今回は記事が長いのでQ&Aはお休みとなります。
お風呂・トイレRPG解説記事
こちらの記事を読む前に前回のお風呂RPG解説記事を読むことを推奨します。
https://ci-en.net/creator/7491/article/808123
今回のお風呂RPGが「もやもや」編としたらトイレRPGは「スッキリ」編となります。色々、すっきりしたでしょう?
幽霊がいてトイレに中々入れない少女のお話に見えたお話
今回のお話は最初は幽霊がいて中々入れない少女のお話に見えたでしょう。最初はね。全部クリアすると「幽霊」とは何だったのかが分かるようになります。また今回は少し暗めの「いじめ」を題材にしています。
トイレRPG、タイトルロゴの意味
黄色文字の「唄う」について
”黄色”それは黄色信号、もう限界だよって意味を込めました。
「姫」について
作中の「幽霊」と同じ色、つまり幽霊=姫であるということと。黄色信号を出していた頃はまだ「とどまろうとしていた」ということです。
ロゴの中にある横線について
気付いた方は気付いたかもしれません、ロゴにある横線は全てモールス信号になっています。「青」のモールス信号は「きき」からの信号、黒っぽいのは第3者の言葉になります。上下にあるのは有名な「SOS」です。また黒いのはここでは書けませんが攻撃的な言葉が入っています。
雫について
ロゴをよく見ると「雫」が点々と書かれています。こちら音姫っぽいゲームなので水を流す音ーと見せてあれは「ききの涙」です。
「幽霊」について
皆さん最初は本当に「幽霊の噂」だと思ったのではないでしょうか?トイレといったら有名なあのロリが出ますからね。ただ、このゲームでは本当の「幽霊」ではなく「いじめられていた、ききにつけられた、あだ名」だったのです。
「紙切れ」について
名前は「紙切れ」になっていますが、おふろRPGでもあったようにあれは「きき」が書いたものです。またお風呂RPGと比べると”まだ”紙切れは泣いていません。つまり「まだ間に合った」んです。皆さんはあの紙切れにあった時点であれが「何か」分かっていたはずなんです。何故なら「勇者、求ム」ってずっとずっといっていましたから。
また最初に「ポケット」から飛び出してきた、と書かれています。”とと”はポケットに持っていてききがいたトイレの前に来ていたのです。ただ、勇気が出ずに紙切れを「くしゃくしゃ」「びりびり」にして逃げようとしたんです。
また倒した当初は紙切れはぴくぴく動いていますが「二日目」を迎えるまたは「ききを止められない」と動かなくなります。タイムリミット、とみたいなものでした。
ととについて
この作品の「本当の勇者」だった者。というよりも「きき」ちゃんのいじめを唯一とめられた存在でした。なぜかというと・・・・・・。
「勉強」もできて「スポーツ」もできていて、また一度、ととが撤退した後に落書きをしていた女子生徒を注意し、女子生徒はそれを素直に聞いていましたね?そう、クラスや学校の中では地位(?)が高い方にいたんです。ととにはいじめを止める力があったわけです。
しかし、ととにはそれをする「勇気」がなかったんです。
トイレに捕らわれた「きき」について
ききの「唄」が響いていますがこの文字をよく見ると・・・・・・それは「モールス信号」。SOSのモールス信号です。また「きき」の名前は青になっています。この時点ではまだ間に合っていたんですよ。あまたききがいたトイレは最終的に「用具入れ」とわかるわけですがよく見るとききがいる部分だけ「取っ手」の位置が違います。
トイレの中に入っていたわけではありません、トイレに閉じ込められていたんです。
戦闘にでてくる者達について
静かなノイズ
攻撃すると「タスケテ」と文字が一瞬見えます。ききからの精いっぱいのSOSです。
しずくノイズ
こちらは水の流す音をイメージしている・・・わけはなく、ききちゃんの涙です。
勇者
このトイレの中にはたくさんの「ノイズ」が響いていました。ただし、それは「本当はノイズ」ではなく「ききからのSOS」またととのポーズを見るとわかる通り「聞かないふりをしていた」んです。だからこそ最後の敵は耳を塞ぐ自分だったんです。また戦闘背景も壁ではなく「鏡」になっています。
ととが「きかない振り」をした理由はこちらになります。いじめられている者を助けたら、標的が変わるかもしれない。という気持ち。
またこの戦いでは「止まらぬ歩み」が徐々に上昇していきます。これは悪い意味ではなく立ち向かう意思、ききに向かっていく止まらぬ歩み、だったわけです。今なら「誰でも助けられる」といわれた通り「誰でも」助けられたんです。しかしそれが遅かっただけ。
勇者きき
ついに扉の中にいたのが「きき」だったとわかるシーンです。しかし名前をよく見ると「赤」。遅かったんですよ。
ととは声をかけていますがダメージが「0」と書いています。なぜかというとここにいるのは「きき」の思念。本人に届いていないからなんです、戦闘が終わると、誰もいませんから。そこには誰もいないんですよ。
また「きき」も「魔王を倒した」「安息の地を解放」等いっています。また見た目もお風呂RPGで出てきたときと同じ姿になっています。そう、もう遅いんですよ。
皆さん知ってますか?勇者って物語では一人しかいないんですよ。「とと」が勇者として現れることができたということは、そういうことです。勇者になったききは既にいないから。
**遅かったんですよ。
なら、早くいけば「きき」を助けられますよね!
勇気のない勇者
すぐにトイレの扉を開けると「きき」が中から出てきます。そう、死んでいないんです。また名前も青文字であり「ききがまだ、とどまろうとする意思」を持っていることが分かります。
またききの「うわばき」が1つないことがわかります。隠された、のでしょうね。
ちなみにここにあります。
ととはかつて助けを求めた「きき」の手を払ったことがあったんでしょうね。
またこの時点では少しだけ「きき」に言葉が通っていることがわかりますが・・・。
途中でダメージが「0」になっています。
そう、この時点で「きき」は勇者になり、留まる意思を失ったんです。
ちなみにですがダメージの「8181」は「ばいばい」
25070874は「ふこうなおはなし」となっています。その名の通り。
遅かったんですよね。
勇者と姫について
作中で「姫」という単語はほとんどでてきません。しかし二人の姿を見てみるとわかります。「とと」は勇者っぽい服装をしていて「きき」はどちらかというと勇者ではない姿をしていますね。「きき」はお風呂でもトイレRPGでも、一度も「勇者」ではなかったんです。逆にずっと「勇者」を待っていたんですよ。物語で助けられる「姫」になりたかったんでしょうね。またこのトイレRPGは付け足してお話を創りました。が、それでも私はききちゃんを勇者にしなかったのは、そもそもが誰かを助ける「勇者」じゃなかったから。です。これでこのお話は終わりになります。
余談
ちなみに今回のアップデートでSE音が変わったの、お気付きでしょうか?めっちゃ「んぴ」っていってませんか?あれは、オリジナルBGMを作ったぐりんぴさんの声、ですwガチの声です。面白かったでしょう?
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