【悲報】ETCカードを挿さずに料金所に進入し、無事死亡

ある日の仕事帰りの夜、間もなく料金所が現れる頃でした。高速道路への入り口です。

ポーン。
「ETCカードが挿入されていません」
「料金は650円です」

絶望でした。
料金所は前方500メートル。
決死の覚悟で路肩に停車すればETCカードを入れることもできたかもしれません。
でも右側車線にいた私は一般車レーンへ移るだけで精一杯でした。

650円。

ETCカードを入れ忘れていたのだから現金で払えば済むことです。問題はその後の精算です。
ETCカードで決済していればよほど目をつけられない限り文句を言われることはありません。
しかし現金精算するとなれば上長の決裁が必要です。

就業後の帰り道。言えばハンコはもらえるでしょう。
しかしこんなポカミスでわざわざ精算手続きするにしては、いささか格好のつかない事情です。

私は以前、取引先の人の車に同乗中、不案内のために駐車料金のかかる駐車場へ停めさせてしまったことを思い出しました。ちゃんと落ち着いて調べて案内すればお金をかけずに車を停められるはずだったのです。先方の方はこれじゃ駐車料金は自腹になるとのことだったので、全額私が出しました。

400円。

持ち帰って自社で精算しようと思ったのですが、やはり今回と同様に上記のことを考えて精算はしないでおいたのです。どうせお互い自腹になってしまうのなら、二人で割り勘すればよかったのです。かっこつける必要なんてありませんでした。

私はサービスエリアに車を停め、ETCカードを取り出します。そしてこのような場合どのような方法が取れるか検索しました。あまりめぼしい情報は出てきません。

このままでは自腹です。元はといえば自分のミスが原因とはいえ、650円の重みが私の両肩にずしりとのしかかりました。

サブスクは全て解約、通信プランは見直し、スマホ故障の保険も解約、光熱費を節約しながら、三食もやしと納豆を食べ、生命保険を解約し、賃貸も引き払った私です。
650円の損失を負い、今月どうやって暮らしていこう……

出口の料金所へ向かいながら、私は一縷の望みを託します。

(頼む、ETCカードで精算してくれ……!)

一般車レーンで、入場時のチケットとともにETCカードを差し出しました。

「はい、ETCカードでお支払いですねー。OKですよー」

えっ???
できるんかーい!!!
Google先生教えてくれよー!!!!!

こうして高速道路利用料金自腹の危機を回避することができました。
もう今後有料道路は使いません。
っていうか料金所の直前で言われても遅いわ。エンジンかけたときに言ってほしい。
いや、たぶん言ってたんだろうけど。

ちなみに入り口でETCカード装着していなかったので利用料金は現金決済時の金額になります。そこは普通に損します(今回は自腹回避できたからよかったけど)。皆さんも気をつけましょう。

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