花粉症薬ソムリエが語るザイザル、クラリチン、ビラノア、アレグラ飲み比べ

花粉症薬の服用は花粉が飛び始める前に!

だなんていうから早めに耳鼻科に行ったんですよ。

ぼく「花粉症です」
医者「まだ花粉飛んでないけど? 気のせいじゃない? ほんとに花粉症なの? 検査受けたことある?」
ぼく「薬は早めに飲み始めたほうがよく効くというから来たんだお(#^ω^)ビキビキ」
医者「はいプスッ」
ぼく「彡(゚)(゚)グエー」
医者「IgEの値が170より高いと陽性です」
彡(゚)(゚)「IgE値4,000以上の花粉症ガチ勢Twitterで見た」
医者「結果が出ました」
彡(^)(^)「きっと戦闘力1万とか超えるんやろなぁ」

ぼく「186……? クソ雑魚やん」
医者「花粉症じゃないですね」
ぼく「いや花粉症ではあるでしょ一応」
医者「気の持ちようです」
ぼく「」

ええ、なんとなく感じてはいました。
初めて花粉症で耳鼻科にかかってザイザル処方されたときはあまりの効き目に毎日居眠り運転だったので、半分に割って飲んでいました(ちなみにザイザルも花粉症薬の中では「効き目が強い割に副作用は弱い」部類です)。
あの頃は睡眠時無呼吸症候群やらナルコプレシーやらを疑いましたが、普通に花粉症なんですよね。花粉症ヤバイです。命を危険にさらします。だって日中不意に気を失ってしまうんですよ。高所作業とかしてたら転落死一発ツモ。
ちなみにそれ以前はシソ&甜茶のサプリを飲んでいましたが、症状が微減する程度で価格も高いので、普通に耳鼻科行ったほうがいいと思ったらご覧の有り様だったのです。

自分にとってはザイザルでは効き目が強すぎだと気づいてからは、ロラタジン(クラリチン)を処方されました。
副作用の眠気がプラセボと比較して有意差が検出されないという触れ込みで、航空機のパイロットでも飲めるレベルとのこと(つまり、高所作業が車の運転が可能になります)。
ロラタジンに出会ってからは、前よりだいぶマシになりました。もっと副作用の弱いアレグラは一日二回飲まなきゃいけないのですが、ロラタジンは一日一回の服用で済みます。そして、効き目は服用後から漸減していくので、就寝前に飲めば問題の眠気は、実際に寝てしまうことで回避できます。
しかし「プラセボと比べて有意差はない」と言われていても、眠いもんは眠い。いや厳密に言うと、眠気というほどではないのかもしれませんが、倦怠感がありました。特に起床時がつらい。飲んでいるときと飲んでいないときとでは体調が違うのを感じます。

アレグラは薬を切らしてしまったときに薬局で買ってときどき飲んでいましたが、副作用が弱い分、効き目も弱いんですよね。そして何より一日二回の服用は面倒です。外勤なので出先で絶対飲み忘れます。就寝前なら出張以外は毎日タイムスケジュールが決まっているので忘れることは稀ですし。

そこで今回出会ったのがビラノア。効き目はザイザル並みに強く、副作用はロラタジンよりも弱いという代物。
最強では? なぜ今まで処方されていなかった?
ビラノアには弱点があったのです。
それは、空腹時に飲まなければならないということ。食べ物と一緒に飲むと吸収されないので、服用前後1~2時間空けなければなりません。
今でこそ可能なものの、社畜時代には無理ゲーでした。23時まで働いて1時に帰宅して飯食って即寝の生活だったのです。私は覚えていませんが、きっと医者の説明を受けて断っていたのだと思います。
ところが、これがなかなかの優れもの! 副作用を全く感じません。眠気どころか倦怠感も口渇もなし! こんだけ副作用が軽いと分かっていれば、昼間飲むという運用で社畜時代もしのげたかもしれません。まぁ、服用前後は喫茶店でケーキとか食べられなくなるのでアレですけど……
これは素晴らしい薬です。晩酌できなくなるからお財布にもお体にも優しいですね!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

記事のタグから探す

月別アーカイブ

記事を検索