やかろ 2022/12/16 00:15

あるプラグインでここまでできる!!-ゲーム内演出の作り方-

この記事は、ツクールアドベントカレンダー2022 16日目の記事になります。
※こちらの記事はフォローしなくても全文読めるので、気になった方はぜひ見ていってください。

真面目に記事書くことないので、誤字・脱字・日本語の下手さは暖かくスルーしてください。

はじめに

何故この記事の内容を書こうと思ったのかを説明させていただきたいと思います。

凝った演出を作るとなるとツクール単体の機能だけでは難しくなってきます。そしてオリジナルを出すとなるとさらに複雑なプラグインが必要になっていきます。プラグイン(プログラミング)は自分には難しすぎる。なら、公開されているプラグインを使って可能な限り凝った演出をしてやる!!そしてそれを同じ悩みを抱えているツクラーに伝えたいと思い、この記事を書かせていただきました。

注意

この記事はプログラミング技術はないけれど、凝ったゲームを作りたい方に向けて書きました。そのため、イベントがかなり長いものになったり、そちらの技術を持った方から見たら「うわぁ」という感想がでてくるかもしれません。(実際にそうでした笑)これは技術がないものが必死にゲーム制作に抗った記事になります。

使用プラグイン

使用 プラグイン :「ピクチャのボタン化 - PictureCallCommon.js」
プラグイン制作者:トリアコンタン

こちらのプラグインは簡単に説明すると「画像(ピクチャ)」「クリックするとイベントが発生させる」プラグインになります。それ以外にも機能はありますが、ここでは主に画像をクリックさせて、というイベントづくりを紹介させていただきます。ちなみにツクール単体の機能では画像をクリックしても何も反応しません。

プラグインを使用したゲーム

先月「ツノウサギの家」にて公開した「ウワガキアイ」というゲームになります。ゲームの内容はよくある探索ゲームなのですが、システムは画面上に表示されている「コマンド」にある様々な機能を使って物語を進めていくゲームになっています。そのコマンドの機能については上記に書かれているトリアコンタン様の「ピクチャのボタン化」のプラグインのみを使用しております。


もちろんウワガキアイには、これ以外にも様々なプラグインが使用されていますが、今回はコマンドシステムを重点的に紹介させていただきます。

このゲームでは「memoryを押せばセーブ画面」「itemを押せばアイテム画面」「Actionを押せば特殊なイベントの実行」「歯車マークでオプションを開く」ができるようになっています。

メッセージ中のイベントの割り込み・反撃システム

イメージしやすいのが「ダンガンロンパ」や「逆転裁判」だと思います。

反論システムの作り方

「コマンドを押す」
あらかじめピクチャ(画像)にプラグインにて設定しておきます。それによりクリックによるイベントの発生を生み出します。


今回使用する画像はこのActionボタン、ピクチャ番号が14番なので14と指定、押されたらコモンイベント5が発生するようになっています。

「反論(イベントの割り込み)」
画像を押すことによりスイッチまたはコモンイベントが発生します。


抵抗ONスイッチがOFFの時に画像を押した時
抵抗ONというスイッチが、記事で言う「反論」になります。スイッチが押されていない状態でおした場合はSEがなり抵抗スイッチがON(反論)されActionボタンに被せるように作った光の画像が常に光るように設定しています。

抵抗スイッチ(反論)がONの時に画像を押した時
逆に抵抗スイッチ(反論)がON状態で押された場合は抵抗スイッチ(反論)スイッチがOFFになるように設定しました。こちらは最後まで反論しよっかな、やめようかなと選べるように作っています。


動画を見ていただけるとわかるように反論されていない時はピコンピコン音を鳴らしながらActionボタンが光っていたと思います。


このようにイベントの発生時かつ抵抗ボタン(反論)スイッチがOFFの状態で発生するイベントをマップ上に作ります。並列イベントの場合、スイッチがONになり、ページが切り替わらない限りはこのイベントを繰り返し行うので、それを利用しピコンピコン、ぴかぴかさせています。

「反論成功or失敗(イベントの結果、どうなったのか)」
会話の後に分岐条件を作ります。スイッチが押されている(反論)されていればこのイベント、押されていなければ(反論なし)このイベントが、という感じでイベントを作ります。


そして最後に一定の会話後、押されている時(反論スイッチがON)にどうだったか、押されていない時(反論スイッチがOFF)にどうだったかのイベントを作ります。この場合、失敗すると「頭が痛い」と主人公が話すようになります。

回想モードシステム

見ていただくのが早いと思うのでどうぞっ

通常状態では「メモリー」はセーブの機能をしていますが「Action」ボタンを押すとこのゲームでは「回想モード」になり「memory」もセーブ機能から判定(イベント発生するかどうかの)機能に変化しています。ぱっとみて、超オリジナルなプラグイン使われてそうなのですが、こちらもピクチャボタン化のみを使用しています。※背景の雰囲気はフィルタープラグイン、セーブ画面は他プラグインで改造しています。

回想モードの作り方

画像(Actionボタン)をクリック


上側にある「〇〇無効」スイッチはピクチャボタン化プラグインには、スイッチがONの時にこの画像を押しても反応しないようにする、という機能がありますので、使わない画像のイベントを一度切っています。その後Actionボタンの光を常に光らせるようにしてから、お好みのSEを鳴らして・・・・・・画像で背景がみえないように暗転させて・・・・・・・・・。

お好みのフィルターを背景にかけて回想モードという名前のスイッチをONにした後に暗転の画像を解除すると、押したらいい感じの音が鳴って一瞬光って雰囲気が変わってイベント(特殊なイベント状態)に入れる。という感じになっています。とりあえずこのコモンイベントは!!イベントが長すぎて一枚じゃ収まらなかった事件。

回想モード中のみ変わるmemoryのイベント
事前にmemoryの画像にもプラグインにて設定しておきます。この画像を押すとコモンイベント3が動くようになります。


コモンイベント3では回想モード中の時とそれ以外の時でイベントを分けます。もちろん回想モードじゃない時はただのセーブです。

またこのゲームでの回想モードは「一定の位置」にいた場合、過去の記憶が読み取れるおちうイベントになります。その為それ以外のところでは「ザザザ」とノイズが流れ失敗し、その場所にいたら成功という感じのイベントになります。判定に関しては床にプレイヤーが接触したらONになる「位置判定スイッチ」を作ります。


このコモンイベントは回想モードのスイッチが入っており、なおかつ、位置判定のスイッチがONの時のみ「回想開始」というスイッチがオンになるように作られています。

イベントにつきましては皆さんがいれたいイベントを作ればいいかなって思っています。ちなみにですが登場人物がぶわぁってでてくるあの演出もプラグインではありません。マスクって機能がツクールに入ってるみたいなのでそちらを使いましたが、あれは癖があるので、問題が起きた時に対処できる人がいなければできれば使わないほうがいい。(私は苦戦した)


位置判定がOFFの時は上のコモンイベントでは失敗光って書いてあるスイッチを入れています。単にノイズ音がなり、赤く光るように画像をかさねただけのイベントです。

最後にActionを押すと、回想モード移行時にONにしたスイッチ達をOFFにして、元の通常探索モードに変化します。私の場合は回想モード中に移動したらバグが起きそうと思ったので、回想モード中のみはドアを使った場所移動ができないようにスイッチで制限しています。

最後に

いかがだったでしょうか?プログラミング技術がなくても、それっぽいイベントは自力で作れたりしちゃいます!!技術がなくて諦めてる人も、ぜひぜひ挑戦してみてください!!

代償

ちなみになのですが、もちろんイベントをつめつめで作ったせいで、超長文になっています。画像でのせたコモンイベントはそんなに?って感じだったかもしれませんが、一定のイベント進行状態で変わる、という感じに作っていくと本当にスクロールバーがmmサイズになるぐらい長い文章になるので根気が必要となります!!意外にできるじゃんってなって必死に作っていたら・・・・・・・・・。


この画像はコモンイベントの中身をソフトで開いたものになります。コモンイベント2も似たような画像によるイベントなのですが・・・・・・。赤枠のところがコモンイベント2になります、ただ画像に入らないのでまだまだ下に続いています。

「こうなる前に、いってよ」

ツノウサギの家のプログラマーからいわれるようになった言葉でした。

15日目の記事はツノウサギの家、プラグラマ―の白金隅さんが作ったプラグインについて紹介しています、ぜひのぞいてみてね!

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