上顎 2023/07/01 18:00

ロボット少女は夢を見る - 制作記その21- オリジナルの世界の作りこみ

ロボット少女は夢を見る の21回目の記事はオリジナルの世界の作りこみについてです。

皆さんは物語を書いたことはありますか?
物語の世界は架空ですが、リアリティを持たせるため色々な設定を考えます。

それは現実と同じであったり、その世界固有のものだったり、現実のものを少し改変したりと色々です。

私は前回作った「琴葉姉妹とライサント島の伝説」も
現在制作中の「ロボット少女は夢を見る」も架空の場所を舞台にしています。

今回はそんなゲーム世界の設定を考えるときに
気を付けていること・大事にしていることについてのお話をします。


今回お話しする
世界を考えるときに大事にしていることは世界の広さです。

広すぎると自分で制御しきれませんし、そのすべてを遊びきる前にプレイヤーが飽きてしまうかもしれません。

かといって狭すぎても味気ないですし、その世界の生活感や人々の暮らしが描き切れません。

そんなこんなで
私が作ったライサント島の全体マップがこんな感じです。

南国の孤島というのは大きさも自由が利き、
独特の文化があっても違和感がなく、創作が楽しい舞台でした。

このマップをぱっと見ただけでも
右側は緑が多く自然が豊かそう、左側は飛行機もあり開発が進んでそう
などなどいろいろ想像できます。

こうした全体マップを作り、ゲームの序盤にプレイヤーに見せるのは
遊ぶ人の想像力を刺激できとても有効だと思います。

ゲームのシナリオによっては、
物語終盤で大事件が起こり、地形が変わってマップの見た目が変わる…
みたいなギミックもできますしね。


では現在制作中のロボット少女、舞台はこんな感じ

ロボットが意思を持ったサイバー感のある世界なので
ライサント島に比べてかなり広い都会です。

このマップのぱっと見は…
真ん中にデカいスタジアムがあるしここが決戦の場所かな?っていうのと
海の近い町…ってくらいですかね?

都会なのも相まってライサント島に比べて
建物だらけなのでどこがどこだか分かりにくいです。

なのでその問題を解消するため、
このゲームの冒頭はテレビで街の紹介をしているところから始まります。

ある程度軽く説明することで
プレイヤーが想像する手助けになればと考えてこのような形にしました。


さて世界の広さを見てみると
ライサント島よりもロボット少女の方が大きいです。

土地的にもそうですが何よりも人口が圧倒的にロボット少女の方が多いです。

そんな大きな世界観をコントロールしきれるのか問題があるわけですが、
幸い、今回作っているゲームは移動先を選択してノベル形式で話が進んでいきます。

ライサント島のようにマップを自由に歩き回れるゲームではないため
世界や人口が大きくなっても負担が軽減できます。

このように作りたい世界観が大きすぎるかな?と感じた場合は
その世界観で作りきれそうなゲームジャンルで作るというのも1つの手です。


世界の広さの話、いかがでしたでしょうか?
1つの世界を作るというのは楽しい反面、とても難しいです。

特にゲームは1つの作品が完成するのに恐ろしく時間がかかり、
人によっては考えた設定を時間の都合で泣く泣くカットしたり、
完成できずにゲームそのものを断念したり…なんかもよく聞きます。

現在制作中のロボット少女も沢山設定を考えてはいるものの、
まだマップを7区画に分けたうちの1区画を作っている途中です。

今作っている世界を皆さんにプレイしていただくためにも
エタらないように頑張ります!

それでは、また次回!

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