# 活動報告|2022年06月 第七回ナナクリCREATORs!!
活動報告|2022年06月 第七回ナナクリCREATORs!!
どうも狂気のマッドサイエンティストのルナです。
今回は、主要メンバーなのにちゃんと紹介記事を書いていなかった、
企画、メインシナリオのアベレイジさんにお話をお伺いしました。
それが、この俺の選択だ!
「僕がこの世に生まれたから」
アベレイジ:
『君が溶ける温度』企画・メインシナリオ担当のアベレイジです。今日はよろしくお願いします。
――宜しくお願い致します。
まず、シナリオ等を書き始めたきっかけはなんでしょうか?
アベレイジ:
某大人気漫画のセリフをパク……引用して、あえて大袈裟に言いますと、「僕がこの世に生まれたから」ですね。
――今までに無い新し過ぎる答えですね。
どういう事でしょうか?
アベレイジ:
5歳の頃からシナリオライターが夢だったので、あまり覚えていないというのが正直なところです。
物心ついた時から、クリエイターに対して憧れというか、敬意のようなモノがあって、自分も作品を生み出せる人間になりたいと思っていました。
最初は漫画が好きで、あわよくば漫画家になろうと思っていたんですが、絵を描くのが凄く苦手で、家族もイラスト方面ではあまり応援してくれなかったので、小学生になったあたりでシナリオに特化しようという気持ちを固めました。今思うとずいぶんと消極的な理由ですが、後悔はないです。
「ノベルゲーム作るんですか!? シナリオのお手伝いなら喜んでやります!」
――本サークルへの参加理由を教えてください。
アベレイジ:
当時、自分が投稿していた二次創作が、界隈でそこそこ反響があって、「これ面白い、次は二次創作ではなく、オリジナル作品に関わりたい」と思っていました。
ですが、僕は前世で、今思うと本当につまらない小説を書き、若気の至りからそれをネット上にアップしてしまい、案の定感想でボコボコに叩かれるという苦い思い出があり、「完全オリジナルに再挑戦するのはまだ少し怖いから、誰かが企画した作品のシナリオを担当してみたいなあ……」と、結構傲慢な望みを持っていました。
そんなとき、元々Twitterで面識があった代表が、サークルメンバーを募集しているツイートを見たんです。「人を集めているってことは、代表には既に作りたい作品の企画があるのだろう」と思った僕は「ノベルゲーム作るんですか!? シナリオのお手伝いなら喜んでやります!」と飛びつきました。
実際は、お手伝いどころか企画から作ることになりましたが……
――企画もアベレイジさんのものですものね、お手伝いから一気にクラスアップですね。
はい。実質ディレクターです。荷が重い部分もありますが、任された以上は投げ出さずに最後までやり抜くつもりです。
「変化の物語」
――では、本企画に対する思いを教えてください。
アベレイジ:
以前から「ノベルゲームに最も向いているのは心情描写だよな」という考えがありました。
ボイスやイラストがあるので、テキストオンリーの小説よりも読者に直接訴えかける表現ができますし、逆にテキストがあることで、絵と声だけでは表現できない内面描写を補完することができます。
何より、アニメや漫画と違って、尺がある程度自由に取れるというのは魅力的です。あらかじめ尺が決まっていると、その中に物語を収めるために心理描写を削る、というのはよくある話ですから、そこを気にしなくていいのは明確な強みだと思っています。
ということで、今回はそんな心情描写を面白く描くために「変化の物語」にしようという気持ちがありました。そんなとき、代表の口から「和風」という単語が出てきて、現在の構想を思いつきました。
――「変化」と言う普遍的テーマもいいですし、ノベルゲームとの相性も良さそうですね。
「和風」も「変化」も再開発の田舎と色々と嚙み合っている気がします。
そうですね。あくまで発想の根本は「変化」にあって、"再開発で変わり始めた故郷" という設定も、メインキャラをほぼ10代で固めたのも、変化しやすそうだな、という発想からです。
「和風」というのも、昔から物事の移り変わりに重きを置く日本思想的に、合っていると思っています。
ノベルゲーム制作について思う事
アベレイジ:
始めはシナリオを書くだけのつもりで入ったので、ノベルゲームであるからといって、そんな特別なことはしないよな、と高を括っていました。
しかし、企画を担当した以上、そんな甘ったれたことは言えません、シナリオだけでなく、イラストや音楽、ボイスを担当される方々にも、自分の作品像を伝える必要がありました。
生まれてこの方発注書なんて書いたことがなかったので、最初は本当に手探り状態で大変でした……ですが、皆の力を合わせて一つの作品を生み出す、それがゲームなんだと改めて実感しました。
――ありがとうございます。では、最後の質問です。
実際に制作を始めて感じた事と今後の意気込みと展望
アベレイジ:
前述の通り、制作を始めて、ゲームは皆の力を合わせて作るものだと再認識しました。そして、その舵を自分に任されているということに対して、プレッシャーと同時に、大きなやりがいを感じています。
また、サークルの規模も想像以上に大きくなりました。皆様素晴らしいスキルをお持ちの方ばかりで、当初考えていたものよりも遥かに良いものができそうだという予感があります。
自分はまだまだ未熟で、至らないところだらけの人間です。サークルメンバーにはいつも迷惑をかけて申し訳ない気持ちでいっぱいです。それでも、必ず良い作品をお届けできるよう、これからも精一杯尽力していきますので、どうかよろしくお願いいたします。
――ありがとうございました。
あとがき
と言う事で今回はアベレイジさんから色々なお話をお伺いできました。
今までとは少し違う視点での記事になったと思いますが、如何でしたでしょうか?
今後も期待して頂ければと思います。
今月の活動報告/ナナクリCREATERs‼はここまでです。
それでは、おななぁ~。