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雨宮しずれ/ダイレンカリア

雨宮しずれ/ダイレンカリア 2021年04月09日 21:07

クラシアンを呼ばなくても水漏れは直せる!

その日はキッチンの水道トラブルから始まりました。
映画『アルビノ』のように。

キッチンのシンクの下から、水道管を伝ってぽたぽたと水が染み出しているのです。
シンク下の収納扉を開けたところにある、あのパイプです。

ひとまずググってみたところ、最もよくある原因はゴムパッキンの経年劣化だそうです。

まずは水道管を外してみました。

お分かりいただけるでしょうか。
直径2cmくらいの穴が一つと、直径5mmから1cmくらいの穴がちょこちょこ開いてます。

私は4.5km離れたホームセンターまで自転車を走らせました。この童貞……あ、間違えました。この道程、勾配が激しく、Google Mapによると海抜54mの高さから海抜97mの高さまで登らなければなりません。道のりの起点から終点まで合計で73m下り、85m上がるようです。もちろん、下り坂の長さが73mというわけではなく、「上下垂直に下る落差が合計で73m分ある」ということです。上り坂もそれと同様。

自転車ではキツイです。もちろん電動自転車ではありません。人力自電車です。
電動自転車どころか原動機付自電車がほしいです。
あ、四輪車はいりません。置く場所ないので。

なんとかホームセンターに辿り着きました。
このお店、電車で行くと5駅下って乗り換えてからまた1駅上らなければならないのです。だから自転車で来たのです。

私は水道用品売り場へ行き、従業員を捕まえました。
「ゴムパッキン? あれは規格とかないんで、穴が開いてれば大体形は合いますよ」
な、なんて適当な奴なんだ……私は仕方なく持参した自宅のゴムパッキンと同じ大きさのパッキンを買って、4.5kmの道のりを引き返しました。

ゴムパッキンを新しいものに取り換えても、水漏れは解決しませんでした。
止むを得ず、私は洗濯機のホースから水漏れが発生したときに応急処置で使っていたホーステープで水道管とシンクの隙間をふさぎました。

それでも、かぶは抜けません。
うんとこしょ。どっこいしょ。

私はとうとう諦めて、管理会社の運営するコールセンターに電話しました。
しかし時節はあいにく年の瀬。即売会なら冬コミ1日目に相当するお日にちでした。
コールセンターは繋がりましたが、業者が来てくれるのは年明けで、一週間待たされることになってしまいます。

私は頭を抱えました。
このままでは流しで洗い物もろくにできない。一切の自炊を封じられたこの自宅。しかも年末。大人しく田舎に帰っておけばよかったのか……

このままでは業者が来る前にこの家は映画『パラサイト』の中盤のように流しから溢れ出る水で沈没してしまいます。

私はもう一度ホームセンターへ自転車を走らせました。
買ってきたのは水中ボンドという名前の2液タイプのパテです。
2液というのは主剤と硬化剤が別々になっているタイプです。主剤に硬化剤を混ぜると固まり始めるので盛りつけるのは時間との勝負ですが、固まれば頑丈です。

私はこのパテで水道管とシンクのあいだをぐるっと360度一周させ、全ての隙間をふさぎました。
流しには大きな穴が開いていたので、驚くことに、下からパテで穴をふさぐと、上のシンクから流しを見たとき下から出てきたパテの頭がこんにちはしてました。

このシンク、もうだめだろ……

無事に新年を迎え、業者のおじさんに来ていただきました。
「奥さん修理お上手ですね。僕はもうなんもすることないですよ」
おじさんは本当に何もせずに帰ろうとしたのであわてて呼び止め、シンクに穴の開いた写真を見せて管理会社に報告するようお願いしました。
「分かりました。シンク取り換えるのは大変なんで、今回は何もしませんが、このことは上に報告します」
おじさんは私のスマホの画面に写った写真を、自分のスマホでまた写真に撮りました。

なんだこの、電子的データを光学的方法で複製するという謎の伝達方法……

というわけでキッチンの水漏れは無事に解決したのでした。おしまい。

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雨宮しずれ/ダイレンカリア

雨宮しずれ/ダイレンカリア 2021年03月26日 21:07

キネマトグラフィカを読んで

高度経済成長期を舞台にした小説が読みたい!
バブル時代を背景にした小説が読みたい!

ラジオか何かで聞いた話では、林真理子がまさにバブル時代の作品をよく書いているらしいですが……
今回は、新宿の紀伊国屋書店へたまたま入った際に上述のコンセプトに合致するハードカバーが複数タイトル見つかったので根こそぎGETした作品のうちの一つがこれです。

本作『キネマトグラフィカ』は、厳密にはバブルが弾けて間もない頃を舞台とする作品です。
そして古き良き映画業界をモデルとしています。主要登場人物のほとんどが営業職なので、おさぼり営業マンの一翼を担うものとして、とても共感する部分があります。

メーカーが代理店を訪問したら、相手はお客さんなのになぜかこちらが接待を受ける。
そんなことが起こりうる業界は今もこの国に存在します。

構成としてはある映画会社にいた同期のメンバーたちが数十年後に同窓会を開き、当時を懐かしみながら回想シーンへ突入し、また現代へ戻ってくるという形です。
その内容は、各メンバーが映画を上映するためのフィルムプリントを日本全国新幹線で乗り継いでリレーするというものです。各々がフィルムプリントを手にするタイミングで視点を担う群像劇です。

テーマは男女雇用機会均等法が施行されて間もない頃の、仕事と結婚を両立しえない女性の宿命を描いたジェンダー論を内包するものでした。

プロットとキャラクターはいくばくか物足りない感はありましたが、背景とテーマはいい感じでした。最後まで楽しく読めました。特に最後らへん。まさか百合エンドとは。

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雨宮しずれ/ダイレンカリア

雨宮しずれ/ダイレンカリア 2021年03月12日 21:07

戦う女の子萌え

昔々、時は遡ること2008年、mixiに「戦う女性、ヒロインが好き。」というコミュニティがありました。
そのコミュのアイコンに使われていたのが、ナウシカでした。

https://mixi.jp/view_community.pl?id=396878

月日は建ち、1000年の時を超え西暦2021年、昨年末の金曜ロードショーの録画があったので、未視聴であった『風の谷のナウシカ』をついに見ることができました。

戦う女の子最高すぎんか?
とはいえ、彼女が近接武器で格闘するシーンはここだけでした。他にも各所で暴れまわるシーンはありましたが。
続きは漫画版のほうで楽しみたいと思います。

キャラクター的にはクシャナのほうがよさそうですが、映画版ではあまり見せ場がなかったので……

あとナウシカが百合とは知りませんでした。
というかこの女の子、このあとどうなったんでしょうか……

セーラームーンやキューティーハニーから続く戦うヒロインものの歴史ですが、ここで一つイチオシのキャラを述べたいと思います。

宮永照。

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