制作雑記 Vol.4 ボツ企画の墓場
こんにちは、あるいはこんばんは。青島清華です。
先月の後半で書こうと思っていた内容を思い出したので、今回は開発初期段階で考えていたものの採用しなかったアイディアのまとめです。もし使えそうなものがあれば遠慮なく持って行ってください(笑)実はちょうど一年前の今頃から今作の制作を開始したので一か月遅れでよかった……とは言いませんが、振り返るのにはちょうど良いタイミングになったかもしれません。
まずはシミュレーションゲーム
これは最初から決まっており、その時の仮タイトルは「シミュレーション制作練習」でした。そのままだ。前作制作中も漠然としたアイディアがあったのですが、
- 所属する勢力ごとの特性がキャラクターに反映される
- ジョブチェンジシステムを採用して、職業ごとにキャラクターの特性が変わる
この二つを組み合わせてキャラクターのカスタマイズ性に幅を作れないかと考えていました。前者はアクセサリーの「護神具」が具体的なイメージです。そしてプレイヤーの選択により勢力の間を行ったり来たりしながらエンディングに進んでいくことを考えていました。これは元ネタがあるのですが、友人の家で友人がプレイしているところを見たSFCのゲームなのでタイトルが不明です……。方舟のようなものに恐らくウェアウルフたちがいて、敵対勢力との間を行ったり来たりしながら依頼をこなしていくというものです。船は途中で浮く(水が出てくる)らしいのですが、なにぶん自分の所有していたゲームではないのでタイトルはわかりません……。「敵と味方を行ったり来たり」というのはその作品からアイディアをいただきました、スミマセン💦
いきなり本格的なシミュレーションは無理でしたorz
で、「いろいろな勢力の間を行ったり来たり」ということをしようとすると、最低でも三つぐらい勢力は欲しいな~、そして、それぞれの勢力が協力して併存するか、敵対して滅びてしまうかで最後のストーリーが変わってもいいかも!と考えてはみたのですが、実際に動くものを一国分も作っていないのにいきなり三国、しかも外交関係などを考慮に入れるというのはさすがに無理だなと思い、まずは一国だけのゲームを、ということで作品の方向が決まります。作品の舞台や主人公の設定などについては他にも候補があり、
①王国の補給係として軍隊を後方から支援(その結果が軍隊の戦績に影響)
②忍びの里の経営
③七人の殺し屋が復讐の計画
などがあったのですが、②は結局他の勢力の動き方を考えないといけないのでボツ、③は前作で殺し屋をやったばかりなのでボツにしました。①は軍隊の戦績が積み重なっていくとどうなるのか(例えば敵の都市を攻略するとか魔王軍を撃退する、あるいは敵に負けて味方の都市が陥落していくなど)、そしてその結果エンディングがどうなるのかについてあまりイメージが固まらなかったため、現在のシナリオになりました。
シミュレーションゲームとしての反省点
しかし、先ほどの①がシミュレーションゲームとしては一番やりやすいものだったのではないかと、ある程度制作が進んだ今では思います(作り直す気にはなりませんが💦)。というのも、「シミュレーションゲームとしての今作」の反省点は「そもそも人が少なすぎて、何をやるにしても新規キャラの加入イベントを用意しないといけない」ということが挙げられます。どうも、設定上「人を集めること」がものすごく難しい世界・状況になってしまっているので、シミュレーションゲームとの相性が最悪のシナリオだったな、と思います(笑)物語の開始時点で人口が一桁しかないような村ではなく、もっと規模の大きな村や都市で話を始めた方がやりやすかったはずなのですが、制作の手間などについて全く考えていなかったですね……。また、村人を増やしたりといったことももっと簡単にできると考えていたのですが、結局、加入イベントをきちんと作る方向でシナリオを展開してしまったので、もっとゲームをプレイした時のイメージを膨らませたうえで制作を始めるべきだったな、と思います。今更遅いのですが。うひぃ
ジャンルがシミュレーションとは限りませんが、次回作はもう少しゲームシステムとシナリオを調整しながら作っていきたいですね💦ちょっとずつでもレベルアップしていきたいなぁ……。
今回はこの辺りで失礼いたします。それでは!