閑談茶房 2022/02/04 08:38

立ち食いそば その五(その他エトセトラ)

さて、連載の忙しさで全然記事を書けていなかったのではありますが、今更ながらですが思い出したかの様に描いてみようと思います。

去年の12月前半、知り合いに誘われて長野へ日帰り旅行していました。何か美味しいものでも食べに行こうと。私が同人誌「そばがある」を描いている事も知っているので蕎麦を食べに行こうという事に。
そこで要らぬ事を思いついてしまった私。「軽井沢に行きたいです、立ち食いそばが食べたいです」と。立ち食いそばについて調べていたら発祥が軽井沢との情報があり、いつか食べたいと思っていた私。こんな機会はまたと無い!と。
ただ冷静に考えると、折角首都圏から遠くまで出向くというのに、わざわざ500円もしない一杯を食べる為に貴重な時間を割くのかと。とんでもねえワガママですが聞いて貰えて仕舞ったので行きました。


軽井沢駅3階に上がり、何か思ったよりもスタイリッシュな見掛けにナンテコッタと思いながら、やっぱり山に来たのなら山菜だ!、という事で山菜そば430円を頼む事に。
店内から調理場は覗けるので見てると、麺は一食ずつ袋詰めされたものを注文毎に茹でるスタイルの様。しっかり茹でてるので生麺なんだなと思う。

麺はしっかりした歯応えで美味しい。汁は割と強めな味に感じる。山菜も風味がちゃんと残っている…ただ山の中で食べるものとするともう一つパンチが欲しいと思って仕舞う。
私の父方の親戚が富山の山奥、最近知られる様になった来た五箇山と言う地域の近くに居て、子供の頃に恐ろしく旨い山菜をこれでもかと食わされている手前、山菜に限っては滅茶苦茶煩くなって仕舞っていて。どうしてもその味を体が求めて仕舞うのである。
笹竹が入っているのは有り難い、山ウドが入っていたら最高なんだけど…そこまでやるとこの値段じゃ立ち食いでの提供は難しいだろうなぁ。そんな事を思いながら完食。

流石に折角の長野の昼に立ち食いそば一杯じゃ満足いかないとの事で。


道すがら見つけた「霧下そば 地粉や」さんに立ち寄り、くるみそばを頂きました。くるみだれが濃!こりゃすげえ。ちょっと驚きました。随分瑞々しいそばを頂きました。

その後松本城を見学に行き、帰りの道すがら夕食に立ち寄った「八ヶ岳小僧 」というお店にてジビエを食べる事に。
ジビエ自体は秩父にてよく食べるので抵抗も無かったのですが、此処は焼肉スタイルだという事で。それは初体験だったので興味津々。


友人二人は鹿・猪・熊を食べられる定食を、私はアナグマの定食を頼む事に。ジビエ初心者注文不可と書かれると頼まざるを得ないじゃあ無いか。

でーん。中々豪快な見た目。濃い若干赤紫に感じる肉。というか椎茸がデカい。直径10㎝くらい無いか?肉よりインパクトが有るんだが。
しかしジビエはこれまで基本鍋で食べる事が多かった。味噌仕立てで臭さを若干でも消す意味もあったんじゃないかと思う。さて焼肉だとダイレクトに風味を感じる事になるが…如何なる事に?

パク。…ん?臭くない?いや臭さはあるものの、そこまで臭いと感じる訳では無い。普通に旨いんだが?変わった風味である事には間違いないのだけど、熊程のインパクトって感じでも無い。幾分マイルド。
友人もアナグマに興味を惹かれていたので、各々熊と猪とで交換する事に。熊肉を焼いてパク。…やっぱ旨ェなぁ。熊肉が臭いと言うけれど、個人的には牛の肉だって臭いの感じる為、熊肉の方がしっくりくる。やっぱりおかしいのかなぁ?
友人の方を見ると熊もアナグマも臭がっていた。やっぱり私はおかしいらしい。

そんなこんなで帰ってきた今回の長野日帰り旅行なのでした。すっと家でじっとしてる作業なので良い息抜きになりました。

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