ニル 2020/08/16 11:18

MZサンプルゲームを二つ プレイしました

ルイーゼと秘密の地下室

神無月サスケ さん 作

珍しい世界観のお話。ストーリーは割と面白かったです。
装備強化システムがありましたが、最終的には持っている物が全て最高レベルになっていました。一部高すぎて買えない装備はありましたが、それ無しでもクリア後ダンジョンのボスを倒せたので別に良いかな? みたいな。

やりこみ要素として何ターンで討伐できるか。というのはありましたが、
キャラカスタマイズの組み合わせがそう多くないので、一週で満足しました。

事前情報の通り、おまかせコマンドがめちゃくちゃ有能であり、
ほぼ全ての戦闘がおまかせで倒せるレベルでした。

フル強化済ませていると、
相手の攻撃は大して強くないがタフで時間がかかるという状況になっており、
余り考える事も無いので余計に”おまかせ”に任せるというのを助長していた気もします。

というか、実時間でもゲーム時間でもロスが無くて、
概ねベターな選択をしてくれるのであれば、自分が最適解を選ぶ間の時間ロスと天秤に掛けても”おまかせ”でいいんじゃね? みたいなところがあり、
律儀にコマンド選んでいたプレイヤーって2割満たない位なんじゃ?
……って思うくらいでした。

ただ一つ思ったのは、ルイーゼとロッテの出会いの辺りが、
これストーリー飛んでいるのでは? と思うくらい描写や前振りが少なく、
その辺りでちょっと置いてけぼりになった位でしょうか。

いや、関係性は分かったんですけど、随分あっさりしてるなぁ……みたいな。
あの辺り結構重要な話じゃないかと思ったんですけど。



Souls Lore

道楽 さん 作


どことなくSFC時代を思い出す無口主人公が、
言葉の代わりに吹き出しやくるくる回ったりジャンプして感情表現をしており、
喋ってないのに表情豊かだなぁと感じる辺り、その辺りは上手だったと思います。

ストーリーは……普通でしょうか。感情を大きく動かされる事も無かったですが、
先を進める意欲にはちゃんとなる。及第点であることだって難しいのですから、
十分かと思います。

とはいえ、感情移入し辛いのは短編故の宿命と言えるかもしれませんし、
そもそも、俺はドラクエやFFでも感情を揺さぶられたりすることが殆ど無いので、
感受性の低い人間だともと思います。


システムはクラスを選んでスキルを取得していくもので、それ自体に面白さはあったものの、ランダムエンカウントで遭遇率が非常に高く、逃走率は低め。
加えて雑魚がタフで、クラスレベルもそれ相応に上がりにくい。

戦闘が面倒で避けたい場面は多々ありましたが、逃走に信用が置けない為、
面倒だけど戦うという、プレイヤーとしてはあまり良い状態ではない感じになっていたかなと思います。


こういうのを実際プレイすると、
エンカウント率の調整とかもよく考えなきゃいけないよなぁと思いました。

恐らくエンカウント率が低かったら一時間半~二時間とかで終わるレベルのストーリーだと思うんですよ。
恐らく作者の方も、エンカウント率とこの辺りの問題を自覚していたものの、
サンプルプロジェクトとして配布する関係上、プレイ時間を4~6時間にしてほしい。
みたいな要望が、KADOKAWAなりからあり、やむを得ずあのエンカウント率になったんじゃないかなぁ、って思ったりします。

ボス戦はどれも中々強敵であり、歯ごたえを感じました。
ボスはこれくらい強くていいと俺も思います。

少なくとも発売後にすぐプラグインとしてジョブシステム変更が使えるだろうという事は、嬉しい部分ではないでしょうか。

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