上顎 2024/07/27 18:00

ロボット少女は夢を見る - 制作記その66- 世界観を背景で広げたい

第66回目の記事は世界観と背景のお話です。

過去に背景について記事を書きましたが、
今回はまた背景について思ったことがあったのでそんなお話です。


というのもきっかけは、
最近リリースされた新しめのソシャゲである「ゼンレスゾーンゼロ」

キャラクターデザインやアニメーションなどとてもハイレベルなゲームでした。

そんな中、個人的にすごくよくできているなぁと思ったのが
ゲーム内の架空のテレビCMやSNSです。

直接ゲーム進行には関係ないのですが、
街を歩いたりしていると多くの情報が目に入り
世界観を広げるのにとても効果的だなぁと感じました。


こうしたゲーム世界内の広告で素晴らしいのが
プレイヤーの時間を奪わずに世界観を説明できることです。

ゲームの進行途中にキャラクターが長々と会話して
世界観を説明するとプレイヤーの時間を奪ってしまい、
ゲーム進行を進めたい時には大きなストレスになってしまいます。

ですが背景に配置された広告であれば
目に入る一瞬しか時間を奪われません。

まぁ、あまり情報量が多い広告を大量に配置すると
現実の広告と同じように多少ストレスに感じるかもしれませんが…


そんなわけで本ゲームでも背景にポスターを配置したりしています。

一番多いのがこの「この顔にピンときたら110番」ポスター

ゲーム内にいる泥棒のポスターで
このキャラに会う前にこのポスターを見ていたら
「ポスターになっていたキャラだ!」と気づけますし、

キャラに会ってからポスターを見れば
「あいつ、ポスターに貼られるような有名人なんだな…」と
色々な感想を持つことができます。


他にはこちらは広告ではないのですが
ケーブルのような尻尾を持った集団の「ケーブロイド」

こいつらのシンボルマークが路地裏に落書きされていたらします。

何となく治安が悪そうな場所を
こいつらがたまり場にしているんだなぁ…と
プレイヤーが想像してくれていたらうれしいです。


他にも世界観を広げる!…とまではいかなくても
背景の賑やかにするために適当にそれっぽいポスターを作るのも効果的です。

例えばゲーム内にあるピザ屋

飲食店の雰囲気を出すのって作ってみると大変なのですが
ピザ屋の広告…と考えて

「とりあえず激辛っぽい商品はよくあるよなぁ」
「ピザと言えばパイナップル論争とかよく聞くなぁ」

と想像を膨らませてポスターをいくつか配置するだけで
結構雰囲気が出ていい感じです。


背景のお話いかがでしたか?

さすがにゲーム内のテレビCMをいくつも作成するのは
コスト的にも厳しいのでできませんが、
背景にポスターを配置するくらいならそんなに手間もかからないので
積極的に取り入れたいですね。

そんなこんなで
新しいゲームを遊んで時間を取られまくったりもしていますが、
ちゃんとゲームが完成するよう今後も頑張ってゲームを作っていきます。

それでは、また次回!

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

記事のタグから探す

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索