【944日目】赤い世界:Geminiを活用したシナリオ管理、SunoAI曲の生成・編集テスト
芳香剤と空気清浄機の脱臭機能の組み合わせにより、お互いを打ち消し合っている可能性が頭から離れないゲーム作家のkuroです。
窓を開けたままエアコンをつけるかのように。
さて。
作業進捗動画や試行錯誤の様子が溜まっておりましたので、投稿しました。
Gap in the street
https://youtu.be/P_fXb8ljba4
2024/5/31 マップ制作作業
https://youtu.be/cV5LBND-wmY
2024/6/11 Geminiを活用/SunoAIの生成曲を編集する様子など
https://youtu.be/KbogXnuFzf4
赤い世界
Geminiを活用したシナリオ管理、SunoAI曲の生成・編集テスト
GoogleのAI「Gemeni 1.5」は100万トークン(文庫本7~8冊)程度のテキストデータの読み込みが可能です。
制作管理にどのような使い方ができるのか、試しています。
Googleスプレッドシート、Googleドキュメントを参照した処理は同社の「NotebookLM」でもできる様子。
今は「Gemeni」や「ChatGPTo」との使い分けを確認しながら、慣れることに時間を割いています。
今までは
1.人がシナリオを書く
2.AIにてチェックさせる
この1→2をトークンが尽きない範囲で細かく区切っていたのですが、Geminiの仕様通りならば作品全体を見通した運用ができるはずです。
AIを上手く活用できれば1人でもチームのような作業量ができるはず。
次期Apple製品にもChatGPTが標準搭載され、アプリを横断的に利用でき、AIをAIと意識せず利用できる未来が近づいてきました。
新しい技術は使える方が良いので、これからも色々と試していきます。
戦争について調べた話
言葉を選ぶ話題ですが、ドキュメンタリー映画から始まり、戦争について調べていました。
「マリウポリの20日間」
日本では上映映画館が少ないアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門受賞作品。
AP通信の記者が2022年ウクライナ侵攻の標的になった都市マリウポリに滞在し、包囲されていく様を収録した胸が潰れるような作品でした。
映画館のスクリーンで安全な状況とわかっていても、空襲の音には身がすくみますし、絶命する光景を見ていると言葉を失います。
「レーエンデ国物語」
2024年本屋大賞ノミネート作品。ファンタジー×歴史×革命の物語。
1作目は開拓と死生観、2作目はジャンヌダルクのような革命の英雄譚、3作目は2作目を演劇作家の視点で編纂する、展開に引き込まれる作品。
ここにも作品全体を通して国家、民族の対立を背景にしており、考えずにはいられませんでした。
そこからは池上彰さんの書籍を読んだり、AIに歴史上の戦争の背景を問うたり。
調べると人類史上、戦争がない時代はひと時もありません。
歴史的背景、信教、資源、様々な要素が原因になり、衝突は常に世界各地で発生します。
立場が変われば「侵略」とも「解放」とも言い換えられるわけで、どこから始まったのか、どこで終わらせることができるのかは問えない課題のように思えます。
学校では歴史的な事件として覚えていたけれど、時代ごとの点ではなく、土地に対するタイムラインで起こる事象群として捉えなければ、理解も進まない。
一人の人間としてできることは、人を憎まない、自分から憎しみに加担しないこと。
それは言葉選び一つとっても、心がけなければいけないなと思います。
まずは検索結果に表示される「●● 嫌い」「●● 気持ち悪い」と推奨ワードが表示される仕様は変わって欲しいところです。
そんなものを見て、ドーパミンを出すために人生の時間を消費するのは悲しすぎる。
一方で創作における「悪」は役割。
ディズニー映画の悪役の描き方は、理想だと思います。
私は「対立軸」と表現しますが、言い方の違いでしかありません。
そんなこんなで、現在制作中のシナリオはどう着地したものか、考え抜いて答えを出したいところです。
「世界平和」とは世界で一番の難題かもしれませんね。
それでは素敵な1週間をお過ごしください。