【2022年のごあいさつ】これからもビデオゲーセンを成立させるためにどうするか?!

いうまでもないことだが「年収」だよな


元も子もないことをいうと、
あらゆる経費を引いて利益が出ていりゃあゲーセンは生き残る。

それは家賃や暴騰を続ける電気代、社員やバイトのお給料もそうだし、
建設資材の値上がりで今後建て替えですとかになったら
閉店ってことももちろんあろう。
そのぶんの余裕として利益を確保しておくことも叶わないなら、
やっぱりゲーセンは消えていく。


ただ、オヤカタとしては消えていくものだから
仕方ないというのは早計だし無責任と思う。


ゲーセンってゲームをただ置いてあるだけの場所じゃない
ってのがオヤカタの考えなんだ。


ツイッターでこういうことを書いたら、

「ゲーセンはゲームをやる場所だ」
「人と交流することが嫌いな人もいる」

みたいな反論、エアリプみたいなのがあったようだけれど、

それならそれで構わねえ。
ただし、リバースはそういう人に向けてのゲーセンじゃねえってだけだ。

ゲームを置いてあるだけ、
誰とも交流しないで済むゲーセンを楽しんでもらえればと思う。

皮肉でもなんでもなく、そういう環境があることに感謝してほしいね。
従来通りのゲーセンが運営できている奇跡に感謝だよ。


そもそも、ゲーセンってものがいままでのとおりには運営できない、
ずっと不調だといわれ続けている。

同様の事業としてパチンコ屋があるけれど、
あちらは毎週のように新台が出ている。
ムチャクチャ高い(50万円/1台)とかなのに、
それを導入するくらいの体力はあるわけなんだ。

一方でゲーセンはどう?
コロナもあって全然新作が出ない。
ビデオゲームなんてからっきしだ。

じゃあ、いままでのような運営は難しいと考えないと仕方ないよ。

なにか変えないといけないんだ。
だから、オヤカタはリバースを特殊なゲーセンにすることにした。

村の寄合所でもいいし、アーケードゲームの教習所でもいい。
精神修練の道場でも構わない。

いままでのゲーセンとは違う……というか、
いままでのゲーセンもそういう機能を持っていたけど、
さらに特化したゲーセンになろうと思ってさ。


誰にでも開かれたゲーセンという側面と、
VIPというか、本当にゲームを愛し、
隣人(ゲーム仲間)を大切に思う人が集まって、
あれやこれやをやっていく拠点としてリバースを使っていきたいんだ。


いままでのやりかたでダメならば、
それ以外の方法を試すのは悪いことじゃないだろう?


いままでどおり、ゲームを置いておくだけの運営をしろって
いう人もいるんだけど(リバースは人が近すぎるとかで)、
やっぱね、そういう運営はオヤカタには難しいな。

オヤカタは昔からゲーセンにゲームを求めてないから。
ゲームの楽しさが1だとすると、一緒に遊ぶ仲間が7〜8くらい。
究極的にゲームを愛している仲間がいなければ、
どんなにおもしろいゲームがあってもゲーセンには行かないね。

その証拠にオヤカタはリバース以外では一切ゲームをしない。
ゲームがなくても平気な人間だから。
じゃあ、ゲームを舐めてんのかといえば、
そうじゃないことはみんなも知ってのとおり。
スト2だってグレ魔だって上海だって、それなりの腕だろ?

やらなくてもいいだけで、別にスカした態度でやるわけじゃないんだ。
やるとなればそれなりにがんばる性分なんだ。
ゲーム仲間と泣き笑いするのに、ゲームを真剣にやらなきゃいけないなら、
よろこんでそのコストを負担する。

事実そのためにかつては毎月何万円もブチこんできたし、
悔しくてたまらない日もあったし、うれしくて眠れない日もあった。
オヤカタにとってのゲーセンは、
どこまでいっても「遊び場」なんだ。
ゲームがある場所では断じてない。
ゲームがありゃいいってんなら、家庭用で済むからな。


家庭用でゲーセンは終わったって意見に賛同できるのは、
ゲーセンにゲームを求めていた層だろう。
だとしたら、リバースにゃ元から関係ないんだ。

ゲームは付随物って考えがリバースイズムだから。
ゲームから派生する人とのドラマが痺れるし、たまらないんだ。


こういうと、ゲームもせずに溜まっているのがいいことなのか!
とかいう曲解マンが登場するんだけど、
そんなもんオヤカタが許すわけねえだろ!(笑)

出すもんは出してもらうぜ?!


真剣に遊んで、そのうえで本当の友情というか、
時間と場所、経験を共有することで生まれる一体感を味わって
もらいたいなと思うわけだ。

家庭用ではそういう経験、生まれにくいよね。
ネット対戦だと、ゲーセンで対戦できないタイプがいるだろ?
自分が勝てないと機嫌が悪くなるヤツ。
切断とか誹謗中傷とかな。
ゲーセンにもたまに登場するけど、ネットだとより気軽だもんな。

そういうゲームすら好きじゃないヤツ、
自分がきもちよくなりたいだけのヤツってのを弾き出す効果も
リアルなゲーセンにはあると思うのよ。
仲間はずれ製造装置みたいに見えて、
あんまりいい活用法とは思えないけどさ。


ま、そんなのゲームに限らんだろう。
釣りでも釣れないと不貞腐れるヤツ、ボードゲームで暴れるヤツ、
旅行で、車で、職場でも。
探せばどこにでもいるし、
どんな組織も一定程度弾き出す機能を持っている。

全員受け入れろ! っていうとさ、全員が望まない結果になるからな。
望ましいのは全員が等しく受け入れられて、かつ幸せなことだけどね。
十人十色っつー言葉があるけど、全員が十色、好みの色をいったとする。
その平均の色ないし、全員の色の絵の具を混ぜた色を提供すれば、
みんなが等しくハッピーになるかね?

……察してもらえただろうか。


あんまり排他的なのもキライだけどさ、
ゲーセンは繋がる場所だってリバースイズムを真っ向から否定したり、
自分がきもちよくなるために初心者を狩ろうと待ってるヤツとかは
申し訳ないけど、お断りしていく。


ゲーセンが家庭用に勝てるのは唯一、環境だけさ。
人のおもしろさ、繋がりのありがたさといった、
家の範囲ではできっこないこと以外にほぼないもんな。

大型筐体を除けば、ビデオゲームなんて手詰まりだろうよ。

いままでどおりではダメなのさ。
いや、ダメだとオヤカタが勝手に思っているから、
変えていく。

2023年はより強く「リバースイズム」を打ち出すし、
その結果、リバース周辺を遊びの街にしてやるし、
ゲーセンの常識の枠っつーか、柵というかをタニノギム◯ットばりに
蹴り壊してやろうと思う。


こんな天邪鬼の破壊魔でよろしければ、
来年もひとつお付き合いください。

長々と失礼いたしましたぜ。

年の瀬にゆるーく下血がつづくオヤカタより

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