2023年8月25日 夏バテについて

夏バテとは(言葉の定義)

「夏バテとは夏の暑さによる自律神経系の乱れに起因して現れる様々な症状。
暑気中り(しょきあたり)、暑さ負け、夏負けと呼ばれることもある。

本来は秋口に体調を崩した際、夏に体力が弱った影響で体調を崩したという意味であり、夏の時期で体調の悪さを表すのは誤用である。」


様々な症状とは主に
疲労感・食欲不振です
睡眠不足・胃腸障害を出しているサイトも見かけましたが、これらは夏バテの原因ではなく、これらが続いた結果、夏バテになったと解釈した方が良いと思います


特に「朝食を食べない」「徹夜をする」という行為は夏バテだけでなく、熱中症も引き起こしやすくなりますので、食事はしてください
どうしても食欲が無くて食べれない・食べても消化できないという人は今すぐ適切な胃腸薬を飲んでください
(適切な胃腸薬の選び方は割愛します)

ちなみに胃腸が冷え切っても食欲が湧きません
高齢者で食欲がない場合は胃腸薬よりも胃腸も温める栄養剤(結構高い)が必要な人が多いです
栄養剤を飲んでもらって半日もしないうちに食欲が出て来ます


今でこそ空調が良くなり、夏の暑さでやられるという人が減ったように思います

何故夏バテが起こっていたのかということから解説すると、

空調が整う前は
・暑さで汗をかき、身体の中からミネラルが出ていき、体内ミネラルのバランスを崩していた

・暑さで食欲が無くなり、食べる物が減り、栄養補給が出来なくなった

・暑いと汗をかくために体内の血液が表皮に向かい、胃腸の血液量が相対的に少なくなるため消化が悪化する(五行説・東洋医学的考え)
このため、冷たい物を摂ると胃腸が冷えやすくなります


ところが今年の暑さでは熱中症を予防するためにエアコンを入れる人が増え、暑さに耐えなくても良くなってきたように思います(エアコンを使うことによる体調不良が出てきましたが、今回は割愛します)


もう一つは自律神経の働きですが、暑い日が続いていると交感神経が優位になるのか、睡眠時間が短くなります
もともと夏バテは立秋を過ぎてから起こす症状を指していました

季節が夏から秋に変わり、暑さも和らいで副交感神経が働きだすと疲れが一気に出ていたとも解釈出来ます
走っている(仕事をしている)時は疲労をそこまで感じませんが、走り終わった(仕事が終わった時に疲労が一気に来るのと同じです

例年は立秋や盆を過ぎると涼しくなって夏バテの人がチラホラ来ていましたが今年はまだ来られていません
今年は8月いっぱいは最高気温30℃を超える予報が出ていますので、夏バテが出るのはもう少し先になる・・・と仮説を立てますが、どうなるかは一か月後に結果が出ると思います





夏バテを出したくない人は今からでも良いので
・栄養価の高い物を食べる(栄養剤で代用可能)

・軽い運動(30分歩く・フィットボクシングやリングフィットアドベンチャーでもOK)

・睡眠の確保(ポケモンスリープで高評価を取れるように)

・胃腸の弱っている人は胃の働きを良くする胃薬を飲む

・エアコンの設定温度を26-28℃の間にする

・風呂に入って身体の中を温める

ということを実行すれば、夏バテとは無縁になるかも知れません
疲労感や倦怠感が出ている人は今すぐ始めてください

季節を問わず疲労感や倦怠感が出ている人は生活習慣はもちろんですが、仕事内容も見直してください

現代人は糖質や脂質は過剰に取っているのですが、たんぱく質やビタミン類やミネラルは欠乏している人が多いです
日ごろからたんぱく質やビタミン類やミネラルの補給を意識してください(市販薬で補えます)


参考:
https://www.jca-can.or.jp/useful/column/1235
https://brand.taisho.co.jp/contents/tsukare/70/
https://brand.taisho.co.jp/contents/tsukare/71/
https://smartdock.jp/contents/lifestyle/lh051/

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