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シナリオの記事 (15)

ぼんやりクラブ 2020/03/09 22:31

【創作】情報についてアレコレ雑記

もし、ネットもTVも新聞も見ず外界からの情報がほとんど入ってこない状況下で生活していれば、新型コロナウイルスだけでなく令和になったことすら知らずのまま日々を過ごすのだろうな。

と、ふと思った。

世の中を動かす情報には必ず発信元がある。
そして人々が信じる理由も存在する。

・権威や名声、信用をもつ人物/企業/公的機関等だから
・(発信者が)偽る必要がない/それにデメリットしかないないから
・今までずっと正しい情報を発信し続けてきたから
・内容がごく自然だから/疑う余地がないから   等

昔見たことのある海外の壮大なドッキリは、メディアや大勢の人間を使い
それらの認識を上手く利用して当人が信じざるを得ない状況を作り上げていた。
※仕掛けられる人が演じている可能性は十分ある

映画『トゥルーマン・ショー』のような状況は、
小規模であれば案外簡単に作れてしまうと思う。

特にネット情報が信頼を得た昨今であれば、
リアルでの実感が一切なくても
「あぁ、世間はそんな状況なのか……」と
信じさせることが容易になってきている。

そもそも情報でしか知り得ないものがゴマンとある。
政界やら芸能界やらあれやこれや……
一生実感を得られないものの、
しかし「そうである」と認識しつづける情報は無尽蔵にある。

当然、情報公開されない場合もあるはず。
公開する必要性がない情報もたくさんある。
要するに公開される情報は発信者の意思のもと"選別"されている。
影響力さえあれば"印象操作"が可能になる。

すでに、この世界はある種『トゥルーマン・ショー』のような状態だと思う。
これ以上は踏み込めない

実感の伴わい情報が人間の感情を動かし
挙句普段の言動や生活を変化させる力を持つこと、
その情報に踊らせれてしまう人間の特性は、
創作においてすごく魅力的なテーマ、エッセンスになる。

情報操作する者(騙す者)とされる者の立場を明確に分けて描いたり、
完全に信者と化した者、信じない者、懐疑的な者、
賛成反対を表明しない者など、それぞれの対立と心理を描いたり……

情報のもつ「不透明性」を利用して人々の感情を煽る手法は、結果として
「信じたいものを信じる」という人間臭さが際立つのでとても魅力的に感じる。


最終的には自分が信じるか信じないか、それだけ。
それは主義であり、生き様とも言える。
「創作において」は、その辺の多種多様さを活かせる点が良い。

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ぼんやりクラブ 2020/03/07 18:17

【悲報】○○さん、ついに**してしまうwwwwwww/「~してしまう」の用法について

改めて「~してしまう」について考えてみた。


ふと「~してしまう」を「~しちゃう」とする表現ってなんなのか、
と疑問をもって調べると日本語の学習系サイトが多く出てきた。

改めて「~してしまう」について考えてみた。

完了
彼女はすーぐ実家に帰ってしまう。
彼女はすーぐ実家に帰っちゃう。

様態
街が燃えてしまう!
街が燃えちゃう!

命令(勧誘)
この問題、解決してしまいましょう。
この問題、解決しちゃいましょう。

など、元々の「~してしまう」にはたくさんの用法があるが、
何かを意識的に終わらせたという「完了」以外の「~してしまう」は、
「乗り過ごしてしまった……」「宿題忘れてしまった……」
のように失敗に対して後悔するニュアンスが強い。

その他、どんなときに使うか考えると、

可能
彼は軽々と大岩を持ち上げてしまう!
彼は軽々と大岩を持ち上げちゃう!

みたいな、能力的にできるをこと示すパターンがあった。

これには、伝え方や文脈・シチュエーションによって

「余裕でできてしまいますw」

みたいな嫌味を含むニュアンスがあって面白い(興味深いの意)

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ちょっとズレるけど、それに近いニュアンスで最近見る「~してしまう」

【まとめサイト】
【悲報】○○さん、ついに**してしまうwwwwwww

また単純に用法として「やつ一人で一国を滅ぼしてしまうぞ!」みたいな
過剰さを含ませた上で「可能」を示す意味合いでの「~してしまう」も面白い。

個人的に好きな「~してしまう」

祖父はペットに中指を立ててしまいます

トムは都合が悪くなると偽名をつかってしまいます

校長先生は卒業式をVRで済ませてしまいました

トムは校長先生の培養に成功してしまいます

祖父は家族に内緒でペットを競売にかけてしまいます

校長先生は体育館の天井に挟まってしまいました

本来「やっちゃいけないことをやってしまった」と
失敗に対して残念に思う・後悔する意味合いでの「~してしまう」を、
あえてシュール・ブラックユーモア路線へ持っていくことで
コメディなのかホラーなのか?という微妙なラインに位置させ、
「奇妙・不可解」や「病的・狂気」を生み出すという、
この手法が自分は一番好きらしい。

※もっとも上のはギャグ漫画をイメージして考えたけど

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ぼんやりクラブ 2020/02/11 20:05

最近のこと ジョーカー見た

ジョーカー見た。見終わってすぐ
ダークナイト見たくなってNetflix再開したものの
配信終了していたので、ゴーン・ガール見た。
絶妙な愛憎バランスが面白かった。
シナリオ展開的に状況があっちこっちするものはよくあるけど、
個人の内面が極端にあっちこっちするものは比較的少ない?ので面白かった。

敵であり味方である、というような、距離感はとても好き。
ルパンと峰不二子的な。

そういう絶妙なバランスでいうと、
ジョーカーでも「悲しみながら笑う」という
あの感情表現(あくまで受け手から見た感情)は
とても印象深かった。泣き笑いはあっても、
笑いたくない状況で笑ってしまうってのは滅多にないし。
だからこそ悲哀が引き立っていた。

弱者が権力者・立場の強いものへ反旗を翻す展開で、
「真っ当でなさそう」な方が「真っ当そう」な方より
優位に立つ、そういうストーリーは楽しい。

・囚人が刑務官を、泥棒が大企業を出し抜く

みたいな、世間的に「悪」と見なされるものが
世間的に「善」と見なされるものの鼻を明かす系は、
「善」側が腐敗していたり犯罪を隠蔽していたり……色々悪質で
「悪」側が「正しい」と視聴者に思わせる設定(調整)がちゃんとあって、
最終的にスカッとした気分で見終われる構造の作品が多いように思う。
(書いていて真っ先に浮かんだのが「オーシャンズシリーズ」)

スタンダードな勧善懲悪物語とは違い、
「悪人」側の視点から物語が展開するので
何をどうするのか先が読みづらいし、
そもそも経験することのないであろう非日常を感じられるはずなので、
この類の作品は名作が多い気がする。

もっとも善が悪を出し抜くシーンはたくさんある。

両者の決定的な違いは
「悪人は常に逮捕されるリスクを負って生きている」
という点。

悪事を働いていないとき、たとえば、
自宅でTVを見ながら家族とのんびり飯を食っている、
そんな時でも、悪人は問答無用で逮捕される。
場合によっては射殺される。そういう可能性がある。

だから全体を通して持続する緊張感の度合いが違う。
※もちろんこれは演出によって左右される。

個人的には、犯罪者(それに準ずるもの)の主人公がいつ捕まってもおかしくないという、ある程度の緊迫感を保ちながら物語が進行する映画が好きかもしれない。

一番の理由は、だからこそ何気ない日常シーンに特別な意味が生まれるから

(脳内いめーじ『レオン』)


ジョーカーの感想から大きく外れてしまったけど、
上で書いたような「悪」視点で「いわゆる善」を打ち破るようなものが更に見たくなった。

あとはアウトレイジみたいな「悪」vs「悪」みたいな面白い作品があれば見たい。

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ぼんやりクラブ 2019/11/15 23:20

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ぼんやりクラブ 2019/07/07 22:54

日記と作業メモ

日記&作業メモ

2019/7/03

マスターショット100 Kindle版を購入。
今回の作品には、ほぼ直結しないかもしれない。
事例をあげて、シーンを効果的に映す手法を紹介している。
絵だけ見ても分からないし、知らない映画は内容とその紹介シーンが気になってくるので、その都度観ていこうと思う。

2019/7/04

2時間歩く

2019/7/05

目が痛いのでマッサージに行く。
主人公のキャラデザ
不調

2019/7/06

マッサージと運動で回復

・基本的には、部分的に動くgif画像のような静止画の下に文章が表示される
紙芝居的形式になりそう

・今まで書いた設定やシナリオの文章をプリントアウトしようと試みるも失敗。
 コンビニに印刷しに行こうと思う。

・昔は、コピー用紙とノートパソコン(メモ帳)を併用してシナリオを書いていた。
アイディアを出したり、矛盾を潰すような作業はアナログが捗る。
 今回は 演出込みでシーンを考えるので、特に文字も絵もシャッと記せる状態がいいなと感じる ⇒ 液タブの購入検討【定期】
 現在は、USBにファイルを移すのが面倒なので、Ci-en上に文書を書いている。
 永遠に下書き保存。

デジタルは何より速く、綺麗に、色など装飾込で、書けるのがいいけれど、基本的に縦へ縦へ文章が続くので、思考も縦軸になりやすい。

物語の設定や、演出について、今まで考えていた内容とは全く別ものを持ってきたいときは、マインドマップのような横にも斜めにも広がるワークスペース?が心地よい。


宮部みゆきさんが、描きたいラストシーンからシナリオを考え、おおまかなシーンをいくつか作り、その間を埋めたり入れ替えたりすることでプロットを作っていく、といったような手法をどこかで紹介していた。

※日本推理作家協会のだから、多分↓

自分もこれと同じで思い浮かぶ光景などを1シーンとして、徐々に文書を書いていく。

段階①
●     ●     ●
段階②
● ○ ○  ●  ○ ○ ●
段階③
△○●△○○△○○●○○△○○△○●△○

目下の制作進捗は、段階②の状態。
さらにシーンのビジュアルを考え、そのシーンを描く時間を要するので、かなり探り探り。

①今書いているシーンを絵にできるのか?(画力的に)
 できるなら、どんなカンジ?(構図など)

②表示する文章とビジュアルの割合はどうか?
 文章が多すぎてテンポが悪くならないか? 
 ⇒その尺を補えるくらいの、絵が表示されているのか?
※シーンのバランス

など、なんとなく考えながら、アイディアを出していく。


経験上、もっとも避けたいのは、
ビジュアルをある程度作ってからのシナリオ変更である。
これで、何度心が折れたことか。

とにかく、シナリオとシーンのビジュアル、それらを合わせた演出を9割以上考えてから、ようやくゴリゴリペンタブを使っていく行程へ移りたい。

・紙の上や頭のなかだけで動きや音のある演出をイメージすることは
まだまだ力不足で難しく、簡易的な実験が必要。

創作サークル ぼんやりクラブ
Webサイト:http://bonyari.club/
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