上顎 2023/09/16 18:00

ロボット少女は夢を見る - 制作記その31- ゲームの背景

ロボット少女は夢を見る の31回目の記事は
ゲーム中で使用する背景素材のお話です

ゲームを作りたいと思った時、人によって作りたい、力を入れたい項目は様々です。

私はゲームを作る時は
「キャラクター」と「ストーリー」を重視しています。

他にも例えば
音楽を作る事が専門でBGMに凝りたい!
ドット絵を描くのが趣味でキャラのアニメーションさせまくりたい!
と1番やりたい事はみんな違います。

そんなこんなでゲームを作り始めると
制作途中でそこまで作りたい訳じゃない・作るのが得意なわけではない素材を用意する必要が出てきます。

今回はそんな
最優先ではないけど手を抜くわけにもいかない…と個人的に考えている背景素材のお話をします。


まず、現段階で
ロボット少女で作っている背景素材をざっと並べてみましょう。

まだゲーム全体の半分もできていないのに結構な量になりました。

ですが正直、私はこの背景作成があまり好きではありません…

と言うよりもキャラクターの絵…もっと言えば
女の子の絵を描く方がずっと楽しいです。

何とかかろうじて
その背景の場所で各キャラクターがどんな話をするか、どんな物語が展開するかを想像して描いています。


しかし何故、こんなに背景が増えてしまったか?
それはストーリーを考える
 →そのストーリーに必要な素材を作る
という手順で素材を増やしているからです。

それは当たり前なのでは?
と感じるかもしれませんし、
ストーリー重視ならこれで良いと思っています。

しかし例えば最近作った
主人公が夜の公園で人が居ないのをいいことに遊び回るシーン

主人公が公園で遊び回っている状況を表現したかったので、
公園の背景が 全体+複数の遊具の前 で4枚になっています。

やろうと思えば公園の背景1枚の前を
主人公が右往左往すればそれっぽくはできますが、

背景を複数にしてフェードを噛ませることで
主人公がそこそこ長い時間遊んでいる感が出ますし、
何より色々な遊具で遊んでいる感が出ます。

そんなこんなで好き放題にストーリーを書くと
それに伴って膨大な素材作成の作業が発生するのでゲームを作る方は気をつけてください。


ちょっと背景についてネガティブな話を書いたので、
逆にやって良かったお話もします。

このブログでは度々出てくる

このゲーム舞台の全体マップ

こうしたゲームの舞台となる場所を最初に書いておくと、背景制作がかなり捗ります。

各種背景の場所がどのように繋がっているのか?
その場所にどんな物・人がいるのか?
ストーリーを考えるヒントになるのでとてもおすすめです。

本ゲームでは移動場所の選択や
日付の変更演出でも使っていて、
これ自体の制作にはまあまあ時間がかかりましたが、
その価値はあったと思います。

綿密に作るのが大変であれば
前作のライサント島の全体マップの様に
観光案内に入っていた地図風味の簡易マップでも十分この働きはできます。

他にも実は
ロボット少女ではマップ選択用に

こんな感じのシンプルなマップを一度作成しては見たのですが、
全体マップが2つあるとややこしいですし、
ぱっと見でそこがどんな場所か分かりにくかったので没になってしまいました。

ゲームの方向性によって
最適な全体マップのデザインは変わってくるので
この辺りは製作者さんの好みだと思います。


背景のお話、いかがでしたでしょうか?

ノベルパート、戦闘パート、メインメニューと背景の種類が様々で
各々書いているのでとても時間がかかります。

ですがそれでゲームがより良くなるのなら
なるだけ妥協せず、書ける限り書きたいと私は思っています。

その分完成が遅くなってしまうかもしれませんが、気長に完成を待っていただけたら幸いです。

それでは、また次回!

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