Hollow_Perception 2023/12/01 22:13

今後の活動について/僕がフリゲ制作を辞める理由

フリゲ2023の話

 フリーゲームの投票企画「フリゲ2023」が開催されています。
 今年の投票対象ですが公開時期を問わないということで、当サークル作品は以下のページで公開されている全てが投票対象となりますのでどうぞよろしくお願い致します。
ふりーむ!様:https://freem.ne.jp/brand/7761
ノベルゲームコレクション様:https://novelgame.jp/users/profile/11335

 つまり以下の8タイトルということになります。
HollowSky(ホロウ・スカイ)
Aurora Sky
Acassia∞Reload
Choir::Nobody
ReIn∽Alter
剣閃神姫誅伐伝
対象She-11に関する記録
ある日、天使が楽園から落ちてきた。

セールのご案内

 DLsiteにてセールに参加しており、
 古代和風ファンタジーバトルJRPG『破天鬼姫永羅伝(はてんおにひめながらでん)』
が10%OFFとなっております。
 2月14日 13時59分 までの開催となっているので、これを機会に是非……!

 なお、全年齢版だけでなくR-18版も同様に値引きされていますので、成人しており性的描写への抵抗もない方はそちらをどうぞ。

 作品内容の確認および購入はこちら↓

今後の活動について

 かなり前からツイッターでは度々語っていることですが、本格的なフリーゲーム制作は「HollowSky」を最終作として引退するつもりで居ます。
 というか「HollowSky」は元々そういう意図で作っていた部分があって、内容的にもそれに相応しい豪華なものにしています。
 と言っても、「これまでの水準やそれ以上のゲーム作品を無料で出すことはしないだろう」というだけで、創作活動自体を辞める訳ではありませんし、もし辞める時が来るとしたらそれは恐らく死ぬ時だけでしょう。体調の悪化や環境の変化によっても不可能になるかも知れませんが、結局それは精神的な死を招くので「死ぬ時」には変わりないですね。

僕がフリゲ制作を辞めざるを得ない理由

 まず前提としてご理解いただきたい事情として、僕はいわゆる会社員ではありません。
 それだけなら別に「そうなんだ」で終わる話なのですが、明確な意図があってそういう道を積極的に選んだ訳ではなく、精神的な問題でそうせざるを得なかったのです。

 僕は幼少期から人間不信かつ不安障害のきらいがあったのですが、年月を経て色んな厄介事に直面する度にそれが悪化していき、すっかり社会への適応が困難になってしまいました……まあ学生の頃から「学校」という社会に適応できていませんでしたが。
 故にかなりギリギリの状況で何とか息をしているという感じで、それもいつまで続くか分かりません。
 その為、創作活動は少しでもこの状況を改善出来るものでなければなりません。何分、少ない時間と体力と気力を著しく持っていかれますからね。

 それなのになぜフリゲを出し続けていたのかと言うと、やっぱり単純に反応が貰えて嬉しかったからです。(もちろん知名度が上がれば収益性に繋げやすくなるというのもあります。)
 僕は長年創作活動をしていますが知名度に恵まれず、反応を貰ったことが殆どありませんでした。
 そんな中、気まぐれに制作した「Acassia∞Reload」が、制作コストが低いのにも関わらず異例の高評価を受け、僕はこの界隈に可能性を感じてしまいました。
 それからは「より面白く、より自分らしく、より手の込んだ作品を」と思って制作をしていましたが、労力とクオリティのインフレに反して反応は減るばかりで、界隈に居続けることに将来性を感じなくなっていきました。継続的にコンテスト受賞作を出し続けているところからもっと評価されていいと思うのですが……。
 本当はフリゲを出し続けたいのですが、結局のところ界隈には多様な作品を受け入れる土壌が殆ど残っていないと気付き、「もう続けられないな」と思い始めました。

 そういう訳で、不本意な部分はありつつもゲーム制作は有償をメインにやっていきます。
 そもそも僕は元々R18系の同人作家でして、フリゲを出す前にいわゆる(有料の)エ◯RPGを出していたので、むしろ「元の活動に戻る」という方が適切かも知れません。
 やること(作風)は別にさして変わらないので、これまで応援して下さった方は今後も応援頂ければと思います。

今やっていること/今後もやっていくこと

・ゲーム制作は続けます!
 ただし、これまでの規模感の作品は有償になると思います。
 また収益性の都合から基本的にR18になるかと思います。まあせっかく描けるんだからその技術を使わないと勿体ないですしね。
 
 ただ、僕のRPGは毎回ゲームシステムを一変させている為、通しで遊べるものを一本完成させてみないとプレイ感が掴めないことが多々あります。
 その為、小規模な習作は作るかも知れません。ただ無料配布するかは未定です。
(単体の作品として有償にすることは無いのですが、支援サイトにおける支援者のかた向け配布になるかも……?)

・別名義で小説を連載しております! どうぞよろしくお願い致します!
別名義であることに深い理由はなくて、単にペンネームらしい(=人っぽい)名前が欲しいと思っただけです。
https://ncode.syosetu.com/n8169hk/

・アナログゲーム制作も反響次第では続けます。

余談/作中のメッセージ

「HollowSky」シナリオBのネタバレを含みますのでご注意。



 作品を見れば明らかなように、僕はかなり自らの心情を物語に込めるタイプなのですが、かつて本格的に自死を考えていた時期がありまして(相当な怖がりなので結局実行しなかった訳ですが)、その頃に書いた小説「OmegaSky」はずっと続けていた超長編シリーズ「Skyシリーズ」の完結編となります。
 その結末は「HollowSky」でも言及されていますが、「宇宙は滅んだものの、最後に残った人類が来世を創造し、キャラクター達はそこに転生する」といったものでした。
 これは明確に僕自身の「どうせ終わるならこうであって欲しい」という祈りを込めた「終わり」の物語です。度々話していますが僕は来世利益主義者です。
 この「OmegaSky」に限らず、僕の作品はこれ以上続きが紡げないような(或いは紡ぐのが野暮であるような)エンディングにすることが多いです。

 一方、「HollowSky」は活動に一区切りをつける作品でありつつもエンディングはこれまでの僕の作品と打って変わって、事件の収拾こそついていますが「彼らの物語はこれからも続く」といった締め方になっています。
 ここに僕の心情の変化が表れていまして。
 結局、(不安障害ゆえに)生きることを恐れるような人間には死もどうしようもなく怖いものなのです。
 苦痛でも生きるしかないのです。
 その為、「HollowSky」は苦痛にまみれた人生を今後も生き続けるための希望になるようなお話にしたいと思い、ああなった訳です。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

記事を検索