Gigabit creator's report(2023/4/25~5/7)
ギガビット クリエイターズ レポート(2023/4/25~5/7)分です。
とにかく定期的にインプット・アウトプット・スループットを整理するウィークリーレポート。
Ci-enとPixivFANBOXの両方に同じ内容を投稿しています。
<<心に刻む格言>>
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まず決める。そしてやり通す。
それが何かをなす時の唯一の方法ですわ、きっと。
-ラクス・クラインー
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■目次
・アウトプット(やりました!)
・インプット(遊び)
・スループット(熟成中)
■アウトプット(やりました!)
■Unity初ゲーム追い込み!!!
アウトプットじゃないよね・・・というところではあるのですが、ひたすらUnityでゲーム作りこんでました!
初ゲーム、たぶんあと1~2週間でリリースできそう!!
■毎朝Unityツイートやめました!!
やめました、ってなんだよ、というところですが、毎朝ChatGPTにネタをもらってどこまでいけるのか試しに毎朝Unityツイートしてたんですが、やめました。
なぜやめたかというと、ChatGPT君がネタの使いまわしを始めてしまい、20日もいかずにネタ枯渇してしまったんですよね・・・。使う側の能力が足りませんでした。想定は無限にネタを出してくれるはずだったのですが、ChatGPT君の弱点、記憶力が無いところが出ました。
ここら辺、AI君との役割分担設計が重要なりそうで、人間の資源はやはり発想力なのだなと。このChatGPT君とのつきあいでもまた大きな気づき・学びが多くありました。何事もやってみることが一番。「AIが生成する成果物自体には価値がない」のは頭ではわかっていましたが、それを実体験として感じれると大きい。
■インプット(遊び)
■春アニメ
今回春アニメ、いいですね!!!
「水星の魔女シーズン1-2」「鬼滅の刃シーズン3」「推しの子」。
大作、人気作たちの見せ方、魅せ方、演出、描き方、インスピレーションが山盛りで面白く、参考になります。
特に取り上げたいのは「推しの子」。
マンガ知らなかったのですがアニメ見て、これは衝撃作だと、感情がんがん振ってくる作品でした。
調べてみるとマンガからかなり演出が改変されている模様で、マンガとアニメは見る層・楽しみ方がぜんぜん違うことをよくわかっているアニメスタッフの腕が発揮されているのだなあと。
ファンが原作改変に厳しいからとアニメでマンガを再現しようとして失敗する作品多いのでこれは見事。
マンガは主体的、アニメは受動的であって、見る人の感情のリズムは制作側が握る。丁寧にかつ大胆にリズムが紡がれていてすごいと思いました。
「おもいをつたえるプログラム」を作っている時にも、マンガでもないアニメでもない、ゲームというもののリズムは考えながら四苦八苦していたので、その媒体のリズムに合わせて作りこまれた創作物を見て感動しました。
■スループット(熟成中)
■Unityゲームもうすぐ完成します!!!!
ここはやっぱりUnity!熟成、というか、もうがむしゃらに作ってます。まだまだ技術が足りなくて表現したいものが表現できない苦しみの中でもがいていますが、とりあえずまず1本出してみることが大事というのはよくわかっているのでとにかくリリースに向けて頑張ってます!!あと1~2週間でリリース!
対戦パズルゲームなので対戦AIがいなければ始まりませんがこのゲームAI作成には最後まで悩まされました。ゲームAIの書籍なども何冊か読み、ブラックボードシステム等のAIの基本的な構想設計、AI戦略のアルゴリズムもとても勉強になっています。
ミニマックスとか、モンテカルロとか、なんか木とか、後退解析とか・・・アルゴリズム、ちょっとハマッてきました。
■AIについて考える(第7回)
2022年に人類が開けてしまったパンドラの箱。
後に歴史の教科書に載るレベルでAIが重大な閾値を突破して爆発的に発展しました。
その2022年にAIをテーマとした「おもいをつたえるプログラム」シリーズを制作したのは数奇な巡り合わせ的なものを感じます。
魅力的で興味深く、明らかに未成熟なAI技術に人類がどう向き合っていくのか、新たな産業革命と言われるこのテーマは毎週書き溜めていくのが面白そうなのでその時その時起きていることを書き残していこうと思います。
アメリカを中心に、権利関係を巡ってAI関連の集団訴訟、経営コンサルタントファームをはじめとして本格的にAIリストラの嵐が吹き荒れています。コンサルは本当に直撃ですよね。今まで人手が必要だったからアナリストが必要だったし、アナリストもロジックを学ぶ為にコンサルタントでキャリアを積んでいた。それがあっという間に激変。
トップのコンサルタントが1人でAIを使ってできるようになってしまったし、どのフレームワークに当てはめるのが最適か提案するような単純な業務はAIの方が優秀になってしまった。
「AIが人間から仕事を奪う」は海外では既に起きてしまった未来だし、権利関係、AIを悪用した詐欺やセキュリティリスクも高まっていて悪い面が噴出しています。どんな技術もやっぱり悪用する人は出てくる。規制は必要。
開いてしまった箱はもう閉じれないので、ゲーム制作する上でも使える技術はとにかく習得するしかありません。「ChatGPT」と二人三脚で進めるUnityゲーム開発を今やって本当に良かった。今やっておかないと、今後AIがさらに次のステージに進んだ時には中身が自分の中で全部ブラックボックス化するだろうから。
本格的にプログラミングを勉強し始めてすぐChatGPTが来たので、プログラミング分野では僕はそこそこ「AIネイティブ」だと思います。そのAIネイティブな僕は、いま新しいプログラミング言語の話題が出ても、成す術もないわけです。その言語、AIは知らないんだもの。ブラックボックス化するということを感じ始めています。
「AIの活用で人間が楽になる」というのは幻想なのは、携帯電話やスマホが登場して人間が楽になるどころか忙しくなったのを人類は既に経験しています。既に優秀な人がさらに優秀になり、おこぼれに預かるにはより頑張らないといけなくなるのは当然ですよね。忙しくなってしまうものはしょうがないので頑張りますが、このAIが進む先に、人間の創作活動は今より尊いものになっていくはずです。
AIがどうなるか、というより人間がどういう方向に向かうのか、が僕の興味事ですが、ゆったり眺めていきたいと思います。