おとなも、こどもも、おねーさんも
MOTHER展へ行ってきました。
MOTHERとは何か。
糸井重里監修のRPGである。糸井重里氏は、ジブリ映画のキャッチコピーなどで有名なコピーライターです。『ほぼ日刊イトイ新聞』というウェブサイトも運営しています。
初代MOTHERは、その後の田尻智氏に影響を与え、かのポケットモンスターが生まれたきっかけの一つとも言われている作品です。ファミリーコンピューターの時代です。
MOTHER2はスーパーファミコン。私たちの世代ではこちらのほうがポピュラーかもしれません。どせいさんの奴です。スマブラにも登場してますね。ネスの奴です。
MOTHER3は当初ニンテンドー64で発売されるはずだったのですが、幻の未公開作品となったまま6年の歳月が経ち、ゲームボーイアドバンス版として生まれ変わりました。
MOTHERシリーズの魅力の一つは、糸井重里氏によるその独特な文体です。それによって描かれる世界観です。
さて、その具体例として誰もが上げる代表的な文章を紹介しましょう。
ゲーム内に登場する回復アイテム「サマーズふうパスタ」の説明文がこれ。
「16せいきのサマーズおうサマーズ3せいがこのんだといわれているパスタだ。
とうじのサマーズきゅうでんにはうでにおぼえがあるりょうりにんが
たすうでいりしていた。あるなつのひのこと、サマーズおうのきさき
アンナ・サマーズが「ああ、おいしいパスタがたべたい!」と…。
……………。
………せつめいがながくなりそうなのでけつろんをいおう。
たべるとたいりょくがやく110かいふくする。」
そんな「MOTHERのことば」が収録されたのが本展の目玉商品。買うと「ほぼ日」の手提げ袋を二重にして持たされ(とても重いので破けないようにだと思います)、こんなダンボール箱に梱包されています。
プレゼント風。
箱はあくまで箱なので、と配送時に事故があっても大丈夫なように但し書きがされているのですが、私がそれを見て普通に捨てようとしていると「それを捨てるなんてとんでもない!」と言われたので、紙袋と一緒にとっておくことにしました。
箱を開けると中には函が。
この三冊がセットで入っています(分売不可)。
アンソロと思しきこれは別売り。
買うとおまけでこれをくれました。
どせいさんのぬいぐるみも超ほしかったのですが予算オーバーでしたし、これ以上ぬいぐるみ増やしても仕方ないので泣く泣く我慢しました。
MOTHERの思い出といえば、当時MOTHER On Lineというサイトがあって……というか今もありました。すごい、このサイトもう21年続いてる。管理人もちゃんと生きてる。
それはさておき、MOTHER On Lineというサイトがあって、今から15年くらい前のことになるかと思いますが、そのサイトのチャットルームによく出入りしていたのです。
そしたらチャットメンバーに同じ学校の同級生がいたので、翌朝の教室でオフ会をしました。
そんなことがきっかけで同人の世界に足を踏み入れることとなり、コミケで創作活動をすることとなったのです。
今なお生き続けるMOTHERというコンテンツの持つ力はすごいと思います。