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日記の記事 (86)

ぼんやりクラブ 2019/06/15 17:35

【読後の思考】凍った時間 (『ちぐはぐな部品』より/著者:星新一)

※一応ネタバレ注意












ちぐはぐな部品

凍った時間

大雑把な内容

特殊な放射能を浴びてしまい、全身サイボーグになってしまった主人公。
人々からは奇異の目で見られるので地下にこもって生活していた。
ある日、唯一の楽しみであり、外界との接点であったTVが停止。
気になって、地上に上がると人々が倒れている。動いている人間はどこにもいない。

人目を気にしない自由を感じるも、町は死んでいる。
主人公は孤独を感じる。

そこに気密服を着た人間が現れる。同じ仲間扱いされるが、彼らは人々を眠らせるガスを開発しクーデターを起こしていたのだった。主人公はブチギレでその主犯格である博士を銃で撃つ。

二時間後、ガスの効果は消えて、人々は眠りからさめる。
開発者が死んだので、仲間たちは陰謀を企てる気力を失った。

やがて、人々が目を覚まし、立ち上がる。
きょとんとしていたが、次第にその視線は主人公のもとへ注がれる。

主人公は再び地下へ戻る。


なんとなく、『どろろ』の百鬼丸を彷彿とさせた。
村に住む妖怪(だっけ?)に苦しむ人々を百鬼丸たちがやっつけるんだけど、恩人にも関わらず「不気味だ」って理由で爪弾きされ村を追い出される、この一連の流れを思い出した。

それから、TVが地上世界と地下世界をつないでいるという点にに創作的な魅力を感じた。それに近しいものといえば私のなかでは「監獄(牢屋)」がそう。固く扉を閉ざされた独房に唯一ある小窓、なんかにも心惹かれるものがある。
『男には何もなかったが、その小窓から差す光だけが、唯一自分と外界とをつなげる存在であった』のようなシュチュエーション。※完全に創作世界における監獄だけど

隔絶された環境にあるものでいえば「無人島」もそう。
たったひとりで生活しているうちに物事の見え方が変わっくる、みたいな。

「身の回りに物が・情報が溢れまくっている世の中だから意識が分散しがちだけど、視野をきゅっと狭めて何か一つのものだけに意識を集中させると、いつもとは違った視点で物事が見られるよね。その見え方が新鮮だったり奇抜だったりして面白いよね」
…っていう考え方が自分にあるので、そういったものに魅力を感じるのだと思う。

半径3m以内に大切なものは全部ある by.宮崎駿
※若干ニュアンスが違うかも知れない

一見何もいないようなそのへんにある草地にしゃがみこんで、じぃ~~っと眺めみると、実は色んな虫が潜んでいたりして驚くことありますよね。子供の頃はそうじゃなかったのに。

そういう視点を忘れないようする。
そこから得たものを創作に活かしたい。

創作サークル ぼんやりクラブ
Webサイト:http://bonyari.club/
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ぼんやりクラブ 2019/06/14 02:59

個人的な創作上の「夏」について

最近小学校の近くのマンホールが、まるでSNSにアップしてくれと言わんばかりに溢れていました。生まれて初めて目にする光景でした。彼らの通学路の坂道は小川のようにせせらいでいました。(どうやらプールが始まった影響で、そうなったらしいです)

個人的な創作上の「夏」について

創作によって『現実で体感し得る「夏」を越えるような感動・刺激を与えたい』という欲求がいつもある。作品を通して、リアルで感じる夏以上の「夏」を作り上げたい。

実際には、「暑い」「蝉がうるさい」といった感覚程度のもので、能動的に何かアクションを起こさない限り、いわゆる
【+゚:。+Summer Vacation!+゚:。+ 今年の夏は"思いっきり"楽しんじゃおう♪】
系の経験はできない。

しかし、それでも夏が近づくと高揚するし、何かを期待してしまう。
それは幼少期の「夏休み」に対するイメージが根強く残っているからなのか、それとも別の本能的な何か理由があるのか。その原因はよく分からない。

特別感はあるが、特別なことは何もない

その個人的半端な感情は「創作」という行為とすごく相性がいい。
特別感はイメージにつながる。
また、特別なことが何もないという現実は、その足りない部分を想像して補おう、という力を働かさせる。「こうだったら…」という理想を描きたいという欲求につながる。

だが、どうあがいても現実には勝てない

創作の上では、たとえば最高のシチュエーションで最高に美しい花火を何千発でも打ち上げることができる。創作なので。
けれど、その夜空に映る鮮やかな色彩や、胸の奥まで響くような爆音、周囲の人々の歓声や、屋台から流れてくる匂い、川辺の少し湿度を含んだ空気、そういうものを直接五感で感じることはできない。

だがしかし、創作物の描く夏は素晴らしい。

創作物でしか感じられない「夏」
ここに価値がある。
逆に言えば、現実では絶対に感じられない夏を体験できるのは「創作物」だけである。(あとは妄想。ワンチャン夢)

単純に雰囲気(空気感)が魅力的。

すべては"暑い"が生み出す

イメージでいえば、暑いので外側へ発散し広がる感じ。
逆に冬は寒いので、内側へ小さく縮こまる感じ。

夏の暑さで、気分がアゲアゲ↑ギラギラ★ハイテンションになりやすいのは間違いない。
※おそらくセロトニンとかその辺の関係で。
そして、そこに拍車をかけるようなイベントの数々。
海水浴やプール、バーベキュー、夏祭り、あれやこれやと気分が開放的になるものばかり。これは「人間がそうしたい」という欲求の表れに違いない。
夏には、そういった人々を開放的にする力があることが分かる。※個人の感想です

夏場は日没が遅いので、活動時間が長くなりやすい。
すなわち、外にいる時間も長くなりやすい。
さらに日が暮れてからの方が涼しいので、むしろ行動が活発になったりする。
夜から始まる屋外でのイベントが多く、普段静かな田舎でも夜中まで賑やかだったりする。そのちょっとした非日常感も個人的にポイントが高い。
そして、その喧騒と、そこから離れたときの周囲の静けさの差。
たまりませんな。
https://www.youtube.com/watch?v=pYk8Tk_qr40
学生は夏期休暇期間となる。
学校生活からしばし解放されるあの時間こそ、「夏が特別である」という印象をもたらす要因だ。そう強く感じる。

自由工作研究で植物を育てたり、星を見て「夏の大三角形」について学んだり、あるいは親戚の家に遊びにいったり、普段できない体験をする機会も増えるので、ますます夏の印象は強まるばかり。生物も活発になるので、蝉やカブトムシなどの虫採りや魚釣りに夢中になったり。

たくさんの経験を目の前にする少年少女たち。
彼らにとって、夏休みはキラキラとした宝箱そのものだった。

涼をとる

これも夏の大事なエッセンス。
※近年はエアコンがないと死ぬレベルだけど
団扇や簾や扇風機。アイスやカキ氷。あとは風鈴。
それから、海や川やプールで水に触れ合うことも多い。
外の空気が熱い分、水の冷たさは滅茶苦茶心地よく感じる。
また山や森も場所によっては涼しいので避暑地となる。

何といっても怪談は欠かせない。
日本の夏の伝統的なもの(風物詩)=『和風』
これとタッグ組んでの和風伝奇ノベル・ホラーノベルは多いと思う。
伝統や文化に関係して言えば、夏祭りは定番中の定番。
これこそ夏を演出する最高の題材。
なぜなら、夏祭りは期間限定だから。
他のどれもこれも、やろうと思えばいつでもできるけど、夏祭りはどうしても夏しかできない。その特別感が、大切な要素だと思う。

夏の花火大会も同じで、そのひとときのためだけ、といった「限られたもの」に対しては、ものすごいエネルギーが集中する。祭りや花火大会を催す側の人々からすれば、長期に渡って前々からその日のための準備をするわけで、少なくとも関係者たちの熱気は当日その瞬間にMAXまで上昇するはず。学生でいう運動会・文化祭の準備期間~当日までのそれ。そういった熱は次第に来場者にも伝播していく(祭りは特に)

限られた時間だからこそ、特別な想いを抱く。
あるいは、限られた間だからこそ、想いが募ったり爆発したりする。

空に消えてった打ち上げ花火のように、瞬く間に過ぎ去っていく夏。
そのクールダウンするような静けさ、どこか切なさ漂う余韻も魅力的。

やがて気温は下がり、季節は秋へ。

すべては"暑い"が生み出す

高まり下降していく気温の起伏そのものが、まるで一つの物語のように思えたりする。
夏そのものが物語。
創作との親和性が高く感じられるのは、そのためだろうか。

そのためだろう。

最初から起伏があるから物語にしやすいんだね。

最近まで考えていたシナリオがボツになったので、またネタ出しから始めないとけいない。
もしくは、墓荒らしのごとく没シナリオから何か利用できそうなものがないか、わっせわっせ掘り起こし探し出して、そこから広げていくか。

ちなみに夏系の作品は夏にあわせて公開したい欲があるんですよね。

どうしようかな。

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ぼんやりクラブ 2019/06/12 05:00

【雑記】欝展開について思うこと

https://news.nicovideo.jp/watch/nw5449777

こちらの記事を眺めて、ぼんやり考える。

個人的には「後味が悪い」「胸糞」という印象を与える作品でも、初めから終わりまでの間に何かしら創作物としての面白さや魅力を感じられるのであれば、それはそれでいい、と思っています。

「欝な展開=急に欝なシーンをねじ込んでくる展開」は作品の質を落とす

サイト内のコメントにもありましたが、「突発的・部分的に」欝な展開を持ってくるから、急にテレビの電源を落とされたような冷めた感じになってしまうのだと思います。
「楽しい」「嬉しい」は急に来ても不自然でないけど、「欝」は急に来ないです。
ショッキングなことが急に起きても、それは「鬱」ではないです。

洋画ですがダンサー・イン・ザ・ダークは、もう冒頭の冒頭から「あ、なんか陰鬱そうな映画だ!」感を醸し出しており、欝展開が来ても不思議でない状態を初っ端から作り出しています。雰囲気作りの巧みな、心に残る名作です。

https://www.youtube.com/watch?v=GJTMJn2TOAM

欝なシーンを持ってくるならば、

①伏線や前兆を前もって入れて唐突な流れにしないこと
②作品の空気をそれっぽくすること

これらを気をつけるだけでだいぶ印象が変わると思います。

もし、今後そういった展開のある作品を作るとすれば

「え? その展開にする必要あったの?」

って言われたとき、

「絶対に必要だった」

そう言い切れないといけない気がするんですよね。

で、じゃあ、どうして、そこまで欝展開にこだわるんですか?
ほのぼのハートフルじゃダメなんですか?

ってなったときに、

・このジャンルが大好きで自信がある
・他の人ではできない欝描写ができる
・実体験があるので現実味をもって演出できる

みたいな、自分の強みが活かせるといった理由があった方がいいなと感じます。
内容が内容だけに。(あとは「そうでしかこの作品の魅力は伝えられないんだ!」といった理由)

でも、やっぱ、普通じゃ書けないものだと思うんですよね。
それなりに何か持ってないと中身薄っぺらになる気がします。

欝な内容なら、直接的な描写しないにしても、目を背け耳を塞ぎたくなるようなものが作品内で展開しているのはずなので、その事実に作者が真っ直ぐ向き合わなければいけないというハードルがあるはずなんです。

「いかに欝な展開を創り出すか?」
そこに情熱を注げる人なら、すごく素質があると思います。

ホラーだったら?

最近、というか、前々からネット上で流行ってる感じの短編ホラーノベルをを作りたいと思っていたのですが、ガチで作るなら、本当に恐ろしいものをインプットしていかなければ良い作品が作れないと思い、半ば諦めています。

なぜなら、怖いからです。
恐怖を研究していくということは、すなわち真実に近づいていくということです。
多分、その行為はやがて禁忌に触れるので、できないです。

※そもそも近年怖いのダメになってきてます。

ネタになる体験もないのでライトなものしかできそうにないです。
でも、ライトなものは怖くないのでそもそも破綻してしまう。

もっとも、不思議、奇妙な物語ならばいけそうです。
微妙なところですが、今後書くかもしれません。

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ぼんやりクラブ 2019/05/28 20:43

今日の成果

出来たプロットは「すごく暗い雰囲気の邦画になりそうなミステリー小説」のそれ


「まあ、そうなるわな」という感じです。

さて、じゃあ、こいつをどう表現するか?
ってことで、今までの経験を踏まえ、作品の諸々の設定を考えました。

形式・公開場所について

①スマホに対応・アプリ化可能
②製品版をDL委託販売サイト、体験版をフリーゲーム販売サイトでそれぞれ配布
・体験版はプレイ動画形式で動画サイトでも公開?
③規模は短編~中編(自分のなかで)
④マルチエンディング?

何か作品を完成させ、公開させることだけでも、リハビリ中の私にとって物凄く有意義なことです。

創作人生は長いので、再始動一発目は
「(自己採点で)100点中60点くらい採れればいいかな~」
という気持ちでなるべく穏やかに創作したいです。

要するにシナリオ部分だけでもせめてガッチリやって、60点は採る。
残りのあれこれは最低限やって70・80点まで伸びりゃあ上出来。
「多少は妥協していい部分」と「しちゃダメな部分」を分けてリスクへッジします。

リソースについて

まだどんな作品になるか分からないものの、少なくともBGM・SEは自作できないので、有償の素材を使うか外注します。

一番問題のグラフィック。
例によって動的な演出が入ってくるはずなので、悩ましいところです。
その辺は制作するソフトの仕様と関わってくるので、しばらく試行錯誤します。

完成は今年か来年中を目標として、焦らずにやっていきます。


帰ってきた井戸端会議室NO.3(最終回)

創作リハビリテーション中のぼんやりクラブMADOROMIの雑記です。

フリー画像素材サイトで適当に選んだ画像から創作的な考察、想像(妄想)をするというリハビリを行っています。

だいぶ創作のエンジンがかかってきたので今回が最後です。


イカれたメンバーの紹介

私です。

フリー素材が元ネタの自作キャラ。ねずみのぬいぐるみ。子供っぽい。

フリー素材が元ネタの自作キャラ。礼儀正しい。

完全オリジナル自作キャラ。口が悪い。

これらのキャラの登場作品

デジタルノベル『静かに翳る』紹介サイト


お題



「この写真のある地方には、こういったポストのようなものが立っている」
「理由は分からないが、この地に足を踏み入れたものは、お布施をしなければいけない」「あの円形の穴のなかに小銭を入れて、ここに来たことを忘れるようにと、言い伝えられていた」

「ほうほう」

そうなった経緯としたは、大昔に
土着信仰の名残
鳥の国では、鳥が貨幣替わりとなっていた
ーーこの写真は、そんな当時を感じさせる、小さな感動的シーン

※考えがまとまらないうちに別の話題へ


「なかなか難しいんだけど、鳥が貨幣ってのを考えて、思った」

「何を」

「日本が昔、米をお金がわりにつかってたように、何に貨幣としての価値をおくのか?って視点がね、面白いなって」

「石だったり貝だったり今のような金属だったり、丈夫で劣化しにくいものが都合よかったのかな」

「使い勝手がいいから紙になったんでしょうね」

「で、米をお金として扱ってた価値観というか考え方そのものが面白いなと思うんだよ」

「要するに、人間って地域地域で独特な考え方するなぁって」

「で、当たり前っちゃ当たり前なんだけど、今の世の中の常識って1つの方向性でしかないってことを感じる」

「マイノリティが淘汰され、大多数に流れた。または絶対的な権力の力でもってそうなってしまった。とか、結局、今ある世界は、数ある選択肢のなかの一部分を選んで進んでいったにすぎないということ」


「何が言いたいんだ?」

「人間ってもっと混沌としている生き物で、統制されてなかったら、やばいこと平然としてそうって話。(殺しとか暴力的なことを自然とやるって意味ではなく)今よりも人間的活動の範囲とその程度が凄まじいことになってたんじゃないかっていうこと」

「ドラえもんの、もしもボックス的な話か?」

「まあ、そうかもしれない」

「それでいうなら、現実として有り得た「もしもボックスの世界」って表現がシックリくる。

「今ある世の中は、人間が作り出してきた。だから、人間の考え一つで、世界は変わってしまうといっても過言ではない。

「であれば、もしもボックス的な世界って、別にあってもなんらおかしくないよね」


「まあな」

「そこに、【人間の欲求】が絡めば、たとえどんな展開でも、筋が通るはず」
「そうやって、文明が生まれたのだから」

「倫理的にどうなの?」

「その辺は作者次第さ。ただ、上で言う【人間の欲求】とは、作者の欲求ではなく、物語に登場する人間のそれのことで、作品世界が『なぜそのように成り立っているか?』という点を納得させる理由としての欲求」

「『ああしたい、こうしたい』という思いの強さ(あるいは、そう思う人の数)が、世界を築き、変えてしまう大きな理由になる」

「その背景を上手く描けば、たとえもしもボックス的な世界でもリアリティをもって成立するんじゃないかって思ったわけ」

上記内容は「奇妙だけどそれが当たり前の世界を読み手に納得させるためには、どう説明すればよいか?」という視点で書いていました。
たとえるなら、「世にも奇妙な物語」でありそうな設定です。


「最初から、その例をだしてよ!」
「もしもボックスとかズレてんだよね!」

「はい…すみません」

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ぼんやりクラブ 2019/05/25 07:18

思考整理

現在考えているシナリオを面白くするために、色々考えています。
下記内容を取り入れるかは分かりませんが、私にそういった趣味嗜好があり、創作物に反映したいと常日頃考えているので、思考整理の意味で今回書いています。

何かが起きることで、それに影響して何かが起こる。

じゃあ、そもそも、なんで起きるのか?
って考えると、人間の欲求や感情、それらに基づく行動によってアレコレが生まれるものだという結論に行き着く。

個人的に奇妙な、不思議な出来事に惹かれるから、そういったものがいかにして発生するのか?と考える。

**********

「偶然が重なったから」「自然現象」という理由では到底結論付けられないような、明らかにおかしい出来事の根本には、一体何があるのか?

そこには、得体の知れない人間という生き物の側面がある。

常識的な視点からみれば、猟奇的だったり、病的だったり、とにかく異常な思考・行動ではあるものの、可能性としては0%でないという側面。

変な癖、習慣、こだわり。

そういうものは誰しも持っているもの。
「基本軸からあまりにかけ離れてしまっているだけ」とか「数多ある方向性のなかで極めて珍しい方へ突出してしまったのだ」と考えれば、割と現実的に捉えられる。
だから、「ありえない…!いや、おかしいだろ…」
そんなふうに思われて仕方ないような「何かが」存在していても、特段不思議ではない。

法を○すようなことだと事件として報道されて周知されている場合が多いはず。
※失踪・誘拐・ストーカー・殺人など
一方で、犯罪行為でないがゆえに、表舞台に出てこないものがある。

たとえば、「探偵!ナイトスクープ」でたまに依頼される感じのもの。

【探偵ナイトスクープ トラウマ】で検索かけて最初に出たサイト⇒https://topicks.jp/30259

明らかに不可解だし、よくよく考えると「怖い」「不気味だな」と感じる。
でも犯罪行為ではないし(抵触してる場合もあると思う)深く気に留める人もいない。あるいはすごく気にしてはいるものの、なんとなく関わっちゃダメな気がして避けているパターンもあると思う。

で、私はそんな「世の中には知られていないが、でも確かに存在している事物」に興味をもって生きている。
https://www.youtube.com/watch?v=vfjvoIGmBwk

MADOROMI巡回サイト⇒不思議.net

振り返って、じゃあ、そもそも、なんで起きるのか?

そこには、得体の知れない人間という生き物の側面がある。
変な癖、習慣、こだわり。
犯罪行為でないがゆえに、表舞台に出てこないもの

一人だったり集団だったり、すごく長い歴史があったり、ごく最近始まったことだったり……。その辺の設定は物語のオチに関わるのでじっくり考えるべきとして、もし自分がシナリオをつくるなら「主人公が、偶然そういったものに出くわしてしまう」展開にしたい。で、巻き込まれていく。あるいは気になって自発的に探っていく。そのうちに真相を知ってしまい……という流れ。まぁ、流れは普通のミステリー。

しかし、その何かに出会うことで、主人公はどうなるのか?
そこで作品の魅力を膨らませたい。
異常者に命を狙われ危機に陥つも、なんとか助かる……みたいなのはやらずに、もっと違う方向性で考える。

たとえば、

①そいつらと仲良くなる。仲間になる。

②心の奥底にしまっておく。
で、数年後、いつの間にか似たような行為に至っている主人公。

③探っているうちに、また別の【何か】を知ってしまい、自害する。

のような感じ。

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