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新井健史&進行豹 2020/06/14 23:34

第19回:耳で聴く!!! 『リテイク音源と差し替えよう!!!』 (進行豹

こんばんわです! 進行豹でございます!!!

新井健史&進行豹のお送りする 新シリーズの第一弾!
『商用フリーの100円ループ環境音 VOL.1 温泉湯船環境音(録音地:福島県飯坂温泉)』
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ284159.html

をつかって、わたくしシナリオライター進行豹が、
初挑戦となる音声編集を含めてまるっと一本の無償公開バイノーラルボイスコンテンツをつくってみよう! というコーナー!

『バイノーラル音声作品をつくってみよう!』

前回の第18回
https://ci-en.net/creator/4364/article/330156


では、スタジオ収録しました音を、ついに編集開始しました!


今作ヒロイン、伊澄みずきちゃん役の声優、水野七海さんのお声&お芝居と、みんれっくスタジオ太田さんのレコーディングのおかげで、極めてノイズ少なく、整音ほぼほぼ不要! だったおかげではございますのですけれど!

それでもやはり、「はじめてにしてはなかなかなのでは!?」と、わたくしてきには思わざるを得ない出来でございます!


ので、ここはもう一段階レベルの高い作業!

『リテイク部分の差し替え』をやってまいりましょう!!!



リテイクとはなにか?

それは Re-テイク。

つまりは「録リ直し」のことでございます。

たとえば

「お蕎麦が食べたい! うどんじじゃいや!!」というセリフがあったとして。

声優さんが香川県出身の方だったりして。

ちゃんと読んでくださってるつもりなのに、無意識の恐るべき働きで

「うどんが食べたい! お蕎麦じゃいや!!」と発声されてしまったり――みたいなことが、現場では実際起こり得るのです!

そのとき、気づいた誰かが「セリフ違いですね」と指摘をすれば、録りなおし――リテイクが発声します。

一番最初の読みミスしたテイク(本線)がtake1ですので、一回目の修正テイクは「take2」となります。

読みミスが万一重なってしまった場合には、take3、take4――と、OKテイクがあがってくるまでリテイクが重なっていきます。

もちろん台本そのものにミスがあり。演者さんが気づいてご指摘くださっての、「台本修正にともなうリテイク」、などが発生してしまうこともあります。
あるいは、想定していたよりも演者さんが声を張ってくださり、収録ボイスが音割れになってしあう――等の、エンジニアさん都合でのリテイクが発生してしまうことだってございます。

ミスが一個もない現場はもちろん理想なのでしょうが、それはなかなか実際には難しいものですので。

『もしミスが発生してしまっても、間違ってもいやな顔をしたりカリカリしたりしない』というのは。
大変に大切なこころがけのひとつなのではないかなぁ、と、わたくしは、自分の経験からは思ったりもいたします。

台本修正にともなうリテイクいただいたときなどには本当に痛感しますが
「ミスしてしまった人間が一番いたたまれない思いをしてるし反省してる」ケースがほとんどかと想像しますので。
そこに誰かが追い打ちをかけてしまっても――ほぼほぼほぼほぼ確実に、いい結果は出ないかと存じます。



で。

そういった単純ミスの修正以外にもリテイクが発生することがあります。

それは『いただいたお芝居の方向性についてのご相談をして、<修正しよう>との合意にいたった場合のリテイクです』

これについては、言葉で説明するのがとても難しく思われましたので。

お断りされるのを当然のこととした上で、今回のヒロイン、伊澄みずきちゃんをお演じくださった声優の水野七海さん @mzn773 に

『take1とtake2を並べて聞いてもらって、その辺のご説明させていただいくのって、やっても平気でしょうか?』

とお伺いしたところ。

『よござんす』との趣旨のご快諾をいただけましたので!!!

こちら!  たいっへん貴重でありがたいことに!!!

『リテイク前』『リテイク後』の、両音源を並べてお聴きいいただきながらのご説明をさせていただくことが叶いました!!!!

この辺ご興味お持ちくださってた方がいらっしゃいましたら!

水野さんに五体投地かなんかで最大限の感謝を捧げつつ! ぜひぜひヘッドホンかイヤホンご装着の上!
お聴きいただけましたら幸いです!

では、take1=<リテイク前>を流します。

……素敵です。みずきちゃんの元スポーツ少女らしさ、快活さをまっすぐに魅力的に出してくださっています。


ただ! これは『萌えコンテンツ』であり、しかもものすごく短い作品ですので――
“できるだけ早期に、みずきちゃんを「かわいい」と思っていただく必要がある”と、わたくしは判断いたしました。

そうして、その判断をベースにいただいたお芝居を聞きますと、

「みずきちゃんの強気さと快活さが、押し付けがましさに聞こえてしまいかねない」

という懸念を覚えてしまいました。


ですので、水野さんにその旨ご説明し、

「もう少し、『両腕を骨折させちゃって申し訳ないという気持ち』がより色濃く表にでてるみずきちゃんをいただくことって可能でしょうか?」

と、ご相談してみました。

と、水野さん、すぐにわたくしがお伝えしたかったことをご理解くださいまして。

リテイクいただいたお芝居(take2)が、このようになりました。

――素晴らしいです!!! 「こういうこと!!」 って感じです!!!

~~風邪までひいてほしくないんだ。

までは、take1と同じ方向性の、スポーツ少女らしい一本気さを見せてくださり。
けれど「ぁ」と小さなニュアンスを挟むことにより、『みずきちゃんの気づき≒思いやり』を表現くださり。
そのあとの柔らかで、ちょっと恥じらいもまじってきたお芝居で『みずきちゃんの女の子としての可愛らしい一面』を出してくださる。


結果、ぐぐぐぐぐ!!!! っと! みずきちゃんの表情が豊かになり、「魅力、可愛らしさ」を表出させていただくことができました!!



で(わたくしの認識の中で)大事なのは。

このリテイクをいただいたことにより、

『わたくしが認めているみずきちゃん像』を、『水野さん』(および、エンジニアくださっている太田さんと)

『ご認識いただけ、すりあわせていくことが出来た』ということなのです。


ここでリテイクいただくことで、水野さんの中のでのみずきちゃん像にもよりやわらかな一面が加わり、そのあとのお芝居全部が、その方向に変化します。


いただくお芝居の中にはもちろん、脳内のイメージを遥かに上回る素敵なものもございますので、そうしたところはありがたく活かさせていただき。

「ここは直していただいたほうがよりよくなりそう!」という点に関しては上記のようにご相談して、その要がやはりあるならリテイクをお願いして。

そのようにして、収録にかかわる全員の共同作業として、一本の音源を完成させていくのが――スタジオ収録ではないか、と、わたくしとしては感じております。



「ん?」と思うところがあった場合に

・その都度止めたほうがいいのか
・メモ等しておいて、あとでまとめて確認をした方がいいのか

等は、演者さんや、スタジオさんの方針によって、ケースバイケースかと存じます。


ので、収録前にそこも確認しておいて、『収録の進め方』を全体共有しておくのも、とても大事なことでしょう。
(スタジオ側のディレクターさんがついてくださるなら、その辺のことは一番最初にやってくださるかと思いますので、おまかせしましょう。もしわかんないことがあったら、収録前に確認しておきましょう



と、話が盛大にそれてしまいましたが、いまやるべきは編集です。

take2の方がやはり「より、もっていきたいヒロイン像と合致する」ことが編集段階でも確認できましたので、本線の当該部分を、take2と差し替え編集いたします。

収録済みの音源をどのような形式でいただけるかも、スタジオさんとのお打ち合わせ次第ですが、今回の収録においてはこのような形式でいただきました。


01,02が収録前のテストの音源。
03が、頭からしっぽまで、まるっとtake1の音源が入っている音源(本線)。
で、04以降が、それぞれのリテイク音源です。

みんれっくスタジオ太田さんのように丁寧なお仕事をくださるエンジニアさんなら、

収録台本に、『どのトラックにどのテイクが入っているかをめっちゃわかりやすく書き込んでくださってるので』(そして何度も何度も書くように、録り音ほんっと綺麗ですので)
編集においてやることは


1: 収録台本を見て、リテイク部分がどこなのかを確認し、リテイクいただいた音源を聞いて確認する

2: 本線の音源から、リテイクいただいた部分に相当する部分をカットする

3: リテイクいただいた音源をコピーして、同じ部分にはりつける

4: 修正音源を前後通してきいて、違和感なくつながっていることを確認する

のみとなります。

万一違和感出てしまった場合にどうするかもケースバイケースとなりますが、そうならないよう

『リテイクいただいたときは、前後とのつながりをその場で確認しておく』のが、一番安全なやり方であることも、一応付記しておきます。

ただ、リテイク多くなってしまったときに全部でそれやってると、エンジニアさんのご負担も大きくなるし、演者さんをおまたせする時間も長くなるし、総収録時間=スタジオレンタル料もかさむしで、かなり厳しくなってきます。


ので、「あ、ここ前後のつながりどうだろう」というのを、エンジニアさんや、いてくださればスタジオディレクターさん、あるいは演者さんご本人にお伺いして、その辺の感覚磨くというのも(わたくし自身が出来ているかは別の話として)大変に大事なことかとも思います。



で、そのように音声トラックが修正できたら、
前回ミキシングしたトラックの旧音声トラックと差し替えて、ミックスしたものをきいてみます。


<修正前>

<修正後>


うん!!! やはりぐっと良くなっていると、わたくしとしては感じます!!!

これこのような感じでリライク音源を本線音源に実装していって、ペラ音等のノイズもあわせて除去していけば『ボイストラック』は完成します!

けれど、『ボイストラック』『環境音トラック』だけでは、ASMR作品としてはなかなかに成立しづらくなってしまうでしょう。

なんとなれば。
ASMR要素の、ボイスと並んでのキモとなる。

『効果音トラック』が、すっかすかだからでございます!!!


のでので次回は 

「足りない効果音を録ってみよう!!」をやりたく思います!

ただ来週はお仕事ぎちぎちにつまりますため更新まで、間あいちゃうかもしれません!!

一番遅くても24日水曜までにはと思いますので、どぞ、のんびりめにお待ちください!!!


それでは、また!!! 

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新井健史&進行豹 2020/06/11 23:47

第18回:音声編集してみよう!!(整音とミックス) (進行豹

こんばんわです! 進行豹でございます!!!

新井健史&進行豹のお送りする 新シリーズの第一弾!
『商用フリーの100円ループ環境音 VOL.1 温泉湯船環境音(録音地:福島県飯坂温泉)』
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ284159.html

をつかって、わたくしシナリオライター進行豹が、
初挑戦となる音声編集を含めてまるっと一本の無償公開バイノーラルボイスコンテンツをつくってみよう! というコーナー!

『バイノーラル音声作品をつくってみよう!』

前回の第17回
https://ci-en.net/creator/4364/article/330156


では、ついに! 『スタジオ収録』を行いました!!!!!

水野さんの素晴らしいお芝居とお声と魂と!
みんれっくスタジオ太田さんのめっちゃ綺麗でテイク整理もわかりやすい録音をいただきました以上!!!

あとはもう!!!!

『編集』をやっていくしかございません!!!

というわけで、ソフト立ち上げてやってみましょう!!!!


たいがいのスタジオ様では編集・静音に「プロツールズ」というソフトを使ってらっしゃるような気がします。

あらけんさんはプロツールズも使われますが、より使い慣れてらっしゃる「Cubase」というDTMソフトをメインにされているようです。


わたくしにそういうソフトはかんっぺきに「オーバースペック」でございますので、あらけんさんにご相談したところ、
そのタイミングでくっそ安くなるセールがかかってた

『VEGAS PRO』というソフトをおすすめいただきました。

VEGAS PROは動画編集ソフトなのですが、もともとは音声編集ソフトだったとのことで、音声編集も一通りのことができる、とのことでございます。


と、わたくしは効果音録音はしますので、SONYのリニアPCMレコーダーを買ったときについてきた「Sound Forge」というソフトの最新版も、整音には使うこととしましょう
(理由:いくらかは使い慣れてる)



ので、わたくしの音声編集の流れは

1: Sound Forgeでボイストラックを整音する

2: VEGAS PROで、整音したボイストラックと、環境音トラック、効果音トラックなどをミックスする


――となっていくかと存じます。


では実際にやってみます。

まずは 『整音』。

これは録音されたままのデータから、ノイズやらなんやらを除去していく作業です。

まず、『録音されたままのデータ』を(できればヘッドホンかイヤホンで)お聴きください!!!

――いや、もう、この時点でとても綺麗でございますね!!!! 素晴らしすごです!!!

水野さん+みんれっく太田さんでの録音いただけましたことは、まさに『編集初心者にとっての天佑』であったように感じます!
ただ、00:45あたりにペラ音(台本をめくる音)だけははいってますので、そこは除去することにしましょう。


除去の仕方は、ペラ音のところの波形を選択して→Del です。


とても簡単!!!

これで、ペラ音を除去した「整音済み」の音声データができました!!!


次はミックスです!!!

まず、VAGASに「ボイスデータ」をドラッグ&ドロップし。

ついで、
『商用フリーの100円ループ環境音 VOL.1 温泉湯船環境音(録音地:福島県飯坂温泉)』
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ284159.html

に収録されてる
「温泉ループ環境音.wav」をドラッグ&ドロップします。



聞いてみましょう!!!!


――ミックスできてる!!!! 超簡単!!!!

ただ、いまのバランスだと

「環境音のボリュームがでかすぎる」ので、そこは抑えたいです。

あと『前置き無くいきなりはじまる』感が強いので、

『商用フリーの100円ループ環境音 VOL.1 温泉湯船環境音(録音地:福島県飯坂温泉)』
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ284159.html

の「おまけ_単発効果音」から「湯おけ_リバーブ.WAV」をもってきて冒頭で鳴らし。
そこから環境音をフェードインして、声がはいる――というようにも整えてみましょう!

さて、どんな感じとなりますでしょうか!!!?

――おおおおおおおおお!!!!!!
はじめてでこれなら、かなりいいのではないでしょうか!!!!?

すばらしい!!!!!


というか、これ、前述のとおり、水野さんに素晴らしいお声とお芝居と魂だけでなく、『綺麗な音と、編集しやすい間』とまでいただけておりましたこと。
みんれっく太田さんが、めっちゃ綺麗な録音くださってましたこと。
あと

『商用フリーの100円ループ環境音 VOL.1 温泉湯船環境音(録音地:福島県飯坂温泉)』
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ284159.html

が、ものっすごい使いやすい環境音+おまけ効果音であること。


が、大変に大だと思います!!!!

ああ!

『商用フリーの100円ループ環境音 VOL.1 温泉湯船環境音(録音地:福島県飯坂温泉)』
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ284159.html

を「1DLでも増やしとこう」と思って自腹購入しておいてほんとによかった!!!!

税込で110円なので、まったくお財布も傷まないし!!!!!!


と、いうことで「編集、わたくしでもできそう!!!」ということが判明したので、次回以降はバリバリ編集していければと思います!

そのさなか、もろもろが許せば

『耳で聴ける! ディレクションってこういうこと。』

『足りない効果音は自分で録音してみよう!!』

なんかもやっていけるといいなと思います!!!


次回更新はあさって~やのあさってくらいのどこか予定!

ご期待ください!!!!

それでは、また!!!

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新井健史&進行豹 2020/06/03 20:26

第16回:水野さんボイスドラマ台本の「初稿」「チェックバック」「修正稿」を全公開です!(進行豹

こんばんわです! 進行豹でございます!!!

新井健史&進行豹のお送りする 新シリーズの第一弾!
『商用フリーの100円ループ環境音 VOL.1 温泉湯船環境音(録音地:福島県飯坂温泉)』
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ284159.html

をつかって、わたくしシナリオライター進行豹が、
初挑戦となる音声編集を含めてまるっと一本の無償公開バイノーラルボイスコンテンツをつくってみよう! というコーナー!

『バイノーラル音声作品をつくってみよう!』

前回の第15回
https://ci-en.net/creator/4364/article/321498
では、

『両腕骨折温泉』ヒロイン 伊澄みずき役の声優に 「水野七海」(‎@mzn773)さん。
同作のメインビジュアルイラストレイターに 「田上俊介」(‎@bqw02277)さん。

が決定いたしましたこと、大喜びでお伝えいたしました!!!

人件費予算総額:14000円

という凄まじい低予算ではありえない豪華メンバーすぎるのですが、それにはウラがございます。


///////////////


■ 田上さん ■
元からかなり仲良くしていただいてて、田上さんが以前に福岡で開催された個展でのトークショー司会をわたくしがおまかせいただいたりという経緯もあり。
また、最近もあれやこれやでいろいろやりとりございますので、「募集みたいんですけど~」と、まさかのご応募をくださった。


■ 水野さん ■
以前にお仕事でご一緒させていただいたご縁で、水野さんのファンサイト
https://ci-en.net/creator/3210
での、「シチュエーションバイノーラルボイスドラマ」向けの短い台本1本のご執筆以来をいただいた。
そのときにわたくしから「両腕骨折温泉出ていただけませんか? 原稿料と相殺な部分は相殺で差額決済で、スタジオ収録になるようならニ作まとめでの収録で、スタジオ代はこちらもちで~」的なご提案をしたところ、ご快諾いただけた。


///////////////


という感じです!

ので、「現金の代わりに労働力を対価としてのオファー」をさせていただきました、というふうに言い換えることも可能かもしれません。

『どうしても現金には余裕がない』
『けど、スキルはある』

という場合には、スキルとその成果物にするというオファーも、そのスキルを事前にご確認いただいてる(一緒に制作してるとか)場合においては、まぁなくはないかとも思います。

ただ、ごく当たり前に考えれば、

『そのスキルを使ってお金を稼いで、稼いだお金でギャラを積み増す』方が、よほど万能で、選択肢も増やせる手段ですので、こちらのほうが圧倒的におすすめです。


今回なぜわたくしがその手段をつかっていないのかというと、

『新井健史&進行豹』の新作という形で、この一連の記事群とか出来上がった音源とか、制作した素材をパッケージにしたコンテンツ、

『バイつく ~How to making バイノーラルボイスコンテンツ~』(仮)

をリリースしたそのときに!!!

『赤字決算にしたくない』という、その一念からでございます。



と。話が盛大にズレましたが、そんなこんなでわたくし、水野さんから「ファンサイト向けのバイノーラルボイスドラマ」の台本を執筆ご依頼いただきまして、執筆し、修正し、ご納品完了いたしております。


その経緯のダイジェストは

第十三回
https://ci-en.net/creator/4364/article/314701

でかるくご紹介いたしましたが。

なんと今回! クライアントである水野さんのOKをいただきまして!!!


『修正前台本』
『いただいたチェックバック』
『修正後台本』

すべてをまるっと! 大公開させていただきます!!!!

それはつまりは、

『放送前のコンテンツの台本公開』となりますので、
【水野さんのファンサイトの会員様で、コンテンツ聴取可能な方には、盛大なネタバレとなる】ことが確定しております。

ので、当該の方におかれましては ■ 放送終了後 ■ のご閲覧を、強くおすすめもうしあげます。

今回は、そのような方がうっかりとご閲覧されるのを防止する意図もふくめまして、

『フォロアーさん向け記事』として、上記、

『修正前台本』
『いただいたチェックバック』
『修正後台本』

の方、公開させていただきます。


もしもご興味ございましたら、

「+フォロー」

のボタンクリックで、ご閲覧いただけましたら、とてもうれしく存じます!!!!

フォロワー以上限定無料

オファーいただいた台本の「初稿」「チェックバック」「修正稿」の全部

無料

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新井健史&進行豹 2020/06/01 23:23

第15回:サインはお願いしてみよう!(声優 水野七海さん、イラスト 田上俊介さん決定です) 進行豹

こんばんわです! 進行豹でございます!!!

新井健史&進行豹のお送りする 新シリーズの第一弾!
『商用フリーの100円ループ環境音 VOL.1 温泉湯船環境音(録音地:福島県飯坂温泉)』
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ284159.html

をつかって、わたくしシナリオライター進行豹が、
初挑戦となる音声編集を含めてまるっと一本の無償公開バイノーラルボイスコンテンツをつくってみよう! というコーナー!

『バイノーラル音声作品をつくってみよう!』

前回の第14回
https://ci-en.net/creator/4364/article/317337
では、収録の準備! をいたしました!!!

それがなぜかと申しますと!

ご収録の! スケジュールが! 確定していたからでございます!!!

と、いうことで、本プロジェクトで制作する作品!

『両腕骨折温泉』
https://drive.google.com/file/d/1DQriS6WuHUzvLAN-LEFzFgNqrhjXntzV/view?usp=sharing

のヒロイン!
伊澄みずき
https://drive.google.com/file/d/1hV-eF4SZce8qErW2jGSmlNAQl6ZB-bmu/view?usp=sharing

役の声優さんを発表させていただきます!!!


その声優さんとは!!!!

『水野七海さん』でございます!!!!
https://twitter.com/mzn773

「は!!!? なんでそんな第一線級の声優さんが!!?」というみなさまのお声が聞こえてきそうですが、これには複雑(そうで、実はわりとシンプル)な経緯がございます!!


1:
水野さんとわたくしは whispさまのご作品 
『あやかし郷愁譚 ~マコ まことこま~』
https://www.dlsite.com/home/announce/=/product_id/RJ284762.html

で制作をご一緒したことがあった(わたくしがシナリオ、水野さんが声優)


2:
そのときわたくしは水野さんを、「台本解釈も技術もお芝居も準備も、すばらしいものをくださる声優さんだな」と感じていた。
水野さんがわたくしのシナリオをどうご評価くださったかは、その時点では不明


3:
のちに、水野さんから「ファンクラブ https://ci-en.net/creator/3210 で使うバイノーラルのシチュエーションボイスドラマのシナリオ執筆を」というご依頼をいただく。
そのときわたくしは「あ! 『両腕骨折温泉、水野さんにお演じいただけるとすごく良さそう』と感じたので、下記のご提案をさせていただく」

A:お引き受けします
B:原稿料を差し引き相殺して差額精算で、『両腕骨折温泉』へのご出演を願えませんでしょうか?
C:スタジオ収録する場合は、ご依頼いただいた原稿と骨折とを両方いちどにとってしまえば、もろもろ便利がいいのではないかと思います。スタジオはもちろんこちらで手配します

4:そしたら水野さんにご快諾いただけた!


――のです!!!!!

さらには水野さんにはご収録時に

『台本にサイン!!』

もいただけた(本当にありがとうございます!!)ので、こちらコンテンツリリースのときかなにかに、プレゼントキャンペーン用としてありがたく使わせていただこうと思います!!

なお、この収録の様子や、ご依頼いただいた方の台本紹介などは、今度の #バイつく にて紹介していきたく思いますので、ご期待のほどいただけますと幸いです!!!


そしてそして! 本日はもうひとつ! とてもびっくりで嬉しいニュースがございます!!!!


予算の都合で、こちらも正直「非常に厳しかろう」と予想していた。
ゆえ、最後の最後になったら昔コンビ組んでわたくしが原作担当してた漫画家さんに泣きついてかいてもらおう――とまで思ってた
「両腕骨折温泉」のイラストレイター募集に
https://ci-en.net/creator/4364/article/287622


なんと! まさかの! 田上俊介さん!!!!
https://twitter.com/bqw02277
からご応募いただけたのです!!!!!!!

「田上さん!? なんで田上さん!!? ゼロ一個間違ってないですか!?」

とわたくし声が裏返ってしまったのですが、田上さん

「進行豹さんにはいつもお世話になってるし」と、涼やかにお返事くださったのです! (男前!!!)


わたくしの認識では、「むしろわたくしの方が常にお世話になりまくってる」のでございますが、そこはそれ。
ご厚意を遠慮なくうけとることで、間違いなく作品のクオリティが跳ね上がるのでしたら、お断りするという選択肢などありえません。

「ありがとうございます!!!!!!!!」とお返事し、『両腕骨折温泉』のメインビジュアルを、田上さんにお願いすることとなりました。

なお、本当に嬉しくもありがたくももったいないことに、田上さんの他にも、ご実績・ご実力とも素晴らしいイラストレイターさんからのご応募をいただけておりました。
ご応募・ご厚意にこころより御礼申し上げますと同時、もしご迷惑でなければ、別の機会に制作ご一緒できますように――と、ひたすら願うばかりです。



と、いうわけで!!!


『両腕骨折温泉』


伊澄みずき: 水野七海
イラスト : 田上俊介
収録   : みんれっくスタジオ
エンジニア: 太田将義 (みんれっくスタジオ)
シナリオ・ディレクション : 進行豹
編集   :進行豹


という、「編集以外」は、完全なガチメンツでの制作となることが確定いたしました!!!!

というか、このクオリティで、わたくしが「練習のための素人編集で、いただいたすべてを台無しにしてしまう」のはあまりにももったいないので


編集も第一線のプロフェッショナルに! 具体的にはあらけんさんに! お願いできないか全力お伺いしてみます!!!

あらけんさんがお引き受けくださった場合は


・あらけんさん編集版の完成音源
・わたくし編集版の完成音源
・再編集した『バイつく』の記事全部
・わたくしが『両腕骨折温泉』のために新録するすべての効果音

――等を全部ひとつのパッケージにした

『バイつく! ~バイノーラル音声作品をつくってみよう!~』 を、DL作品 および DLカードつき同人誌 としてリリースしようかと思います!

目標は、『採算ラインを超えること!』です!!!!

今回予算ほんっとしぼってるので、叶えられる確率は結構あると思うので、そう運べますよう、ひきつづきましてがんばります!!!


あ! あと表題なのですが!!

『同人作品は、作ることの難しさを10としたら、売ることの難しさは100くらいある』

でもって

『売ることの難しさのうちの99は、‘知っていただくこと(広報告知)のむつかしさである”』

と、わたくしは強く強く感じております。


のでので、広報・告知の強い味方 プレゼントキャンペーンのために!

『演者さんやイラストレイターさんにサインをいただく』ことは、ものすごく重要になるかと存じます!!!!

もちろんそれは、ご依頼のときにあらかじめ「キャンペーン用のサインいただくことって可能でしょうか?」という形でお伺いするのがベストかと!!!


というわけけで、今回はここまでで!

次回は、『収録しよう!!!』を書ければいいなと思います!

更新予定はあさって~やのあさってのどこかに!

ご期待ください!!!

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新井健史&進行豹 2020/05/30 22:12

第14回:収録の準備をしよう!! (進行豹

こんばんわです! 進行豹でございます!!!

新井健史&進行豹のお送りする 新シリーズの第一弾!
『商用フリーの100円ループ環境音 VOL.1 温泉湯船環境音(録音地:福島県飯坂温泉)』
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ284159.html

をつかって、わたくしシナリオライター進行豹が、
初挑戦となる音声編集を含めてまるっと一本の無償公開バイノーラルボイスコンテンツをつくってみよう! というコーナー!

『バイノーラル音声作品をつくってみよう!』

前回の第13回
https://ci-en.net/creator/4364/article/314701
では、台本初稿をクライアントさまにご提出→チェックバックをいただいて→ブラッシュアップ
という流れについての実例をご紹介させていただきました!


そちらでブラッシュアップしてご提出した台本は無事にOKをいただけ、ご納品に至りましたので、本日はいよいよ!! 
『収録の準備』を開始してまいります!!!


収録にあたっては

『1:スタジオ収録を行う』
『2:演者さんに宅録をお願いする』

の、大きく2つの選択肢があるかと思います。

また、いずれの形での収録であっても


『A: 録音の仕様 (何kHz/何bitで録音して、どの形式で保存するか)』
『B: ディレクションの有無の決定』
『C: 台本プリントアウト等の手配』

が必要になるかなぁと思います。

この辺「どれが正解」というのは無いので、演者さんのご希望や予算感などにあわせてご選択されるのが一番よろしいかと存じます。
その上で、今回わたくしが行いました収録準備についてご説明申し上げます。


■ スタジオ? 宅録? どっちがいい?? ■

→わたくし個人の意見としては、スタジオ録音・ディレクションあり、の方が絶対に作品のクオリティをあげられるものと確信しております。
スタジオ録音ですと、わたくしの知っているスタジオさまの範囲においてはエンジニアさんが音周りを全部見てくださいますので、
ノイズが乗ったとか、滑舌が甘いとこがあったとかそういうところに意識をあまり向けずに、『いただいているお芝居が、そのキャラクターの声に言葉になっているか』のみに集中して聞くことができるからです。

また、何らかの「ん?」となる点が出た場合にも、それへの対応をリアルタイムで、演者さんやエンジニアさんのご意見をお伺いしつつ行うことも可能となってまいりますので。

その前提の上で。
今回に限りましては非常事態宣言うんぬんの絡みもございますし、お願いする演者さんが以前一緒にお仕事をさせていただいたときに素晴らしいお芝居をくださった≒「信頼できる方」感じておりますこともありましたので――
『宅録になったとしても必要十分なクオリティをきっと満たしていただけるだろう』とも考えました。

ので、
「スタジオ収録であればこのスタジオ様を想定しております」
「宅録いただく場合、必要あれば遠隔でのディレクションも可能です」
等々をお伝えし、演者様とのご相談の上で、スタジオ収録をすることとなりました。


■ 録音の仕様はどうすればいいの? ■

今回作るのはバイノーラルボイスコンテンツなので「バイノーラル録音」であることは確定です。
その上で、録音の仕様は 「96kHz/24bit」のハイレゾ録音にしようと考えております。
保存形式は.wav一択ですね。

.wavは無圧縮のデータ。.mp3等は圧縮されたデータです。
.wavを.mp3に変換することはできますが、.mp3から無圧縮データを復元することが「不可能」ですので、よほどの事情がないかぎり、データ保存形式は『.wav』にしておくことをおすすめ申し上げます。


ハイレゾ録音とCD音質(44.1kHz/16bit)との差異がどの程度か――というのは本当に聞く方によって左右される事項かと思いますので、ここでは論評を控えます。

その上で「サンプリング周波数(=kHZ) と量子化ビット数(=bit)は、数字を大きくすればするほど原音からカットされる要素をへらすことができるが、データ容量は跳ね上がっていく」ということだけご説明申し上げたく思います。

「高音質なら高音質の方がいいに決まってる!」と、192khz 32bitで5時間の宅録をお願いして、.wav(無圧縮)でのご納品をお願いすると、データがでかくて受け渡しに苦労する……ということもありえるかとも。

44.1kHz/16bit(CD音源)で、適正な環境とレベルで(ノイズ、音割れ等無く)録音された無圧縮データを『音質悪い!!!』と感じる耳の方はほとんどいらっしゃらないんじゃないかとも思いますので――その辺がいまひとつわからないような場合はエンジニアさんや、宅録の場合は演者さんとご相談されるのがいいと思います。

データ容量をできるだけ抑えてでハイレゾ録音をうたいたいなら、48kHz/24bitから、定義の上では「ハイレゾ」となります。
ので、どうしても決めかねるようなら『よんぱちにーよんでお願いします』といっておくものも一手かもしれません。


■ ディレクションはあったほうがいいの? ■

アクセント辞典を読めたり、アクセント辞典のアプリをいれてたりするだけでも。あるいは、アクセント辞典に乗ってない固有名詞や専門用語が台本中に存在するならそこの確認をとれるだけで、収録にクライアントサイドの人間(ここでは「サークル側ディレクター」と呼称します)が立ち会うことは、有効に作用するかと思います。

サークル側ディレクターが機能し得ることとしては、思いつくまま列記すると――

・誤字脱字の修正
・演者さんがハマってしまった場合の、文言修正
・読み間違いのチェック
・イントネーションのチェック
・その他、台本中にあるありとあらゆるミスや抜けに対する現場対応
・(初回収録であるなら)キャラクターの声と魂とを形作っていただくお手伝い(もう少し高い/低い年齢感でとか、もう少し活発/おとなしく、とかそんな感じの方向性すりあわせ)
・(お芝居の方向性を明確にイメージできているなら)いただいたお芝居がそのキャラクターのセリフとしてはズレてしまっていたりする場合の、方向性修正のお手伝いや、別の選択肢のご提案


――とか、そんな感じかと思います。

演者さんがくださる魂がバーサークしないようにだけ気をつけて。キャラクターおよび台本が壊れない範囲で一番いきいき演じていただく……みたいなところに進むお手伝いができれば、わたくし的にはめちゃくちゃうまくいったディレクション、と感じられそうな気がします。
わかんないけど! 場合によるけど! 演者さんそれぞれですけど!!!!!!


ディレクションは(わたくしもわかってないことできてないこと大量にあろうとは思うのですが、それでも今の時点での理解としては)『経験がものすごく大事』なお仕事かと思います。

ので、経験が浅くよくわかってないうちは、スタジオ様にお願いをしてスタジオ側のディレクターさんつけていただいたり。
経験豊かでそうすることに抵抗がない演者さんであれば、演者さんご自身にセルフディレクションをいただいたり――とかも、めちゃくちゃアリだと思います。

「これは僕の物語なんだから、僕が演じてほしいように演じてください!!!」も、もちろん一つの選択肢です。

のですが、なんらかの化学反応が発生して、『頭の中にある<演じてほしい姿>』より、ずーーーーーーーーっと素敵なお芝居をいただけたりすることもままあるのも、またレコーディングというものであるかとも存じますので……

演者さんと、エンジニアさんとディレクターと、みなが気持ちよく力をあわせて「よりよい作品を」という方向を目指していくのも、またとても素敵な選択肢であるかと思います。


まとめますと

・ディレクションは、きちんと行えば必ず作品のクオリティをあげる
・しかし、きちんと行えないと、作品を壊してしまう危険も普通にある

ものでございます。

なのでどうしても決めかねるようなら、『ディレクションの有無、どちらの方がやりやすいか』ということを演者さんにお伺いするのも一案かとも思います。
ただし、スタジオ様によっては「必ずクライアントサイドのディレクターを立ててください」というところもございますので、こちらについてもあらかじめ確認しておくのがよいかとも存じます。



■ 台本はプリントアウトした方がいいの? ■

ケースバイケースですが、原則的には
「発注者がプリントアウトし、事前に演者様、スタジオ様(エンジニア様)に郵送しておく」のが一番親切かと思います。

ただ、「郵送は個人情報が――」というケースも普通にありましょうので、
そうした場合は、データ送付で先様にプリントアウトいただくとか、プリントアウトを当日現場にもっていくとか、いろいろな形も出てくるかと思います。

ので、これについても、『演者さんとスタジオ様に確認しておく』といいかと思います。

またスタジオ様によってはお水もお菓子もふんだんに用意してあって「いくらでもどうぞ」というところもありますし、そういったものが一切ないところもございます。

演者さんご自身もお喉のケアのための飲み物や、収録が長時間にわたるようなら軽食などもご用意くださるかと思いますが、万が一に備えてそうしたものも多少用意しておくのも役にたつかもしれません。
余ったらおうちで食べればいいだけの話なのですから、決して無駄にはなりません。



――とか、こんな感じでございましょうか?

わたくしの浅い経験と狭い視野とで思いつくまま書いたものでございますので、なにか抜け・漏れ・錯誤等あったらすみません!
まぁ「こういう準備をする人間もいる」という程度に捉えていただけますと幸いです。

&なにかご質問等ございましたら、それがわたくしにわかるものであればお応えしますので、どぞお気軽にです!


と、いうことで本日はここまでで!

次回は「収録完了いたしました!」といければいきたく思います!

ご期待ください!

それでは!!!

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