皆月蒼葉 2021/08/09 05:04

近況報告(2020年12月前半)

いよいよ年末、差し迫ってきましたね。とはいえ今年はコミケもなければ忘年会もない、かなり寂しい年末となりそうです。来年はもう少し明るい世の中になっているといいな。というわけで近況報告です。いや、それにしても寒い。

アウトプットしたもの

 前回の近況報告でも書いたとおり、MacBook Proくんがお亡くなりになってしまって、さてどうしたものか……という状況です。一応データ自体は大部分はiCloudに保存してあったので無事なんですが、いくつか消えてしまったものもありますし、そもそもWindows機にはまともな執筆環境も構築していなかったので、なかなか厳しいものがあります。Windows版のScrivener 3、早く発売されないかな……と思いながら公式サイトを確認したところ、昨日まで「2020年中に出るよ!」って内容だったのが、「2021年中に出るよ!」に修正されてました。勘弁してくれ。

インプットしたもの

 一風変わったところで講談なるものに手を出してみました。神田伯山という売れっ子の講談師がYouTubeでいくつか高座を上げていたので、名前は聞いたことがあるけど講談というもの自体見たことがなかったな、と思って見てみたんですが、これがまあ面白い。落語は好きでよく見るんですが、落語とはまた違った面白さがありますね。大きな違いというところでは、講談は長い話を何回かに分けて口演するのが基本のようで、一応落語にもそうした長編の落語もあるんですが数は多くない。続き物となると、次回も聞きに来てくれないと講談師としては商売あがったりなわけですから、一席終わる頃合いになると「さあさあここからが面白いところ!」とこれでもかというくらいに興味を引いて「……ですがこの続きはまた次回に」とやるんですね。この興味の持たせ方というか、話の盛り上がらせ方は小説を書く上でも参考になるな、と思いました。

 さらに言えば、小説でいうところの「地の文」が講談ではかなりの分量を占めるんですね。落語は基本的には会話劇なわけですから、同じ噺を聞いていても落語と講談とではかなり趣が変わってくる。「中村仲蔵」という噺があって、これは同じ話が落語にも講談にもなっていて、落語の方は何回か聞いたことがあるんですが、神田伯山の講談を聞いて驚きました。こんなに印象が変わるものか、と。ストーリー自体多少の改変がされているんですが、それ以外のところでも見事な外連味。みなさんもぜひ見てみてください。めちゃくちゃ面白いですよ。

その他

 「インプットしたもの」の語り口が若干咄家っぽいのはわざとです。今月からリハビリ出勤が始まって、ようやく環境にも慣れてきました。まだ電話に出たりとかいろいろと困難なところはありますが、少しずつ取り戻していきます。あと、近況報告としてはこれが今年最後になると思いますので、少し早いですが今年一年、本当にお世話になりました。ご支援いただけて本当にありがたいです。ちょっと今はMac環境が死んでしまっているのでアレですが、早めになんとかしていっぱい書いていきたいです。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

記事を検索