ゲーム性の低いゲームこそ大切にしていきたい

オヤカタは当日からだひとつ持っていけば
参加できる系大会こそ大切だと思っていて。


ゲーム性が低いものは万人に受け入れられやすく、
高いものは受け入れられにくいものだよね。

じゃあ、ゲーム性が低いものはつまらんのかといえば
そんなことはなくて、初代カービィはホバリングしてたら
クリア可能だけど楽しい。


マリオ2は難しかったけど楽しい。魔界村は泣きそうだけど。
ゲーム性というのはプレイヤーの知識や技術に
大きく左右されるわけで、
スマホのゲームがこんなに広まっているのも結局は
ゲーム性が低くて万人に受け入れられやすいからなんだな。

リバースでギミック!よりドーナツドードードゥ!が
10倍くらい人気なのは、ゲーム性が「低いから」にほかならない。
それを捕まえて、

「ゲーム性が低いゲームをやってる人間は甘えてる」

なんていってもはじまらないんだって。
そんなこという人、リバースにはいないけどね。
いないけど、ゲーム性の低いものを下に見る空気ってあるでしょ。
オヤカタもそんな偏見を持ったことがないかといえば嘘になるけど、
こういう風潮、ガチを標榜する人たちのなかには少なからず存在するよね。
あんまりよくないことだと思う。

ゲーム性の低さは「武器」なんだ。敢えて低くしているのかもしれない。
その意図を汲んであげてほしいと思う。
ゲーム性を高めるだけが正道じゃない。
そう理解してないと、1ボタン1画面アクションなんてつくらないさ。
開発者は我々プレイヤーよりよほどゲームに詳しいはずなんだから。
承知の上での選択だと思うよ。


で、そんな時代背景があるなかで、
今後ゲーセンがなにをすべきかっていうと、
放っておいてもガチ勢がついているゲーム性が高いゲームにだけ
特化するんじゃなくて、しっかりと低いゲームの紹介や
楽しさを伝える苦労もしていかないとダメだと思うわけなのだ。


だからゲーム性の低いゲームもアッピールしていく。

繰り返しになるけど、ゲーム性が低けりゃつまらんってことじゃないからね。


ゲーム性が低いのに深いゲームはたくさんある。
リバースだと上海やビッグトーナメントゴルフ、パズルボブルなどだ。
ほかのゲーセンだとテトリスやコラムスとかもあるかもしれない。


単純明快、だけど奥が深い。

お米のような食べ飽きなさ。
単体では「大したことないな」と侮られるけれど、
なくてはならないようなゲーム。

そういうゲームをたくさん紹介していければと思う。

ゲーセンはコアなゲームだけが置いてあって、
それを徹底的にやりこんでいる人間以外行っちゃいけない。
そんな空気にだけはしたくない。
だけど、いまの時代、そんな認識になりつつあると思う。

これが常態化してしまうと、新規は敬遠するし、
はじめから選択肢に入らなくなっちゃう。

それはつまり、ゲーセンの消滅、タイトルの続編の消滅、
ゲーム市場の縮小にもなるだろうからさ。


リバースは耳垢ほどの価値もないかもしれないけれど、
目の前の収益を追いかけて近視眼的にならないように、
未来のための努力を続けていくつもりだ。
それが将来、ガチ、コアなゲーマーにとってもプラスになると信じているからね。

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