Huyumi 2023/10/16 22:14

ソシャゲの思い出

・まえがき

 微妙に雑談のネタが集まらなかったので、予定通りソシャゲの思い出を語ります。
 10タイトルに絞れたので十選シリーズと呼べるかも。
 次回もネタが出てこなければストックしてある商業エロゲ十選を吐き出すことになる。その次は知らない。

 略称や専門用語は適当です。意味が伝わればいい程度で。


・艦これ

 最初期に触って二年以上続いた。
 数ヵ月単位でリソースあれこれする兵站ゲーが好きなんだけど、まぁ普通成立するビジネスモデルじゃないので中々後が出てこない……割と出てきたけど残っているのはごく一部。ドルフロ、とうらぶ以外に現状残っているのあるなら教えてください。

 思い返して見るとシナリオ無い、ゲーム性も編成以外ほぼ無いで、よく続けられたなと思うんだけど、兵站ゲーの他に二次創作が盛んで、カジュアルにながらプレイ出来るシステムが性に合っていたんだと思う。

 現状ソシャゲの要素の認識としては、
 シナリオが良いと続きが気になる、ユーザビリティが良いと続けられる、ビジュアルが良いと手に取りやすい、ゲーム性が良いと楽しく話題に出来る、音楽が良いと雰囲気や世界観に繋がりどれだけ愛着が湧くかに繋がる――みたいな認識です。
 続けるにはシナリオがいいか、雰囲気周りが良い+続けたくなるゲーム性が個人的には必要。

 キャラに惚れる要因も語れて、島風がキャッチーな見た目していて気になったが、いざやり込み始めると見えてきた人間性から弥生が好きになった感じです。
 表情硬くて何考えてるかわかりにくい、それを気にしてどうにかしたいと思ってる――みたいなところが自分と重なって好きでした。どこまでが自己愛かはわかんない。


・グラブル

 一番続いたサイゲのゲーム。
 これも二年以上かな、ソシャゲなのにやってることネトゲの育成や大縄跳びと同じってのが好きだった。

 サイゲのゲームは基本全部面白いと思っていて、特に性に合っていたのがグラブルかな。
 当時実装されていたコンテンツをほぼ触り切ったのと、最後に触ったイベントの武器を一日七時間走り続けても、1/4ぐらいしか出なかった事実から潮時かなと。
 艦これのイベントとランキング、グラブルの古戦場と周回イベント辺りが重なったら睡眠時間削るしかない地獄でした、楽しかったです(マジ)

 サイゲのゲーム全般の話になるのだが、途中からシナリオが面白くなるの最初から頑張って欲しい。
 プリコネもシャドバもキャッチ力弱くなっていたと思う。グラブルは比較的早かった物の、後になればなるほど面白いのでポテンシャルはあるのだからお願い。


・ドルフロ

 兵站ゲー、高難易度だと一秒未満の判断と操作を求められるアクションゲームでもある。
 システムが好きというのはもちろんなのだが、世界観説明や伏線を張り終えた辺りから怒涛のシリアスシナリオが始まり、先が気になるからイベントかメイン更新早く! とずっと飢えていた気がする。
 あと編成色々考えるのが好きで、ランキングになると10部隊全部考えるのでキャラと配置、装備と妖精――みたいな思考を自分の好きなキャラだけで少しでも上のランキングをと最適解するために、ずっと攻略情報見ながらメモ帳とにらめっこしていた。

 ギャップ萌え好きなのでスキンで子供化したり、逆に大人化しているの最高でした。
 個人的には色んなタイトルで積極的に採用して欲しい。ブルアカでも人気なの知ってるからいけるって。

 推しキャラとしては9A91になるのだが、この子だいぶ不思議で、痴女みたいな格好しながら落ち着いた性格しているんですよね。
 ドルフロの人形って、民間で別の仕事していた子達を軍用として扱っていて、性格や服装にその名残が出るんですが、セクサロイドとしても、着せ替え人形として働くような存在でも性格がちぐはぐで、その知りたいって欲求と色素薄いいつもの感じがお気に入りの原因だったと思います。
 まぁ結局その辺はわからなく、イベントも一回ぐらいしか登場していないんですが、その物語が「人形という使い捨てにされる命が持つ衝動」を静かに凝縮した感じで良かったです。


・千年戦争アイギス

 タワーディフェンス、高難易度ではアクションゲーム。
 成人向け版あってそっちのシーンもいいんですが、全年齢のシーンもかなりいいの揃ってるの多くておススメです。
 ボイスも無くシナリオも淡泊で、ドット絵やシビアなゲームバランスを楽しむ物だったんですが、シナリオは要所要所で濃くなりしっかりと見どころがあり、バランスも壊れたキャラが多くなっていきそれを前提とした難易度にもなっていきました。シビアさは残っているんですが、だいぶ派手に見えて繊細なゲームすることが多く、結構イメージと違うかも。

 最終的に全難易度を安定してクリア出来るようになったので卒業した感じ。
 新キャラ追加が早く、敵やマップギミックで変化が多く、やることが常に変わっていることが長続きした要因かな。二年ぐらい楽しんでました。


・アークナイツ

 アイギスの移行先。一ヵ月ぐらいで駆け抜けて満足しやめたけど。
 最初から重苦しくシリアスで、長期的にリソース管理する兵站ゲーの側面も持ち、編成やスキルの選択で意思決定の頻度は多く幅も広く、思い返すと何故スピード卒業したのかが気になるですが、高難易度全部クリアしてしまったのと、クリアしていて苦しいという気持ちが強かったから――になるんでしょうか。
 なんで苦しかったかはわからん。アイギスから続いてやって、それ以降タワーディフェンスをがっつりは触っていないので、ジャンルに対して満足した気持ちが強いからかも知れない。

 シナリオが初手からカロリー爆弾口に突っ込んでくるタイプなので好き。
 その重さと速さでいいんだよ。運動エネルギーもそう言ってる。


・メギド72

 運動エネルギーの使い手、理想的な村焼きの一つ。
 村は焼ければ焼けるほどいいし、人も死ねば死ぬほど物語が生まれることをよく知っているタイトル。

 七章ぐらいでシナリオの難しさや戦闘の難しさに屈してクリアしたが、それまではシナリオが面白く、男女ともに魅力的なキャラが多くて十二分に楽しめた。六章二節はいいぞ。

 当然お気に入りのタイトルなのだが、こうして書くとなるとネタバレだったり、言葉にすると伝わりにくい魅力になるので悩ましい。ここだけ文字数少なくてごめん。


・ミナシゴノシゴト

 成人向けあり。ほぼ初期段階にあった五章分のシナリオの魅力だけでここにラインナップされている。
 中々例を見ない絶望的な世界観で、それも伏線撒いて回収を一章ずつにバンバン! とやられて気持ちと脳の処理が追いつかねぇよ……している中に、今までの伏線回収が四章にぶち込まれている。
 一章と四章のエロを比較するとより脳が焼ける、全年齢版の表現がどうなっているかはわからないが、とにかく成人向けで見て欲しい一つ。

 娘がヒロインの腕食って生き延びてたり、もう戦えないパパが何度も何度も娘のために無理をして入院したり、主人公イケメンなパパなのに娘にダメなお父さん感がぷんぷんしてたり、感情移入しやすいようにセリフは無い癖にやたら立ち絵出る上に顔がうるさい。すき。



・ソウルタイド

 エミュでやっていたためアプデにより不具合が多くなって来たとか、日本語翻訳が間に合っていないとか空いたユーザビリティの穴が気になって二ヶ月ぐらいでやめちゃったタイトル。

 プレイしていて最も癒されたタイトルでもある。
 放置するだろう家の雰囲気とか、BGMとか、キャラストーリーがとても癒される。
 作品全体で見ると結構シリアスな雰囲気なのだが、それでもなお癒しに関しては格別で、現実でつらいことがあってもまだ見てないキャラスト読んで元気になろうとか、お茶でも飲みながら操作せず画面をボーっと見る時間が幸せとか、そういう体験は今までになかった。あまりにも馴染み過ぎる、魂の還る場所かも知れない。

 育成リソースがほんと余裕無いのでプランがちがちにして楽しんだり、シビアなターン制バトル楽しむゲームでもある。あまりにも暇過ぎてGoogleプレイのランキング総漁りした時に、めっちゃ下の方に居たのを見つけたので出会いが遅れたのだが、もうちょっと評価されていいゲームだと思う。

 特にヴァージナとの出会いは幻想的かつ、出会ったばかりの存在から懐かしさを覚えさせる意図した神演出からぐっと世界に引き込まれ、ただそれだけでこの物語に出会えたことに満足出来た。
 ……まぁこの後ヴァージナママはどんどんポンコツになり、サブカル文化に染まった異性とも保護者とも友人ともなんとも言えない絶妙な立ち位置の栄養素を出すのだがそれもそれで特筆出来る。

 絶対的な信頼者みたいな顔していながら、主人公の異性とのやり取りによくわからん視点から口出しして来て、そういう自分はどうなんだよと周りを巻き込んだぽこぽこプロレスが絶妙なんですよ。
 各キャラの生涯を振り返るシナリオに関しては、プレイアブルの女の子達、程度の差はあれ全員地獄を歩いてきているので、今生ではそれぐらい緩くても――というバランスが良いという話にもなる。

 ちなみに全キャラ含むで言えば推しキャラはダリアンになります。

 道化のような表の顔に、裏ではみんなのためにって色々考えていて、主人公と絡む時には女友達から、時にはその先に瞬間触れているような青春や性を感じる瞬間みたいなのが堪らない。

 ネコのイベントやべぇよ、理性が吹き飛ぶ。
 指輪渡したいからダリアン人形にならないかなぁ……()



##
 皆さんに悲しいお知らせです。
 ここからはサービス終了のコーナーです。
 どっちから話すか悩むけど、後味良く語れそうなタイトルを最後に。


・巨神と誓女

 最高の雰囲気ゲー、シナリオも人によっては無いに等しいかも。
 ミステリーというか、考察しなければ表層しか見えないゲーム筆頭で、噛まなくても味はするんだけど、噛むととんでもない味がする。
 その辺と音楽で素晴らしい雰囲気を楽しめるのだが、ロビー画面で放置するには時間がもったいないゲームシステムや、ガチャが回らない焼畑システムになってしまったため無事死亡。
 めっちゃ好きで、今でもたまにwiki見る。未プレイの人も見よう。

 リメイクが約束されているが、元のスタッフの気配が存在しないのであまり期待せず待ってる。



・カクトラ

 アルノサージュクリアしてしばらく、土屋暁いまはなにしてんのかなとネットを彷徨った結果ニコニコ大百科にたどり着き、存在を知ったタイトル。
 初めて一ヵ月以内ぐらいでサービス終了を予告されて、何もかもが青天の霹靂だったが何とかついていった。行先は約束された墓場なんだけど、わたしの心はボロボロだよ。サービス終了間近で触り始めたから生きてるまである。

 画面越しにある世界の女の子達と――というコンセプトは変わらず、シナリオに限っては上質だったし、ソシャゲでしか出来ない特有の試みなんかが盛られていて面白かった。
 推しキャラで性格統計出してたり、多数決で物語の方向性が決まったり、など。

 メタフィクションのゲームはちょっとあるかもしれないが、メタフィクションを前提としたゲームはかなり限られてしまい、わたし自身無いなら作るしかないと一作作ることになったぐらい。
 大体毎作問題多いけど、変わらず新作待ってます。
 アルトネリコシリーズも楽しめたからメタフィクションじゃなくてもいいので待ってます。



・あとがき

 ソシャゲは結構話題作だったり、新作チェックして気になる物は触っているつもりです。
 結構学べるところ多かったり、動画見ながらプレイとかに最適になるんですが、そもそも連載型コンテンツと相性があまり良くなく、今みたいな暇な時期なら積極的に抱えたい物の、作業が本格化する時には何も抱えたくない――みたいな変な駆け引きしている間柄になっている。可愛い女の子見ながら日課的にポチポチするというのはツボに入りそうなのだが、今回書いたように引退導線が多過ぎる面倒な人間なのでなんとももどかしい。職業病でもある。

 10/26日に『リバース:1999』という新作がリリース予定で、それに関して触れたタイミングでソシャゲのこと色々思い返して喋りたいなってなったのが今回のあらまし。
 リバースはビジュアルや音楽から成る世界観構築が上手く、そこに奥深い物語を重ねることでめっちゃ刺さるかもなって楽しみにしています。楽しめるといいな。

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