癒し音響研究所 2019/10/25 12:03

安定打坐法のすすめ


先日知人からこんな依頼がありました。

「安定打坐につかうブザーを編集してほしい」

安定打坐という単語は知っていたものの、細かい様式等知らなかった私は、その知人の協力の元、音声編集を済ませたのですが、

中々これは素晴らしいと思い皆様にもシェアすべくこの度DLsiteにて瞑想タイマーという名前で販売開始しました。興味のある方はサンプル音声を聴いてみて下さい。


さて安定打坐とはなんぞや、という方が大半だと思うので、簡単に説明させて頂きますが、

中村天風という求道家の方が開発した瞑想法になります。

中村天風

ちなみに中村天風氏については説明すると長くなりますのでwikipediaのリンクを載せておきます。

現在数多くある引き寄せの法則の源流****にあたる人です

依頼をもらった知人から中村天風氏の著書を数冊借り受け拝読しまして、私自身大変「救われた」感覚を得ましたので、こちらも皆様に広くオススメします。

さて少し話がそれましたが安定打坐についてです。

安定打坐とは

安定打坐とは簡単に言うと音を使った瞑想法になります。

音を集中して聴き、音が消えた瞬間に訪れる静寂に浸るという行為を通じて

無念無想の状態に入る事を目的にします。

無念無想=一切の雑念が無い状態に入る事で、心を空に(リフレッシュ)、心の状態を良くすると考えるとわかりやすいかもしれません。

PCに例えると、様々なバックグラウンド処理をタスクマネージャーで切ってやることでCPUのパフォーマンスを上げる行為に似ています。

これをすることで、どんな効果が期待されるかというと、

雑念や不平不満で満たされている心を一度空にして、そこにポジティブな事を満たしてやることで、良い現象を引き寄せたりといったことにつながるという事です。


さて私は癒し音響研究所と名乗っていますので、これについて自分が納得できるように研究してみました。

やり方について

まず安定打坐のやり方を見ていきます。

制作した音声は約32分、内容は音が鳴っては止まりを繰り返すというものです。
後半になるほど音と音の間隔が広くなり、恐らくは瞑想の深度が深くなることを想定していると考えられます。

・リラックスした体制で音声を聴き、音に集中する。

・集中したまま音が消えた瞬間に感じる「絶対の静寂」の余韻にしばらく浸る(無我無念・無念無想)

以上

との事です。

音についてですが、YOUTUBE等で検索すると、

・機械的なブザー
・おりん

の二種類が確認されます。私はおりんの音が好きなのでおりんを採用しました。

余談ですが、このおりんの音がソルフェジオ周波数の近似値だったことに純粋に驚きました。

実際にやってみて

実際に体験してみるとわかるのですが、確かに音に集中していると、音が途切れた瞬間「絶対の静寂」を感じることが出来ます。

そして瞑想をする方には体験あると思うのですが、寝落ちを防ぐという意味でも音は効果的に働きます。

また無想の状態とは脳波的に言うとアルファ波~シータ波が発生している状態であろうと推測されます。寝落ち寸前の脳波状態の所に音が鳴り、ベータ波の状態まで引き上げられ、再びゆっくりと脳波をアルファ~シータに持っていくという、いわば脳波の反復運動をしているような状態になります。

これを日々続ける事で、自分の脳波状態をコントロールし、極度の緊張やストレスを消すことが出来るようになると推測されます。

引き寄せの法則と脳波

余談にはなりますが、脳波と引き寄せの法則についても少し考察したいと思います。
引き寄せの法則とは潜在意識が欲するものを自動的に引き寄せてしまうという法則なのですが、

無念無想の状態、シータ波の脳波の状態は潜在意識にアクセスしやすい状態と言えます。暗示が入りやすいのもそのためです。瞑想を通じて脳波をシータ波にし、潜在意識が活発な時に願えば引き寄せは実現するのかもしれません。

最後に

さて安定打坐について書きましたが、
日々坐禅や瞑想、果てには脳波をチューニングする音声などを作っている私は、
もはや安定打坐の音を聴かずしても、シータ波の状態に持っていく事が出来るようになりました。

緊張やストレスを感じた時は呼吸法等で脳波を整え心のスペースを空けるという事を意識的に出来るようになりました。

何故かというと、「脳波が変わった感覚」を知っているからです。

ですが、瞑想をはじめて間もない初心者の方には、非常に役に立つトレーニングであり技術だと思いますので、是非試してみて下さい。

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