teamAimaigo 2024/01/27 20:45

【ゲーム制作】ヒサとヨミ20 イベントに参加して(試遊の話)

今回の記事は「イベントに参加して(試遊の話)」です。

前回の記事でも告知しました『東京ゲームダンジョン4』に参加してまいりました。今回はその報告と、多くの方に試遊していただく中で考えたことについて書いてまいります。

出展について

今回初めてのリアルイベントへの出展でしたが、割とスムーズに設営できたのではないかと思います。
東京ゲームダンジョンへは昨年の夏に一般参加していたため、そこで得た知識やSNSの情報をもとにスペースを作りました。

設営


・試遊ゲームデータ/イベントで貸し出ししてくださっているディスプレイをお借りして展示しました。画面が大きく写りも綺麗でした。

・コントローラー/本来はキーボード操作を主としたゲームですが、イベント会場ではコントローラーの方が操作しやすいのではないかといことで、ゲームの設定自体もコントローラー用に書き換えて使用しました。

・台布/大きな机をお願いしていたため、用意していた布の大きさが足りず、複数の布を組み合わせて机に敷きました。なんとか自然な感じで設営できたと思います。

・布ポスター/今後も再利用していきたいので卓上に置くポスターは布製にしてみました。とても綺麗に印刷していただけました。

・キャラクターパネル/メインキャラクターの2人を模ったパネルです。スペースをより豪華に、そして華やかにすることができました。

・原画/これまでに描いてきた水彩画のイラストをせっかくなので展示してみました。結構多くの方に注目していただけたので、持っていってよかったなと思っています。

作ったものや配ったもの

「ご自由にお持ちください」のコーナーには
・フライヤー
・ポストカード
・名刺

をおきました。
特に「名刺」については本当に作っておいて正解でした。
イベントでは頻繁に名刺交換が行われていました。小さな札一枚が自分たちのことを知っていただくきっかけになるかもしれないわけです。もし今後イベントなどへの参加を考えている方がいたら、名刺の制作を検討してみてはいかがでしょうか。

試遊について

さて、本記事のタイトルにもなっている「試遊」のお話をしてまいりたいと思います。
今回「ヒサとヨミ」の試遊時間はおよそ7〜10分でした。
私はこれを「長すぎたのではないか」と感じています。
しかし、これはあくまで今回の展示における「ヒサとヨミ」の試遊についての話です。ゲームの試遊時間というものは目的や目標に合わせた意図をもとに考えていくべきだと思うのです。

確認すべき2つの要素

イベントなどで試遊をするスペースを作ろうと考えた場合、以下の2点をもとにして考えていくと良いと考えます。
1️⃣ゲーム魅力を明確にした試遊内容
2️⃣目標に合わせた試遊時間


1️⃣ゲーム魅力を明確にした試遊内容
試遊の目的は、紹介するゲームの魅力を伝えることでしょう。よって、その魅力が何かということが試遊の内容を考える上での要点になります。

たとえば「ルールに則ってゴールを目指すパズルゲーム」と「世界の風景を眺めながら放浪するゲーム」では、試遊内容が大きく変わってくるでしょう。
前者は明確なゴールがあるため、試遊にもゴールが必要だと考えられます。パズルを解くために悩む時間も大事ですが、何よりクリアした時に得られる喜びが最大の魅力だからです。
逆に後者は明確なゴールがないため、ゲームの魅力は世界観であったり、雰囲気になります。ですので、試遊者にもその良さを体感してもらうことが必要だと考えられます。

2️⃣魅力に合わせた試遊時間
ゴールを目指すゲームでは限られたイベントの時間の中でもなるべく確実に多くのプレイヤーがクリアできる時間設定にしたいところです。
ところが、この「多くのプレイヤー」の内訳が問題になってきます。試遊者は普段からゲームを楽しんでいて操作慣れしている人だけではありません。操作に慣れていない人、文字を読むのがゆっくりな人、説明を読み飛ばしてしまい何をしていいのかわからなくなってしまう人……イベント会場の人員は多種多様です。
ですので、制作者が思うよりもやや短い時間を設定するのが良いのではないかと思います。

一方で「ゴール」のないゲームは、試遊者の方にゲームの魅力をより体感的に、感覚的に味わってほしいねらいがあります。ですので、ある程度試遊時間に幅をもたし、試遊者の方が自由に探索する時間を保証したいところです。そうなると必然的に試遊時間が長くなってくる気がしますが……逆に時間で縛ることで「もっと探索したかった!」という気持ちを引き出すこともできるかもしれませんので、そこは本当に「伝えたい魅力」によるのだと思います。

「ヒサとヨミ」の試遊時間

上記を踏まえ「ヒサとヨミ」について考えてみましょう。
「ヒサとヨミ」も試遊に明確なゴールを設定していました。しかし中には試遊半ばで席を立たれる方もいたため、私たちのゲームの魅力を味わってもらうには、実際にかかった試遊時間よりもやや短い、5分ぐらいの内容に絞ってデータを制作してもよかったかもしれません。

とはいえ、世界観を味わってほしいという願いも同時にあったので、ちょうど良い時間設定ではあったのかもしれません。
それに、最後まで試遊するかはその人次第、自由です。

結論

ゲームの試遊の目的は人それぞれですので、どんな内容でもどんな時間設定でも良いものです。ただ、魅力を伝えるための効果的な試遊内容、時間の設定は存在していると思うので、1️⃣ゲーム魅力を明確にした試遊内容
2️⃣目標に合わせた試遊時間
を考えることは、大事なんじゃないかなと思います。

お知らせ

「ヒサとヨミ」は現在Steamのストアページが公開されております。
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🌕ここまでご覧いただきありがとうございます!
🌕次回更新は2月10日(土)予定です。お楽しみに!
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