配信とゲーセン文化、損と得について

配信自体は試みとして必要だとは思う

ただし、遊んでもらうきっかけづくりとしてだ。

それ自体が楽しい雰囲気であったり、
プレイヤーが真剣であることを見てもらうためにする。
ショー化は考えちゃいないんだ。

まず、格ゲーの配信というのは、日本では難しいかもなと思っている。

これは文化的な背景ってやつかもしれない。
日本の格ゲー文化はゲーセン文化だ。
そこに行けば対戦できて、クレジットを投じて遊ぶ。
これが基準になっている。

すくなくともオヤカタ世代まではそうだ。

だけど、これがネックなんだな。
まず、格ゲーマーが動画配信を見る理由はなんだろう？

勝つためじゃないだろうか。

勝つってことは、ゲーセン文化であれば、
クレジットを入れないで済むってことだよね。

メチャメチャすっ飛ばしていえば、
お金を使わないために動画を見る。
ということだ。

だから、日本では上手くいってないんだと思う。
格ゲー配信で飯を食うぜ！　みたいなのはね。
いや、オヤカタは動画を一切見ないでゲームをする人だから、
大成功しているのかもしれないけどね。

もう少し踏み込んでいえば、
お金を使わないためにお金を使うことは、
オヤカタ世代でもやぶさかではなかった。

若い子は知らないかもだけど、攻略本をお金を出して買うし、
ゲーメストって本を買う、アルカディアや闘劇魂、そのDVDや、
イベントのチケットを買っていた。

お金を使わないためにお金を使うことは平気なんだ。
家庭用のアーケードスティックを買うのだってそうだろう？
ゲーセンで負けてウン万円も損をするくらいなら、
2万くらい払おうかっていう人が買っていたんじゃないかな。
オヤカタみたいにコレクターでもない限り……。

さて、話題を元に戻そう。
ゲーム実況者じゃなく、1タイトルで格ゲーの専門ってのは難しかろう。
そんなふうに思うんだ。

いまの時代、特定タイトルだけのガチンコでっていうのはなかなかね。
ガチでやっているのを延々見ているのは、
時代にあわないのかもしれない。
わかんないけどね。

いずれにせよ、格ゲーの界隈にお金を使わないために
努力するっていう文化が定着している以上、
これはもう、難しい感じがするよね。
構造的にそうなっちゃってるんだもんね。
格ゲーって。

だからこそインカムがよかったんだよね。
それでゲーセンもこぞって入れて、
ゲーム会社もたくさん供給したんだもんね。

家庭用がたくさん売れたのだって、
金がないから練習して、やり込めてやるぞ！
っていうやる気が呼び水だったんだ。

ケチともいうべきマイナスの感情が、
強烈にプラスのモチベーションを呼び起こす。
不思議なもんだよね。

お金を使いたくないはモチベーションである

お金を使いたくないからがんばるっていうのは、
実のところすごいモチベーションになるのかもしれない。

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登録する体力を使いたくない？
そんなこといわずにさ、読んでくれよ〜（笑）

ゲーセンチャリティ2021に参加した理由について

昨年は参加できなかったチャリティイベントに参加

リバースは間もなく、10月の本開業から1年だ。
開業届を出したのは11月1日になっているはずだから、
書面としてはもっと後だし、風営法の許可が出たのはもっと前だし、

「プレオープン」期間を9月なかごろから2週間設けて、
手順やトラブルなんかがないか確かめたりもしたし、

まあ、いつがスタートなんだよ！！っていわれると、
10月……？　っていうほかないんだよね。

それで去年はバタバタしていたし、
参加しようと思えばできたんだけど、
本当にプレイヤーがきてくれるかもわからない状態で、
開業数日のゲーセンが、実績もないまま

「コロナでキツイです」

っていうのは、同義的に許されないだろうと思ってね。
遠慮していたわけなんだ。

でも、今回は違う。

本当にいろんなゲーセンがバリバリ潰れているし、
建物の老朽化でやめます！　っていうのも含めても、
数がとてつもなく減ってる。

ゲーセンってのがもっともっと勢いがあれば、
「老朽化してるからやめるね！」

なんていわないもんね。
移転先をとっとと見つけて、それで移転と再スタートが
同時になるように手配だってできるはずなんだ。

でも、それをしないってことはだな……。

言い方はホントに悪いと思うけれど、体のいい事業整理なんだよ。

いっていて悲しくなってくるし、
こんなことを書いているオヤカタ自信にむかっ腹が立つ。
事実を事実として認識しようとするだけで腹が立つなんてな。

でも、悲しんだり怒ったりしていてもはじまらない。

だから、とにかく手を動かすことにしたんだ。

こんな感じでコインケース（¥4400）と
アクリルキーホルダー（¥3300）を用意した。

値段がそれなりにしてしまうのは、ゲーセンの支援費用が入っているから。

この価格も心苦しいんだけれど、いまはキャッシュが必要だ！！
ゲーセンがバンバン閉まってしまう。
筐体もドンドン捨てられる。

オヤカタにゲンナマがあれば、1台でも2台でも救う、
もっといえば、修理するまで保管しておく倉庫だってゲットできるかもしれん。
数百〜1千万円あればできるんだ。

混廃（こんぱい）っつって、メチャメチャに砕いて産業廃棄物に
しちゃえばそれまでだし、海外に流れたら二度と戻ってこない。
とにかくいまは、拝金主義に突っ走らなければならないんだ。
いまをおいて他にないからね。

ギラギラ、ギトギトして本当にごめんね。

野望というよりも、未来のための種まきをするための準備なんだ。

もしこのグッズを購入いただいたかたは、

すぐに「買ったよ！！」って教えてもらえたらと思う。

また、購入者のなかでグッズを持参して来店してくれた人に
抽選か先着で、オリジナルグッズ
（缶バッジやオリジナルコインケースステッカーとか？）を

プレゼントしようかなと思っているところだ。

こういったグッズについては、好評であれば「稼働支援プラン」で
長期にわたって応援してくださっている方にもお送りできればとも思ってて。

リバースは、というか、オヤカタはもらったらもらっただけ、
ゲーセンにカチコム。ゲーセンの火を消さないためには、
ゲーセンであげた収益は、ゲーセンに帰るべきだと思ってる。

そんなわけで、ゲーセンチャリティー2021のイベント期間は10月までだ。
期間終了後は手に入らないグッズが盛り沢山らしいので、
ぜひ下記サイトから見に行ってもらえるとありがたいな！

【徳島ゲーセンリバース専用ページ】
https://illust-plus.com/gcc2021/reverse/

参加店舗一覧はこちら
https://illust-plus.com/gcc2021

9月上旬のインカムランキングなど

https://illust-plus.com/gcc2021/reverse/

いらすとぷらす様でチャリティーグッズの販売中だ。
購入代金の3割〜がゲーセン支援になるらしいので、
アクリルキーホルダーと小銭入れがいいな！　と思ったら、
ひとつゲットしてみてくれ！！

シューティングで好調なタイトルは

まずはグレート魔法大作戦。
こいつが強い。

上海3と勝負できるようなシューティングはグレ魔とプロギアのみ。
なんだかんだで「ひどいゲーム」なのに、触れる人が多いんだな。

同じくらい動いているのがプロギア、次がエスプレイド。
だいぶ置いていかれて、怒首領蜂2、1944、ケツイといった具合。

シューティングって数がないといけないんだよ。
オヤカタの持論なんだけどね。

こいつ動かないから辞めちまおうって動くシューティングだけ
残してほかを格ゲーなんかにしちまうってことが
昔はよくあった。

もちろん、その時代はそれで「大正解」だったんだ。
インカム効率が相手にならないからね。

でも、いまの時代は違う。
どの格ゲーもジャンジャン遊んでもらえるとは限らない。

そして、リバースはシューティングを残したいと思ってる。

で、一般的なゲーセンは動くシューティングだけ2、3残して
あとは知らねえ、という方針になっていくわけだけど、
それをやっちゃうと、シューターって不満なんだと思うのよ。

少なくとも開業後にシューティングをやりはじめたオヤカタは、
遊ばないタイトルでも置いておいて欲しい。
グレ魔（とプロギア）くらいしか練習しなくても、
ほかのタイトルが置いてあることでお店に行きたくなる。

たぶん、グレ魔しか置いてなかったら……グレ魔しかやらないとしても、
ゲーセンに行こうって気分が3割減すると思うんだよね〜。
贅沢だし、店側からすると「じゃあほかのも触れよ！」って話だけど、
そんなもんじゃない？

シューティングは群を成しているからこそ意味があるんだよ。
リバースがシューティング専用フロア（店）を作りて〜！！
っていっているのもこれだ。
一箇所にたくさん集めておかないとダメなんだ。
常連が触ってるタイトルだけ申し訳程度に置いてたんじゃ、
ワクワクしねえんじゃないかなぁ。

オヤカタだけかね？

• ここから先は格ゲーなんかのインカムの話題だ！
  1クレ支援会員〜のみの記事になっちゃうからごめんよ。
  もし、よければご支援賜れればと思う。

  もちろん、無理のない範囲でね！

9月のご支援活用方法と、もうすぐ開業1年！

ブラウン管修理がすんごいことに

なっているんだけど、それはそれ、これはこれ。

リバースのプレオープンからもうすぐ1年。
早いもんだね。ブラウン管だけで10台以上直したわけだ。
そんでもって、命を救った筐体も20台に及ぶんだね。

大袈裟だったかな……。

だから、今後も筐体はとにかく直していく。
リバースの二階にはリザーバーとして予備筐体を整備して
保管する場所作りも進められているし、
1年で野望の2歩目まではきたと思う。

先月ご支援いただいたぶんはすべてブラウン管の修理費にまわる予定だ。

本当にありがとうございます。
これからも、心意気に応えられるようがんばります。

2年目の野望について

いま、リバースは開業と運営費用を考えると、毎月マイナス100%くらいに
なっているんだけど、これを0%以上、つまりはトントンまで持ち直す。
これが2年目の野望だね。

んでもって、さらに5年以内には1.5号店に着手したい……よな？
もう十分だって？

そんなことはないはずだ。

リバースの理念は端的にまとめると、

• ゲーセンを残す。そのために人と筐体を残す
• 初心者が楽しめる場所にする。有識者はもっと楽しめる場所にする
• ゲームを通じて地域が残るようにする

社会貢献なんてデカいことをいうと笑われそうだけど、
人とのつながりっつーのが薄れつつある昨今。
そりゃあ楽だけど、人とつながらないと味わえない
楽しさや感情ってのがあるわけだ。

ひとりでゲームをしているだけでは味わえないものがさ。

「評価が定まったゲーム」や「鉄板」を重視しないのも、
そのへんに理由がある。

ゲーセンっていう畑はこしらえた。
じゃあ次は種をまかないといけないよな。
種っていうのは、次世代だ。次の世代も楽しめないといけない。
若くなくても構わなくて、新規のプレイヤーがいないとゲーセンは
いままでと同じ道のりを歩むことになっちまう。

だから、ロクに誰も触ってないゲームを入れる。
全員のスタートラインをなるべく同じにして、
そこからみんなで工夫したり、相談しながら遊ぶようにするわけだ。

こういう交流があってこそだよ。
相手をボコボコにしたい一心でゲームをし、
誰とも話さないってんじゃあダメだ。

極端な話、そういう人は「ゲーム」に真摯であったとしても、
ゲーセンには真摯じゃない。
ゲーセンを苦しくしちゃうからね。

となると、ゲーセンで生まれる文化や価値もなくなるわけで、
やっぱりどこかでゲームも苦しくなるだろう。

まわりまわって、自分のクビを絞める。

そんなこと知らねえよって人とは一緒にやっていけないかもなんだけど、
人と交流したい、リバースを起点に地域のゲーセンを復興させたいって
人はドンドン話しかけてきて欲しい。

話しかけるなオーラを出している人には
話しかけないようにはしてるんだけど、
それはね……やっぱ耐え難い。

コンセプトなんていうとエラそーなんだけど、
ゲームだけ置いといて、あとは勝手にやれってのは性分にあわねえんだ。

だってそういうゲーセンは失敗してきたわけでしょ。
じゃあ、違うやり方をしなきゃ、だよな。

まあ、このオヤカタの考え方が気に入らないって人もたくさん
いるみたいなんだけど、リバースはそもそも、名前の通りに
「人の逆を行く」ゲーセンだからね。この方針で2年目もやっていく。

ちょっとワクチン接種の熱が上がってきてるから、
変に力が入っているけれど、そういうわけなんだ。

【蛇足】
はやく4人対戦●●麻雀対戦台を雀卓みたいに並べたり、
4人協力ゲーフロア、シューティングフロア……なんかができる、
温泉旅館や淡水フィッシングリゾート付きゲーセンがやりたいぜ〜。

……みんなはどう？

筐体直しすぎて疑惑の人に！

こんなにしょっちゅう直したりしないんだってよ

テンバイヤー疑惑を持たれるほどに

壊れた筐体、どうする？

全部調べて、直せそうにないなら専門業者にお願いするか、
買い換える。

そのハードルについて簡潔にまとめてみると、こうなる。

• 店員に筐体の知識がある人間がいること
• 業者に依頼する（〜数万円）の稟議が通ること
• 買い替えなら輸送費込みで10万円〜の稟議
• 設置したら店内を測量して図面を書いて公安委員会へ届出（結構手間！）

稟議ってのは「こうしたいんですけど、お金使わせてください」
という、大人の世界での手順みたいなもんだ。
これを通すことで責任も負わされるし、正確に利益になるかどうかで
判断される。

リバースみたいに店員ゼロ、オーナー＝店長で、
なおかつお店が自社物件の場合、
オヤカタの人生＝ゲーセンだから稟議が要らない。
清水の舞台から飛び降りさえすればOK。

うん、ワンマン社長が暴走することを諫めていたコンサル見習い時代が
恥ずかしい。ワンマンは暴走するから会社が保ってるんだね。
即断即決＝ワンマンだからね。

大きな会社だと、

「ブラウン管死んだ！仕事が終わったら稟議書書いて、
後日ハンコもらいにいくか〜」

ってなるわけで、それは当然だけどもその先にも長〜〜〜い審査が
待ってる。

担当者のやる気がなければ、何週間でも何ヶ月でも放置ってことになる。
図面を書くとかそういう手間も考えれば、相応にやる気があるか、
在庫を持ってるお店、つまり超大手とかじゃなければ動きようがない。

それを「解ってやれてしまう」ことが辛いんだ。

業としてやっているなら、仕事なんだから、商売なんだから、
それくらいやれよ！　バカヤロー！！　

っていえなくなっちゃった。
内情を察してしまうとね。優しくなってしまうのだ。
大人になっちゃうんだね。う〜む。

まあ、みんなには大人になれとも、お店を叩けともいわないよ。
事実どういうものなのか、という判断材料だけ置いておくってことで。

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オヤカタがテンバイヤーってどういうことなのか……
が明かされるかもしれないし、そうでもないかもしれない！！