素敵な添削を見るのは楽しい
素敵な添削を見るのは楽しい
雑談です!みなさん添削見てますか!?
私は「焼まゆる」先生のYouTubeチャンネルの添削や
【チャンネルはコチラ】https://www.youtube.com/@yakimayuru
パルミーブログで掲載されている添削例を見るのが大好きです!
【添削カテゴリはコチラ】https://blog.palmie.jp/category/講座紹介/
こういった「素敵な」添削を見るのは楽しいですね!
※添削イイネ!という方は上記のリンク先を楽しんで頂き、ここから後は読まなくて大丈夫です!
~心のワンクッションの空白~
添削には力がある
最近では、パルミーさんの様にサービスで添削が設けられているものや
コミッションやSkebなどでも「アドバイス」の項目があったりしますね。
特にイラストの添削には、「力(ちから)」があります。
そう 「相手の筆を折る力」 が。
筆を折るとは、「創作活動を辞める」という意味ですね。
つまり言い換えると「イラストの添削は相手を創作活動から降ろす危険性を伴う」 ということです。
沢山の場所で添削の事例が溢れていると「添削は素晴らしい!」「添削は学びになる!」「みんな添削を受けるべきだ!」という気持ちになる方も出てくるかもしれないのですが、相当な技術と心配りが無いと務まらない行いだと思います。
では、何故数多の添削コンテンツは批判されずに成り立っているのか?
ということを続けて考えていきます。
「絵の正解って無限通りあんねん」
とあるモデルさんは言いました。「白って200色あんねん」と。
「絵には正解がない」と言われていると思います。私もそう思います。
「正解がない」というのは、言い換えれば「正解が無限通りある」ということです。
正解が無限通りあるので、「あなたの絵は間違っているので直しますね」という姿勢ではNGですね。
「添削」とは、元々文章に対して使われていた言葉です。削ったり加筆したりしつつ「より良い」形に導くことを意味しています。イラストの場合、直接上から描くと当然著作権(著作人格権)の侵害になります。(「同一性保持権」ですね)
添削に出している時点で、了承が得られている(ハズな)のでコンテンツになっているものはOKなんですね。
では、上から描かなくて、「正解が無限通りある」と肝に銘じて居れば、依頼されていなくてもアドバイスしてOKなのでしょうか?
指摘を受けるのには覚悟がいる
「添削」というのは、言い換えれば「干渉」であり、「指摘」です。
指摘を受けるのには、覚悟が要ります。
例えば、イラストを「講評」に出したとしましょう。何を言われるかドキドキですが、「何か言われるであろうこと」は出した時点で分かっており、心の準備が出来ますね。
そもそも、講評があると分かっていて制作に取り組んでいたかもしれません。そうなると製作中もドキドキしたり、突き詰めようと悩んで完成まで辿り着いたものかもしれないですが、「評価されたい」「認められたい」という気持ちや取り組みが、その絵に反映されていることでしょう。
イラストだと分かりづらいかもしれませんので、料理で例えてみましょう。
Aさんはお料理が大好きです。自炊も沢山します。「今日も簡単で美味しい料理ができたな♪」と大満足です。職場でみんなに「昨日はこれを作って簡単で美味しかったの♪」と写真とレシピを見せました。するとBさんが「いやいや、ここに味の素を使うのは間違っています。この料理でこの食材を使うのもおかしいですよ。直したらもっと良くなると思います」と言いました。
さて、この後Aさんは喜ぶでしょうか?
その答えについてはご想像にお任せしますが、
私としては「Bさんがその意見を言うのタイミングは今では無いなあ」と思います。
「指摘を受けるとは微塵も想像していないであろうシチュエーション」だからです。
人は思ってもみない指摘を受けると、動揺します。
動揺すると、怒ったり、傷ついたり、感情が揺れ動きます。
特に「否定された」と感じると、その後いかにフォローしても傷が残る場合があり、イラストの場合は結果的に「筆を折る」ということに繋がっていきます。
イラストの添削は「悩み相談」にかなり近い形態になっていて、「もっと○○にしたいのですがどうしたら良いでしょうか?」という問いに、添削のアンサーで応えるという形が多いです。
添削を依頼している時点で先に弱点をさらけ出し、そこに対してアンサーが来るという心構えが出来ているので、筆を折るリスクが最小限になっているんですね。
※味の素はとってもステキな調味料ですよ
絵は描くだけで一億点満点
そもそもなのですが、人間が生きていく上で「絵を描く」という行為は必要ではありません。必須でない行いを自発的にしている時点で、とっても偉いのです。
絵を描くだけでとっても偉くて、正解が無限通りあるのに、"依頼されてもいないのに" 指摘を行うという行為は、とんでもなくリスキーであり、この世の絵描きの数を減らしかねません。
「何で筆を折るんだろ?わっかんないなあ~~」という方も、世の中にはいらっしやると思います。思いますが、筆を折る事実があるという事だけはお伝えしたいです。
そういった指摘が原因か定かではありませんが、私の観測圏内にも「昔はあんなに素敵な絵を描いていたのに」という、筆を折った方々がいらっしゃいます。筆を折るのはいつだって自由なのですが、少なくとも悲しい出来事がキッカケで筆を折る方が居ませんようにと思うばかりです。
「絵は描くだけで一億点満点」です。
とっても大事なのですが、皆様忘れがちなので大きく書いてみました。
「一兆点だろ!」などのツッコミはお待ちしております。
(満点の中でも、「自分が満足できる満点」を目指して日々努力する訳ですね)
と、3時を超えましたが書き終えたのでようやく寝れそうです。
皆様良いお絵かきライフを!