Huyumi 2023/08/02 10:43

ルシアの夢想、未実装テキスト

・まえがき

 ル想の、未実装フレーバーテキストを公開します。
 今更感が強いですが、当時今後も数字が伸びないだろうと見通し、まぁ需要無いし今までのように公開せずさっさと次に行こうと、リリースした作品や手元に書き出した物にえらく興味がないわたしは没テキストを公開するという選択肢をさっさと忘れました。

 何故今更公開することになったかというと、Ci-enの記事更新が滞っている現状に、テキストを読み返してみたら自分でもいいと思う個所が多く、そういえば作品と関連付けないフレーバー単体でも需要自体はあるのかなと思い立った次第。
 AIイラストのヘッダーを用意して気持ち良く記事更新出来る段階までもうちょっと時間を稼げこの記事。
 内容が即していればル想のイラストヘッダーで記事更新するの負い目無いですしね。

 簡単な告知になりますが、9/11辺りにル想の値段を440円辺りに下げる予定です。
 既に倍以上の価格帯で購入してくれた方には申し訳無いですが、次回作をどこまで値段下げられるかなと色々と考えていた結果、収入を期待してもなるべく価格を抑え、新規ファンの獲得や、Ci-enでの収入を増やした方が良い――ならル想の価格も下げるべきだなと。
 今更値段下げたところで何かしらの影響が出るとは思えず、まぁそもそもお金稼ぎにはあまり意識を向けていないんですが、少しでも出来ることは重ねた方がいいかなと。

 改めて初動に支えてくれた皆様にはありがとう&ごめんなさい。
 ちょっとでもいい感じに回して、ちょっとでもいい感じの次回作を出して行って還元出来たらなと思います。


 前書きもこの辺で以下フレーバーテキストです。
 例によって未実装だったので作者の解釈とは受け取らず適当に楽しんでもらえればなと。
 わたしも今回見返すにあたって薄文字で適当に茶々入れて楽しもうと思います。
 6000字ぐらいあります。ネタバレも注意!


・ほんぶん

魔王という化物を殺せるのは、それ以上の化物でしか在り得ない。
でも心まで化物になる必要は何処にも無いから。
そうなってしまうと、あまりにも報われ無さ過ぎるから。
どうか、主様。


これが私の、罪の証。


英雄と言う名の、罪の形。


誰かが罪を覚えていなければ、咎人が裁かれることは無いから。
だから私は、全滅を避け続けた。
執行者の名は英雄。いつか、会いに来て。


私は悪、あなたは正義。
認めよう。そして、裁けるのならば、裁いて見せよ。


ただ人より好奇心が強かっただけ。罪悪感が少なかっただけ。
戦うのが上手かっただけ。魔法を扱えただけ。
それぞれの一番は他に居たけれど、これらを総合的に持っているのは他に居なかったから。
そうして、魔王は生まれました。


憎悪が何かを生み出せることを知るのなら、愛情が何かを失わせることに気づくべきだった。


害されるのは概ね善人だが、魔王の前では全ての人が善人であった。


私が本当に怖い物は、きっと――


強さは強さを惹きつけると思った。
強大な魔王には、強力な勇者が。
強い悲劇には、強い救済が。
それが私が世界を滅ぼしかけた理由。
悲願が叶うより前に世界が滅びそうだったのでやめたけれど。


手を差し伸べて欲しいと焦がれなければ、手を差し伸べることは出来ないのだろうか。


長い長い眠りの果てに、魔王は再び現世へ目覚めました。


あなたが本当にすべきだったのは、全ての人の幸せを願うことではなく、自らの味方の幸福を掴み取ることでしたよ。
 /今回大部分のフレーバーがルシアちゃんの物です。ここは想貫未遂さんから。
 ……想貫未遂ってめっちゃ語呂が良い造語じゃない?


人型の生き物ほど狩りやすい敵は居ないと私は思います。
だって、自身と特徴が変わらないですから。
良いところも、悪いところも。


・愛子殺しのパラドックス
私はあの人を殺せない。
ルシアは主様を殺せない。
殺してしまえば、今ここに居るルシアは消えてしまうから。
魔王じゃない私に、縋りついているのだ。


夢を見るには、その光は強過ぎた。
故に世界が滅びたのだ。


地獄という夢には、祈りが道を繋げていた。


叶わぬ理想に手を伸ばした。その過程でたくさんの物が朽ちていった。


善性が欠けていたわけじゃない。
自責よりも好奇心は強く、自罰に心は揺らげど折れることは無く。
そうして傾いた天秤が勝ち続けた故に、少女は全てに勝利したのだ。


始まると同時に全ては終わっていた。
成長する必要など無い。
何かを救う必要も無い。
ただこれは、物語が終わった後に何かを証明する、そんな御伽噺の残り香。


限りある自由が与えられた時、これぐらいなら無ければ良かったと運命を嘆いた。


憎しみ無くして振るわれる凶刃が、どれほど不条理な物であったか。


・卵
英雄って、魔王って、私って――なに?


諦めるのはいつだって出来る。
だから、もう少しだけ体が動く。


凶行の自責に潰れてしまうのであればそれで良かった。
それできっと、悲劇は終わりになったのだから。
でもそうはならなかったから。
痛みへの耐性、飛び抜けた強さとは、狂気で孤独なのだと知った。


苦しいことには慣れていたけれど、初めて求めた幸福が手に入ったような気がして、私の中の強さは欠けてしまった。


あの日、魔王を殺す英雄になって欲しいというお願いを覚えていますか。
今でも私は、それを願い続けています。


あなたの痛みは、あなたの物。


この痛みは誰にも渡さない。


この傷さえ癒えてしまえば、何も残らないじゃない。


生命依存症。


魔王は己の欲求のため、自らが主導で人を殺めた場合、簡単な物ですが墓を作りました。
ただその死人が二桁を超えはじめたり、(当人が種を蒔いたとはいえその場では)受動的に戦闘が始まった場合は作らないことも多かったです。
魔王の良心なんてそのようなものです。


親の呪いなど関係無く、子は産まれ、育ちゆく。


自らの生の意味は、自らが決める。


・英雄
最も古く、確かな、祈りと呪い。


・英雄の芽
最も古き、祈りと呪いの証。
/とあるエロゲのパロです。
大体ただのパクリって言われないように+αするようにしてます。たまに意図してそのまま出すけど。


あなたの殺意すら受け止められずに、私は愛しているだなんて想いたくない。


赦して欲しいだなんて思いません。
私があなたを許せたのなら、もう他には必要無い。
/なんか毎回自罰的なキャラいない?
わたし自身そんな性質減って来たんだけど、まだ作品には出るわ。
あ、次回作もいっぱい居る予定です。6/9キャラぐらい……ひでぇな。


詠いましょう。
悲しい時に、嬉しい時に、怒った時に、生まれた時に。


きっと私の方が先に死んでしまうけれど、それを喜ばしいと思うのはあなたの死を見なくて済むからなのでしょうか。


その温もりが、視線が、鼓動が。
私を狂わせる。


気づいたら変わっていることなんて少なくて。
変わりたいと願ったら、変わっていることに気づくことが多かったです。


夢に手を伸ばせば、届きますよ。


鮮やかな痛み。


褪せた幸福


・永劫 
ラテン語でaeon
AIon
AiOn
/これ何かなって思ったけど、スペルをローマ字読みにして、AI(愛)か、AとOを強調して(love on)みたいなニュアンスにしようとしたんだと思います。


導なき道
標なき道
 シルベナキミチ


力の拮抗する剣戟は、舞踏と変わりないんですよ。
主様、愉しいですか?


祈りと呪いを背負いて、いま、歩きだす。

祈りと呪いを背負いて、産声を咆える。


魔王に抗うその姿は、きっと彼女に、よく似ていた。


諦めなければ、届いたでしょうに。
本当に、惜しい方。


答えなんて世界のどこにもないよ。
でもあなたが認めればどこにでもある。
世界の、どこにでも。


そこに、正義はありましたか?


私にとってはただの信仰だったと思います。
ただ、神を引きずり下ろすための。
/神殺しの神話 かっこいい


私はいつも、自分が死ぬ時ばかりのことを考える。
自分が死んだ後のことなんて考えたこともない。


望んでも届かぬから幻想と呼ばれるのですが。
……そんなことはなかったんだなぁと、私はここで思います。


絶望は燃えますよ。
飛び切り高く、黒い炎で。


長生きなんてするものじゃないと思いますよ。
……したく、なかった。


望まれる限り、傍に居たい。


勝った方が正義だなんて、そんなの間違っているから。


慈悲の心はありますよ。
それが結果を残したことは、無かったと思いますが。


慣れも依存もしたくはない、甘く優しい夢のような日々。


空が青く綺麗ですね。
――かつて、青くはなかったと言ったら信じますか?
えぇ、冗談です。まるで嘘みたいな、お話。


あなたが私を満たす度、私は自らの虚ろに嘆く。


私が死ぬ時は、目を開き、堪えられない苦痛で満ちて。
眠るように死ぬなんて、本当に嫌だから。


痛みの先に、何が見えますか?


憎しみの連鎖がいつか束なる矢となって、悪を穿つと願っていた。


背負う物によって強くなる人もいれば、守る物が無い方が強くなれる人も居る。
どちらも私は好ましいと思いますよ。その強さを引き出すお手伝いをしてあげたいほどに。


どうか、どうか――どうか、悪を滅ぼして。
勝者が正義と謳うのなら、正義は負けてはならないのなら。
世界よ、神よ……涙よ、憎しみよ――救ってください。
/これ何を救うか主語無いの神ですね。最近調子乗ってます、そのまま酔ってけ。


私が本当に望んでいたのは、正しさの遂行なのかな。


偽悪も、必要悪も。
正義よりも遠く遠くに感じてしまう。


罪の味はいつだってにがく苦しい物だった。
それでも正義の甘味を期待して辞めることが出来なかった。


二百年ぶりに目を開けた。
夜明けが目の前に広がっていた。


確かな物なんて、今まで一つも無かったですよ。


こんなものが正しさ/答えで、いいはずなんてない。


恋に魔王は殺された
彼女が愛を知っていたら、世界は殺されなかった。


・審判
それがあなたの選択ならば。


ただ私は私を遂げたかっただけ。
それだけで多くの人が不幸になってしまった。


誰か助けて、助けて、助けて。
それは武器を振りながら言う言葉では無いから、ただ胸の中を反芻するだけ。


王が求むは玉座にあらず、ただその簒奪だけを望んでいた。


あまりにも強いその光が、世界と少女を狂わせた。


戸惑い迷う自分の心に、いつか向き合う機会が訪れてほしい。
そんなこと、一体私は誰に祈ることを許されるのでしょうか。


また一つ、楔を穿つ。

重ねて一つ、楔を穿つ。


あなたの愛に、殺されたい。


終わりと共に、明日を駆けよう。


守りたかった物が無かったから、私は悪だったのかな。
――なんて、甘すぎる傲慢。


冷酷で在れ、冷血で無かれ。


私は謳う。英雄の素晴らしさを。
私は謳う。魔王の醜悪さを。
――どうして、そうなっていたのだろう。
きっかけがあったはずなのだけれど、今はもう思い出せず、
ただ残り火が、痛く燻り、燭台を求め続けるだけ。


春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来て。
それが何年も繰り返されて、何十何百も重なって。
それでも英雄は現れなかった。


主様がそうであったように、私には私の空があったのだろう。
だからお前も、自分の空を探せ。
自らが翼を広げて、悠々と飛び出せるような空を。
お前なら、出来るだろうさ。信じているぞ。


"本物"を前にした時にこそ、人の真価が図られます。
諦めるのか、目指すのか、また別を探すのか。
主様はどうなされるのでしょう。


あなたの正義に、私は居ないだろうけれど。


誰もが忘れても、私の罪は消えません。
自分自身がその咎を、ずっと見てきたから。


誰かを守る喜びを知ったのなら。
誰かの上に立つ快感を知ったのなら。
私の力は、きっとたくさんの人を幸せにしたのでしょう。
でも、私にとっての"誰か"は。
いつも私に害を成そうとするか、そうして苦しんでいる間に遠くで見ていたり、困難を知らず後から同情する人ばかりだったんです。


ウサギは好きですよ。
愛らしく、柔らかく、美味しく――弱い生き物。
強く成れないとわかっているもの。
愛する他に見えない存在。


地獄の底に花は咲く。
けれど地獄を生み出したのなら、きっとその花に価値は何もない。


選んで殺めるのが――生かす人間を選ぶのが英雄的行為であるというのなら。
私はそれを認めることが出来ない。
自分が英雄の区分に入ることなんて認められない。
/8/25日 アーマードコア新作発売!!!!


人は変われる。
私は変われませんでした。
だから魔王と呼ばれたんでしょうね。


強さとは、どれだけ人間性を削れたのかの証明である。


捧げた人間性の数だけ、強くなれる。
化物に、近づいていく。


迷わないのは強いのでしょうか。
私には、ただ全ての可能性から目を背けているようにしか思えなくて。
だから私を。私は――。


勝者が正義を語る――そんなの、認めない。
まだ世界は負けていない、魔王は未だ勝っていない。
魔王は悪だから、正義が勝つのだから。
どうか、どうか――どうか。


死を克服した数だけ、人は強くなれます。


戦いの先にある平和、それはなんて優しい苦痛なのでしょうか。


知らないは楽しく、恐ろしく、悲しく。
怒りだけが、そこにはなかった。


欲望を、愛してください。
強くなりたい、正義を果たしたい、幸せになりたい。
奪い取らない限り、欲は人を幸福に至らせます。
――。
私はそんな生き方に、ある程度の後悔を抱いていますが。
それでも、加減を見誤らなければ、悪いことだなんてない。決して。


きっと誰もが平和を望んでいた。魔王でさえも。


怒りと嘘は、何かを守る時にしか出ないそうですね。
守護とは、必ずしも良い事では無いのかもしれません。


祈るだけならばタダですが、それを叶えるのであれば相応の、いえ、途方もない対価が必要なのだなと、魔王が教えてくれました。
……想いを一途な物にする。それ以外の何者でもないのに、どうしてでしょうね。


もしも、英雄であるあなたが殺されたのなら。
……きっと、私は殺してくれとその相手に乞うのでしょう。
復讐するわけでもなく、絶望するわけでもなく、ただ私達よりも強かった敵に。
もう、いいんです。
自分の意思で、誰かを殺したくなんてない。
強さや正しさを知るために戦いたくなんてない。
そんな穏やかな末路も悪くないと思うんです。


私は、厳密にはサイコパスでは無いと思います。
悪いことをしたら、心が痛みました。
必要以上に悪いことはしないようにしていました。
ただ、そう。
探求のために、道が見えたのなら何でもする決意があっただけで。
だから、悪い人間なんです、私。
/たぶんソシオパスとも違うので、現実的にあり得る精神的構造はしていないのじゃないのかなと。


欠けた歯車の代わりに、狂気を込めて。


死は平等に訪れる。
だけど私にはそう思えない。
思いたかったのに。


死が救いである人間には、生きる意味を与えてきた。
半分は笑い、半分は泣きながら死んでいった。


強過ぎる力は、敵を生みがちです。
私は悪と呼ばれるに相応しい人間でしたが、
主様は、望まれずにそう呼ばれないことを、願っています。


一度人を殺せば、常に選択肢へ殺人が入ってくるようになります。
私の初めては、不本意な物でした。
その不幸が無ければ、私は壊れずに済んだのでしょうか。
それが本意であったのなら、私は正しく壊れることが出来たのでしょうか。


・愚者/誰かの味方
人々は私を勇者と呼んだ。
魔王もまた、私を勇者と呼んだ。
敵わぬ物に、挑む者だと。
心と共に剣は砕け、ただ生き延びてしまっているだけの存在なのに。
自らの妄執に向き合い続けている。
そんな者が、勇者であってはならないのだ。


自ら命を絶とうとしたわけではないけれど、死のうとしたことはありました。
勝てるはずのない戦地に赴き、何度も何度も殺された。
その度に自分の欲求を糧に生まれ変わってしまって。
私が健全なままで終われず、人としてまともな個所が全て壊れ切って、
それでもこうして動けているのだから、魔王が生まれて生きてきた。


殺しても死なないのは理不尽に感じるでしょうが、死んでも勝手に生き返るのもそれは理不尽だと思いますよ。


私のこの身と、この心に空いた虚ろが、一生満たされることは無いと悟った時、
「あぁ、それも悪くはない」
そう、感じたんです。
――満たされて、良かったなぁ……。


届かないと思ったから、手を伸ばした。


・英雄の条件
もし人を幸せにしたいと願うのであれば、まず自分が幸せでなければならない。
誰かの犠牲で笑えると、その人達に思わせない、そのために。


ただ終わるまで続けるモノと知れ。


平和のために武器を取れ。
誰かを守るために殺意を抱け。
世界の未来は、その先にだけある。


この人に殺されるかもしれない。
その緊張は、恋の痛痒に、よく似ている。


魔王は多くの人を救ってもいました。
未曾有の数を殺したせいで、誰も覚えてはいないと思いますが。


百の善のために、一の悪すら許されることは稀だと思います。


不幸で始まり、勘違いで動き、
例外がずっと続いている。魔王が続いている。


光を想い生きる者が、善い存在だけとは限らない。


光を視て生き、光に焼かれて死んでいく。


私は英雄譚に捧ぐ殉教者。


「ルシアが英雄になれば良かった」
……難しいことを言いますね。
ルシアは私から大切なものを喪わせるだけ、何も守れなかった。
だから、私じゃない誰かに英雄になって欲しかったんです。
沢山の人を救ってくれる誰かに、たとえ私を救ってくれなくとも。


私は、誰かを救えるという傲慢を抱いたことはありません。
私は、誰よりも強いと驕ったこともありません。
私は、私じゃない誰かが、沢山の人を救い、誰よりも強い存在になってくれると信じていました。
私は、罪を抱いていたのでしょうか。
/私は~ で文頭が整っていながら、最後だけベクトルが違うことが芸術点高いんですが、実際に実装すると三行目の文字数が多過ぎてレイアウト崩れやすいのがゲーム制作の難しい所。


魔王に勝った時、何が残るかはわかりません。
ただ、負けた時に何も残らないことはわかります。
戦う理由なんて、それでよいではないですか。


魔王の強さは、ただ強いか弱いかの二元論の果てにしかないものです。


間違えただけ。すれ違っただけ。
勘違いしただけ。止まれなかっただけ。
魔王になってしまっただけの私は――痛いほどに、わかってる。


あぁ、この力は、力量の差は――。
勝負は時の運と呼ばれることがあります。
魔王にとってその理は一歩的な物でした。
ただ一方的に人々に強いるだけの物。
私は、勝てない。
今のあなたに何があっても勝てない。
魔王を制する英雄、その理は確かにあったのですね。


世界のどこかには居るのでしょう。
様々な化物達と同じように、戦うために進化した人が。
人型の化物、人類の英雄が。
でも私の前に現れなかったので、そういう物語じゃないんです。


獣を狩り、竜を狩り、人を狩り。
いつか私は世界を狩りかけた。


明日こそ楽になれるだろうと目を閉じて、今日も楽になれなかったと目を開ける。
そうした期待と落胆の、繰り返される日々が人生になる。


魔王様。
あなたはまるで祈るように人を殺めるのですね。


・あとがき

 以上です。懐かしいですね、一年以上経ちました。
 そろそろ充電は終わった感じはするものの、肝心な場所がいまいち構想出来ていなかったり、ちょくちょく話題に出している疲労感、魂削ってる問題に何も進展が無く、近いうちに動き始めるとあと二作ぐらいで創作者としての限界が訪れて筆を折る可能性が高いです。
 生きている限り何か作り続けていたいので、その辺クリアしてから動きたいですし、元々充電期間は倍々の勢いで増えているのでもう一年ぐらいは全然充電してもいいかなと思うんですが、創作意欲で眠れない日も度々出て来ているので、たぶん理性を振り切って感情で動く日も遠くない気がします。
 まぁ衝動的に動いて、ほんとに二作生み出して倒れる人生もあり。クリエイターポイント高い。

 対外的な話をすると、Ci-enで収入を得ているのも相まり、次回作を急ぎたい気持ちも少なからずあります。
 ついったー……旧Twitterでちょっと話したんですが、一年ほぼ進捗上げてないにもかかわらずCi-enでの収入は微々たる物ではありますが右肩上がりになっています。ありがてぇ!
 だからといって無理して作業したり、ニーズに答えて自分らしさを崩す予定は一切無いので、支援者の皆様も適当にお付き合いください。
 結構ここでの収入でコンテンツ消費贅沢出来ている事実に震えていたりはしたんですが、別に収入減るのであれば問題無い生活を心掛けるだけなので。
 ちょっと贅沢する以外だと奨学金の返済にもうちょっとだけ稼ぎたいなーぐらい。
 障害者枠で10年以上ずっと猶予してもらっていますが、返せたらお金はそれほど優先度高くないです。ありがたいことに欲しい物ほとんど手に入れながら生活出来ていますし、当面生活費や開発費も要らないですし。
 いや、世知辛い世の中にある程度の貯金は欲しい。


 それではこの辺りで――と思いましたが、お金の話で終わるのなんかやだな! そんながめつい話はしてないけど!
 なんか明るい話しよう。テキスト公開する記事がいつもの雑談になってない? 別にいい? いいよ! ありがとう!

 最近いい意味で歳とって来たなぁと思うことがあって、昔苦手だった食べ物が全然食べられるようになっているどころか、美味しく感じることが多いです。
 ピーマンとか苦くて嫌だったんですが、今だとその苦さが嬉しくて好きです。これが清濁併せ呑んできた成果……?
 エビも味は元々好きだったんですが、ぷりぷりの触感が苦手で避けていたんですが、改めて食べると心地良い触感と感じました。
 ……まぁ食べたら痒くなったりするのでたぶんアレルギーなんですが、食べたくなったら我慢せず食べちゃってます。
 死んだらごめん。他の死因と比べて流石にエビ死は申し訳無いと思うんですが、たぶん確率高い死因の中で一番笑えると思うので、もし死んだらいっぱい笑って、ちょっと怒って、それからさっさと忘れてくれると嬉しいです。
 欲求我慢出来ずにその結果死んだらクリエイターポイント高いですね。その辺貯めていくといい感じの作品生み出せるなと最近思ってるので、率先して社会不適合者目指してるまであるんですが、死んだら作品は出ないので加減は考えてます。

 ……え、死という単語が出てくる話題が明るい話題かって?
 最近一周回って死が特別じゃ無くなってるんですよね。率先して避けたり、求めない普遍的な物みたいな。
 だいぶ悟ってるというか狂って来てる。大変なことがあると自分の人生がコンテンツみたいでどう向き合うかワクワクするとか。
 人生楽しくなってきたな。

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