たった1秒で同人誌の頒布数を伸ばす超カンタンな裏ワザ

なぜ、たったこれだけの違いで?

 ブースの前を素通りされるサークルと、足を止めてもらえるサークル。
 その差は、ほんの些細で意外なところに秘密があったのです。

冬コミ頒布数0部の失意

 2010年12月29日、私は初めてのサークル参加にワクワクしていました。

 一番乗りでブースに到着、設営開始。
 10:00になると、拍手でコミケが始まりました。
 しかし、その6時間後……

 時刻は16:00、頒布数ゼロ。
 呆然とする私をよそに、周辺のサークルは次々と引き上げていき、机と椅子も撤去されると、シャッターから翌日のトラックが搬入のために入場します。
 そのトラックがうなるディーゼルエンジンの音を、私は今でも忘れません。

「ここはお前の来る場所じゃない」

 そう言われている気がしました。
 こんなはずじゃなかった。
 この日のために一生懸命準備したのに、一体なぜ?
 何がいけなかったんだろう……
 その答えは、意外なところにあったのです。

頒布数は低空飛行を続ける日々

 この記事を読んでいる方はすでに百もご承知かと思いますが、会場で当日頒布物を手に取ってもらえるかどうかの差は、作品のよしあしではありません。

 一人でも多くの人に作品を手に取ってもらうため、私も試行錯誤しました。
 表紙イラスト、事前の告知、設営の工夫、ペーパーの配布……
 しかし、頒布数は伸び悩みます。

 なぜ? 隣のサークルには切れ目なく人が立ち止まっているのに、私のブースはみんな素通り。
 手に取ってくれさえすれば、もっと多くの人に読んでもらえるのに。

誰でもできる超カンタンなテクニック

 それは、ほんの些細なことでした。
 几帳面で真面目な人ほど、陥っている罠です。

 私はこれに気づくまで長年、間違った方法を取り続けていました。
 もっと早く知っていればよかったのに……!

 この裏ワザにかかるコストは0円。
 特別な機材はいりません。

 時間は1秒。
 長くても数秒でしょう。

 そのたったひと手間が、不条理なほど大きな効果を生み出します。
 知らなきゃ損です。

頒布数0部から、100部以上はけるサークルへ

 あるとき私は、偶然ブースへ来たベテランの作家さんに声をかけました。

「今回、あんまり手応えがなくって……一体何がいけないんでしょうか?」

 勇気を振り絞って尋ねると、親切に教えてくれました。
 以来、私は今でもその裏ワザを使い続けています。
 当時から売り子を手伝ってくれた人たちは、口を揃えて言います。

「やっぱり、こうすると違うね」

 当初は一冊も売れなかった私が、それ以降は一日で100部以上頒布することもありました。
 小説本で、ですよ。
(弊サークルでは小説本しか頒布しておりません)

ブース設営のNG例

 当日の設営で、こんな間違いを犯してませんか?
 もしもこのような頒布物の見せ方をしているなら、今回のコミケでは絶対にやめてください。
 

 その理由を、記事の続きで説明します。

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NG例のモザイクなし画像も、記事の続きでご覧いただけます。

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