過去作紹介:『剣閃神姫誅伐伝』
概要
タイトル:『剣閃神姫誅伐伝』(けんせんしんきちゅうばつでん)
種別:Windows向けフリーゲーム
ジャンル:「その一太刀で運命を斬り伏せる、万象切断和風ファンタジーRPG」
(RPGツクール製長編作品/プレイ時間6~9時間程度)
ダウンロードURL:https://www.freem.ne.jp/win/game/22879
本作に関する解説記事:『もぐらゲームス』様
プロモーションビデオ
(BGM:まんぼう特攻隊 様,H/MIX GALLERY 様)
スクリーンショット
ゲームの説明
人と神が協力し、まつろわぬ亜人族「羅刹(らせつ)」と戦った歴史が描かれた神話「天剣(あめのつるぎ)伝説」が信仰されている世界。
もはや地上に神が居なくなった人代で、かの神話を根拠に権威を高めている王権「高雅王権」に仕える武士である主人公――「影時」は、今もなお続く羅刹との戦いの最中、謎の少女「零亞」と出逢います。
その者は、「天剣伝説」において最も多くの羅刹を誅伐し、人々には敬意を持たれ、また羅刹からは恐れられた女神「天剣姫神(あめのつるぎひめのかみ)」に酷似した容姿を有していました。
そんな少女との出逢いをきっかけに始まる、壮大な戦いと愛の物語を描いた和風ファンタジー長編RPGです。
本ゲームは、ライトノベル風の語り口(但し、一部の固有名詞を除いて本作に”カタカナ”は使われていません!)でふんだんにテキストを綴った、ノベルゲーム風のRPGであり、探索の要素は控えめです。また、基本的には一本道で、(バッドエンドを除けば)エンディングに分岐などもありません。
その分、物語に集中することが出来ると言えるでしょう。
本RPGのゲーム的な最大の特徴は、ヒロインであり女主人公とも言える「零亞」が、
「(ボスを含む)あらゆる敵を即死させる技」と「死を斬る(=ゲームオーバーを無効にする)技」を有していることです。
但し、これらは零亞の「寿命」を消費してしまうため、ゲーム全体を通して使用回数に制限があります。(なお、これらを全く使用せずにクリアすることも可能です。)
■その他のゲームシステム紹介
・ほぼ全てのキャラクター固有技には「使用後の待機時間」が無く、使用してもすぐに次の行動が行えるので連続攻撃や連続回復などが可能
・連続で攻撃を当ててヒット数を稼ぐことで技の効果量を上げられる
・武器や装飾品に強化アイテムをセットして性能を引き上げたり汎用スキルを使用可能にする
本作では、主人公である「影時」とプレイヤー自身が、ヒロインに「命を犠牲にさせて敵を倒させるか」の葛藤をしながら物語を進めることになります。
このことが「生きる意味」を問う展開とシンクロし、深い没入感を得られるのではないかと思います。
また、そういった哲学的なテーマ性だけでなく、明るいラブコメや熱いバトルモノとしての側面もあり、起伏とエンターテイメント性に富んだ物語を楽しんで頂けるのかなと思います。
キャラクター紹介
■高嶺影時(たかみね・かげとき)
本作の主人公である武士の青年。
高雅王権に仇なす羅刹に対する敵愾心に燃えており、その殺意は周囲が危うさを覚えるほど。
「剣術馬鹿」と称されるほどに剣術に執心している。優れた剣士を見かける度に練習試合を挑んでいる。
戦いや剣術に専念している分、名高い武家の息子として行うべき「政治」には一切関心を持っておらず、貴族社会から白い目で見られている。
■虚衣零亞(うつろい・れいあ)
ある日、影時が出会った謎の少女。本作のヒロイン。
誰もが知る神話「天剣伝説」の主役「天剣姫神」に酷似している。
まさに伝説の通り、影時すらも驚嘆させるほどに優れた剣術を操るが、どうにも天然な少女であり、剣術以外のことには疎い。
容姿こそ似ているものの、戦闘以外の状況におけるその「ゆるい」振る舞いは、あまり「女神」らしくはない。
■紅月院朱音(こうげついん・あかね)
影時の幼馴染にして婚約者。
丁寧語で話す淑女であり、包容力の塊である少女だが、芯の強さも併せ持つ。
実際のところ、彼女は「お嬢様」と言える地位の持ち主で、王家に魔法の知識を提供する家系の娘である。
即ち、実質的な権力は王家とほぼ同等であり、誰もが羨む彼女との結婚を果たさず、剣術にばかり執心している影時が、貴族社会で疎まれる原因にもなっている。
■佐咲烈華(ささき・れっか)
獣人族の旅人。
飄々とした性格で掴みどころがない。
従者である光司郎に対しては軽薄な態度を取ることが多い一方で、非常に慎重な部分もあり、誰よりも常識的かつ穏健な感性を持っている。
戦いの中で、影時らと共闘することになる。
■神了院光司郎(じんりょういん・こうしろう)
烈華に仕え、共に旅をする武人。
冷静な青年であり、奔放な烈華にはいつも手を焼いている。
しかし、実のところは彼女に対する病的とも言える愛情を抱いており、彼女を否定したり害する者に対しては、羅刹だろうが人間だろうが一切の容赦をしない。
■幾重愛叉(いくえ・あいしゃ)
森に住まう鬼人。
非常に高い武力を持つ一方で、頭はあまり良くない「脳筋」。
他者に対する評価基準が「強さ」しか存在しない。
■イェル・アイナ
影時らの前に何度も立ち塞がる鬼人。
高雅王権と人類を憎んでいる。