書きました。
フリーゲームでも本作みたいにその手のが沢山あったので書こうかなと思ったんですけど、「DLsiteで扱っている作品だと嬉しいですが」って運営さんから前置きがあったので、フリーゲーム系は書かん方がええかもなぁと思って全年齢作品を挙げた次第だったり。フィーバー!

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エローン大君 2019/07/08 21:00

「SPACE INVADERS FRENZY」 (アーケード)

巨大な筐体なので「今でも真っ当に稼働してるゲーセンって少ないのでは?」と思いつつも、「SPACE INVADERS FRENZY」の感想を。
(もう1作スペースインベーダー系で語りたいゲームがあるんだけどまだ簡単なルートすらクリアできてないのよね)

ゲームセンターに置いてなくても、ラウンドワンのスポッチャのアミューズメントコーナーに置いてあったりするので、もし発見出来たら是非プレイしてみてください。

「SPACE INVADERS FRENZY」は老若男女問わずみんなが知ってる(言い過ぎか)スペースインベーダーの派生ゲーム。
スペースインベーダーの基本ルールを元に、筐体に備え付けられたマシンガン的なものでインベーダーを撃ちまくる爽快感溢れるガンシューティングとなっております。男ならダイレクトアタック。

出自的には、海外メーカーが正式に許諾を貰って作り上げた大型筐体みたいです。
初っ端から話題ズレますが、日本で稼働中の「ジュラシックパーク アーケード」を作ったのも同じメーカーさんだったり。
公式サイトで作ったゲームを見てみると、「HALO」を元にした大型筐体ゲームがあったりして、「日本じゃまずインカム見込めないから入んないだろうけど、一度は遊んでみたいな」という気分になりますね。

筐体を見た瞬間、思わず一目ぼれしちゃったゲーム

ゲーム内容には上の動画で大体説明されているので、本作ならではの面白いところを踏まえた個人的な感想を。
まず本作を初めて見た時は、「LEDディスプレイでスペースインベーダー!?しかも角型だからドット感すげえ!」とエモさに感激。何というか一目ぼれ。
他の人達がプライズやメダルゲームに没頭している中を、もうこのゲームのことしか考えられないとばかりに早歩きで向かい着席。
コインを入れてマシンガンを握った時のワクワク感が物凄かったです。

そして100円を入れてゲームを開始。
トリガーを引くごとにブルブルと振動するゲーセン以外じゃなかなか味わえない感覚に虜になり、ゲーセンに行く時は少なくとも2・3回はプレイするゲームとなりました。
固定銃を振り回しながらプレイする関係で、残機が減る条件が「インベーダーに侵略された時」のみ
しかも、ボムなどをアイテムを使ってインベーダーを一気に倒す爽快感あるシステムもあるので、例え一回のプレイ時間が短くても純粋に満足できるんですよね。

SPACE INVADERS FRENZYならではのアイディアと攻略が面白い!

一見すると、簡単そうというかゲームオーバーになる道筋が見えないですが、実はここに凄く面白いアイディアがあるのです。
スペースインベーダーには様々なテクがありますが、例えば最下段までインベーダーを引き寄せて点数を稼ぐ「名古屋撃ち」は、SPACE INVADERS FRENZY的には「侵略一歩間近と言うかほぼ確実に残機減る」という感じで、既存の攻略法でやろうとすると悲惨なことになったりします。
まあ、ガンシューティングだからUFOも直に狙えるし、わざわざ名古屋撃ちする必要もないのですが。


↑名古屋撃ちはこんな感じ。真ん中に穴を開けて高得点のUFOを狙いやすくしつつ、「最下段からの敵の射撃は当たらない」という仕様を利用して点数を稼ぐテク。

そこでSPACE INVADERS FRENZYの基本的な攻略法は、「端から確実に消していき、インベーダーの切り返しを遅らせて侵略を阻止する」という、超基本的なところにたどりつきます。スペースインベーダー的には美味しくない稼ぎ方。
なので、ただそれだけをすればクリアできるはず……と思いきや、実はそうではないのです。
何故なら「インベーダーの編隊が複数現れる」から。しかも、初っ端から数が少ないため猛スピードで駆けてくる編隊もいます。

こうなってくると、「編隊の状況を瞬時に把握する」ですとか「広範囲攻撃をどこに狙って撃つか」ですとか、一気に戦略性が出てくるわけです。
うっかり、猛スピードでやってくる編隊の真ん中部分を消してしまったら、端にたどり着いた時の切り返しの感覚も速くなるわけでして、運よく射撃に成功するなんてことがなければミス必須、というわけですね。
固定銃でドガガガガ!と撃ちまくる大味なゲームに見えて、実は意外なところで戦略性が用意されている、そんなギャップが個人的に凄く好きなゲームです。

ちなみに、スペースインベーダーを元にした作品ということで、ちょっと歳をとった(?)子連れの親子や、おじいちゃんと孫のタッグで、インベーダーたちに挑む姿がたびたび見られまして、すごくほっこりした思い出があります。
今でも様々な形で愛されるスペースインベーダー、その中でも遊ぶ機会が徐々に失われていくと思われる本作。
見つけたら是非一度プレイしてみてくださいね。

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エローン大君 2019/07/08 21:00

【大君VS外国人 3】浮かび上がった「Steamユーザの国際問題」& パブリッシングのその後

DLsiteのパブリッシング事業にまつわる私のしょうもない話、ラストの第3弾です。
「もしかしたらサークルとかからブーイング来て、DLsiteが態度変えるかもしれんから許してやー」
などとDLsiteを擁護しながらも、ふとTwitterで見つけたものからちょっとした疑問が生まれ訪ねてみることに。
それは「ネコぱら」がBOOTHでR-18版にするパッチを販売する、と言った内容のもの。

「有償パッチ(DLC)」と「地域価格」と

「ネコぱらって有償パッチだけど、今回の件と何が違うん?」

私が名前を挙げた「ネコぱら」は、Steam上でも物凄く好評なゲーム。
(恐らく)中国の方がわざわざ日本語を勉強してまでレビューを書いている塩梅で、どうも中国でもたびたび話題に出されるゲームな模様。
その一方で、Steamでは全年齢版を980円と安い価格で売る代わり、Sekai Project(Denpa Soft)では10ドル、日本では同じく980円で18禁DLCを売るという形式を取っていました。

この純粋な疑問に対し、最初にスレッドを立てた方ではありませんでしたが、彼の気持ちを代弁するかのような意外な発言が、他の方から出てきました。

>彼はNekoparaのパッチを別に販売してくれたSekaiを嫌います。
>くそー、彼が私のような国から来たかどうかを理解することができます。
>なぜならSteamの地域価格のためにRUR(ロシアルーブル)で買った、ゲーム本体自体よりパッチの値段の方が高くつくからです。(※意訳)

そこから滅茶苦茶長文が続いたので「めっちゃ早口で言ってそう」と思いましたが、Steamの地域価格に関しては非常に興味深い話だと感じました。
実際、最初にスレッドを立てた方はSekai Projectのことを嫌っていましたし、Steamのパブリッシャーに対する他の方々の印象が異なる、ということも若干気になっていたところなのです。

ネコぱらに関する4人の意見

とりあえず、この話題を出した後、私含めて4名の意見が出ましたので、それぞれ言い分を簡単にまとめますと

【私】
ぶっちゃけDLsiteの方針がアレなだけで、開発者は自由にパブリッシャーを決めていいわけだし、逆にパブリッシャーは必ずしも西洋の慣習に従う必要は無い(=無償パッチ配布に縛られる必要はない)と思う。

【スレッドを立てた人】
とにかくDLCは詐欺です。

【西洋の人】
Sekai Projectが完全版と分けて販売するのは嫌い。
だって、完全版が欲しい人が犠牲になって、規制版で満足している人が得をするのは不公平じゃないか。

【ロシアの人】
ストーリーのためにネコぱらを購入し、その中に性的なものがあることに驚いた人が本当にいる。
例え完全版を買って性的要素を無効化できるとしても、その人達は完全版分のお金を払いたくないと思う。
貴方達は西洋とかだからいいけど、ロシアだとネコぱら本体が4ドルでR-18パッチが10ドル本体価格が15ドル(※Steamのロシア価格だと安くなる)でR-18パッチが5ドルなら貴方達は良いでしょ。何でロシア人はパッチに本体価格の2倍払わなきゃいけないんだよ。

という感じに。ネコぱらを話題に出した瞬間に流れが変わったのは解せぬ。

Steamにおいてロシア価格は安いということは知っていましたが、「パッチをロシア人がドルで買う形になると本体よりも物凄く高くなる」というのは目からうろこでした。
ロシア価格が安い理由うんぬんの話などは諸説ある(海賊版が多いとかパッケージ版が安いとか色々)ので置いておくといたしまして、純粋なロシア人の方にとっては有償パッチって物凄く辛い代物だったのですな。抜け道とか全く無いもの。
こういう生の声が聴けただけで凄く有意義な気持ちになりました。あと、スレッドを立てた人は詐欺の一言で断じるな。

外部での有償パッチ販売はSteamユーザの国際問題

様々なパブリッシャーからサークルさんの作品が出る。
もしくはサークルさん自身がSteam Directを使って自分の作品を出す。
(物凄く理不尽な時がありますが)Steamの表現規制がある程度緩くなってからは、様々な形でゲームを出すことが出来るようになりました。
ちなみに、現状でもやはり「無償でパッチを当てる」という今までの形式が多いです(まあそりゃあ……うん、ね)。

表現規制が緩くなる前に行われたこの議論の中で、浮かび上がってきた「有償パッチ」にまつわる問題は、今でも私の心に深く刻み込まれています。
DLsiteではドルかユーロベースでしか買えないので、ロシアの方は間違いなく高く買ってしまうことになる。
元々Steamでは「おま値」と言って、日本だけやたらと高い(※地味にアメリカも同じくらいの値段だったりする)なんてことが周知されていましたが、外部での有償パッチ販売も含めると、R-18作品を扱うにおいてどのような販売方式を取るかは「Steamユーザの国際問題」レベルできちんと考えておいた方がいいのだろうな、と感じました。

では、ちょっとオチとして、その次にDLsiteがパブリッシャーとして出したR-18作品の話。
今回はきちんとDLsite公式サポートがいる状況なのでユーザも安心
販売される前も「あんたのとこの翻訳は素晴らしいよ!」などとコメントで書かれ、販売した暁には売れに売れまくるように思われました。
が、販売時はやはり有償でのパッチ販売ということで、物凄い勢いで不評が付き「ほぼ不評」レベルまで落ちたことは、非常に印象深く頭に残っております。
コメント欄に謎のURLや数値が貼られる様を見て、「だからあんなに言ったのに」と心底思いました。

ちなみに、結果的にはDLsite側が折れ、もちろんモザイク有りですが、無償のパッチを提供する形となりました(※それ以後の作品も同様、特設サイトもあったりします)。
でも、どうして一番最初に出したR-18作品には無償パッチを用意してくれないの……?評価、まだこの騒動のせいで賛否両論なんだけど……。

また、今回の「無償でモザイク無しのパッチくれ!」というスレッドを立てた人が、「きちんとエロあんの……?」とコメントに書いているのを見て、「多分無いと思うよ……」と書こうと思いましたが、お互い悲しくなるので書くのを止めておいたことも付記しておきます。
昨日の敵は今日の友。

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エローン大君 2019/07/07 21:01

「Major Mayhem」 (Android・iOS) 感想

凄く前の作品でありますが、ガンシューティングゲーム「Major Mayhem」の感想です。
元々Steamのサマーセールで見つけたんですが、「せっかく子どものためにSteam版買ったのに、タブレット版で遊んでるー」的なレビューを見かけたので、スマートフォン版で遊んでみることに。
ガンシューティングをマウスでやるのは、なんかちょっと寂しい気分になるからね……。

基本的には、「撃っては隠れ、撃っては隠れ」な「タイムクライシス」方式のゲーム
ステージが進むごとに「手榴弾を使って敵を倒す」とか「ジャンプで敵弾を避けたり罠を避けたりしながら進むRUN ‘N’ GUN」とか、色々な要素が増えていくのが特徴的です。
上にあるトレイラー動画を見ていただければ、まあ大体の雰囲気は伝わってくるかと思います。
あとは、敵を続けて倒すコンボがあったり、敵の帽子を撃ったり死体撃ちすることでボーナスが入るフィーチャーがあったり。

普通にプレイしながら、「工夫はあるけど凄く単純なガンシューティングっぽいな」と正直ナメてたんですが、一つ気がかりなことがありまして。
この手のスマートフォンのゲームは、「☆☆☆」とかで評価されるんですけど、どのステージでも最低評価しか取れていなかったんですね。
帽子を撃ったり死体撃ちをしたりと、それなりにスコアを取るためにフィーチャーを狙ってるのに最低評価。
何故なんだろう……と思ったら、コンボに物凄く比重を置いており戦略性の強いゲームでありました。

本作におけるスコアの計算は「敵に与えたダメージ × コンボ数」
コンボを切らなければ切らないほど、総ダメージ・コンボ数ともに跳ね上がっていきますので、ハイスコアを狙うのには必須です。
しかし、コンボを増やす手段が「敵を倒すだけではない」というのが本作の面白いところ。


例えば、敵を倒さずとも帽子を撃つだけでも普通にコンボが成立しますし、敵弾をスレスレでかわしてもコンボ成立、何なら確実に被弾するタイプの敵弾を撃って弾いても(!)コンボが成立する、と言った具合。
他にも様々な形で「コンボ数が増える」フィーチャーがあるので、「どのように、どの順番で敵を倒すか」など一つの場面だけでも戦略性があるわけですな。

更に面白いのが、「複数のシーンをまたがってコンボを継続できる」という点。
タイムクライシスでは敵を全滅させるごとに「WAIT」「ACTION」とシーンが動いていくわけですが、本作では「WAIT」の部分に出てくるニワトリや飛行機を撃つと普通にコンボが継続するんですよ。


↑初っ端からシーン1~シーン2の跨ぎ成功。途中で出てくる赤忍者は確かギリギリコンボ繋がったはず……(一回撃てたけど覚えてない)。


↑シーン跨ぎを失敗している例。ニワトリを早く倒しすぎ。

むしろ、「WAITのところを如何に処理してコンボを繋げるか」がこのゲームの面白いところでして、タイミングをずらしてニワトリを撃つことでシーン間のコンボを継続したり、敵が出てくるパターンを覚えてWAIT時に照準を合わせておいたり、スコアを狙い始めるとめちゃくちゃハマってしまうゲームだと思います。というかハマりました。
普段はスコア目当てでクリアすることは無いんですけど、稼ぎに燃えてしまうのはやはり☆による評価があるからなんでしょうね……。
あと、一定時間敵などの動きがゆっくりになる「ヒーロータイム」や、無敵になるっぽい救済措置アイテムも用意されているようです。
でも、それを使わずに遊ぶってのが楽しいんですよ、こういうゲームは!

実はまだ全ステージクリアしてない(というか半分もいってない)感じですが、戦車や盾を持った敵なんかも出てくるので、クリア・スコア稼ぎ共に物凄くやり込みがいがありそうな予感。
ちなみに、武器は(少なくともスマホ版では)ゲーム内通貨のコインで購入する形になってます。初期武器はピストル。悲しい。
コインをリアルマネーで購入してもいいのですが、敵を倒すたびにコインを入手できたり、動画を見ることでボーナスでコインを貰うことが出来たりする仕様です。
スコア稼ぎに熱中していたり、普通にクリア目的で適当にのんびりプレイしているうちに、武器は揃うかもしれません。

個人的にかなりオススメのスマホゲーなので、興味のある方は是非遊んでみてください。

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