新井健史&進行豹 2020/04/30 23:49

『バイノーラル音声作品をつくってみよう!』4:キャラクターを立ててみよう(進行豹

こんばんわです! 進行豹でございます!!!

新井健史&進行豹のお送りする 新シリーズの第一弾!
『商用フリーの100円ループ環境音 VOL.1 温泉湯船環境音(録音地:福島県飯坂温泉)』
https://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ284159.html

をつかって、わたくしシナリオライター進行豹が、
初挑戦となる音声編集を含めてまるっと一本の無償公開バイノーラルボイスコンテンツをつくってみよう! というコーナー!

『バイノーラル音声作品をつくってみよう!』

前回の第3回『予算組みをしてみよう』
https://ci-en.net/creator/4364/article/254781
の結果、大雑把な企画書

両腕骨折温泉_企画案.pdf (244.25kB)

ダウンロード

が整いました。

ので、本日はこの企画案を具体的に形にしていくためのファーストステップとして、
第4回! 『プロットを立ててみよう』を書いてみます!


前回の企画書に記載したお話部分の草案が、

//////

【ジャンル】 温泉背中流しバイノーラルボイスドラマ
【形式】   演者さんによる一人芝居
【想定するリスナー】 男性もしくは女性 (演じてくださる方次第)
【シチュエーション】 異性の同僚との出張中にリスナーが両手を骨折してしまう。幸い仕事には支障がないので出張継続だが、せっかくの温泉につかれない。が、同僚が家族風呂での入浴介助を申し出てくれる。
【同僚との距離感】  信頼しあえる頼もしい同僚だが、リスナーは異性としてはそんなに意識してなかった。→入浴介助を申し出てくれるくらいなので、同僚の方はそれ以上の好意を多分もってる。
【シーン数】 1シーン。風呂場の中で終始。か、1シーン+プロローグで、プロローグだけ旅館客室で、そこから風呂場に移動か。
【必要となりそうな効果音、環境音】 (効果音)湯につかる、湯からあがる、石鹸あわだて、背中流し、お湯かけ、木の床足音  (環境音)温泉ゆぶね


//////


です。

ので、ここをいじらずにプロットを組んでいきます。


まず設定すべきはキャラクターです。

主人公=リスナーさんなので、ヒロインとなる「同僚」は、できるだけイメージ/共感いただきやすいヒロイン像にしたてる方向で今回はいきたいかなと今の時点では思います。

「ひよこのオスメス鑑定士で、25年にひとりの逸材との微妙な二つ名を誇る、34歳独身の同僚」

とかでも刺さる方にはぶっ刺さると思うので、そういう方向でイカすヒロインが振ってきてしまった場合は、そっちに切り替えます。

というか、今日はリモートワーク環境組むための準備に予想外の時間がかかってしまったので、今(20/04/30 23:28)リアルタイムでなんの準備もなしに、考えながらこれ下記進めている次第です。

ヒロイン像考えます。

///

まず身長。無難にヒロインらしい身長というと150cm台な気がするので、その前半152cmくらいにしましょう。

体重は、細かく設定しません。体つきから類推されるとこでいいのです。

体つきは、スレンダー。完全に好みの話をしております。お胸は限りなくフラットにみえて、ちょこっとだけある。胸が薄いことを特にコンプレックスには感じてないので、パッドとか入れない。

年齢は25。

学生時代は小学~大学までカーリングをやっていた。社会人でもカーリングをやろうかと考えてはいたのだが、大学4年のときに、1年生の、しかも「大学からカーリングを初めた」という化け物にであってしまい、
「ああ、世界と戦えるのはこういう生き物だけなんだ」と折れてしまい、そこできっぱりと引退をした。

長野県出身。野辺山SLランドが比較的近所にあり、大好きなスポットだった。廃園のときは悲しみ、さよならのために帰省した。ポッポ牛乳が大好物で、いまでもわざわざ遠くのサミットまでいって買っている。


///

こんな感じでしょうか???

お仕事はOLで、出張もするので、技術職ということにしましょう。

となると、主人公である「あなた」との関係性も見えてきます。


///

・あなたは技術職である彼女をサポートする立場

Q:なんでサポートが必要なの?

→彼女は体育会系の熱血で感情豊かなのが長所だが、感情ゆたかすぎて、感情的になりがち。そこをあなたはコントロールしてあげられる



前の段までの設定は思いつくまま書きました。
「あなたとの関係性」は、思いつくまま書いた設定と、『つじつまがあうように』で、理詰めで書いてます。
*****

Q:なんでコントロールしてあげられるの? 
→あなたは彼女に一目おかれてるから

Q:なんで一目おかれてるの?
→入社早々上司とトラブルをおこしかけ、感情的になって「もうやめます」ってなっちゃったところを助け、上司との関係改善のために力を尽くして、それを実現したから


「あなた」の設定を起こす必要はありません。
「あなた」は常にリスナーさんなので、そこを細かく設定してしまうと、必ず聞いてくださっている時に「ん?」となってしまう部分がでてきます。
「あなたとヒロインとのエピソード」はしかし、脳内で自由に補完できます。

>上司との関係改善のために力を尽くして

は、リスナーがわたくしであった場合は 「誠実に根気よく橋渡しをしたんだな」と無意識レベルで納得できそうな感じですし、
リスナーがあらけんさんであった場合には「なんか調子よくやってたらうまいこいった」みたいな感じに無意識レベルで整合とってくれるんじゃないでしょうか? しらんけど。

ともかく重要なのは 「あなたの設定はしない」けど「あなたとヒロインとの大味なエピソードは考えておいて損はない」 ということです。
*****

Q:それだと「あなた」にとってヒロインは面倒をみてあげるだけの面倒くさい存在になっちゃわない?
→そうかも。だったら……ヒロインの長所が、あなたのツボになるようにしよう。



ここまで考えすすんだときに、プレミス(お話の根幹となるアイディア)がうかびました。
つってもまったく大したものではないのですけど、

『運動部出身の彼女は、スポーツマッサージが大得意』なのです!!!

ので、助けてあげるたびにマッサージでお礼をしてもらえる、という共生関係が、ふたりの間にはすでに成立しています。


これは、「混浴背中流し」というかなり踏み込んだステップへと踏み出し得る、説得力をもった関係性ともなりそうなので、大変よさそうに思います!!!


と、まぁざっと今日のところはこんな感じでございましょうか?


プロットまでいかず 『キャラクター設定を立ててみよう』になっちゃいましたね。


ここですんなりヒロインの名前が浮かべば、いっきにプロットまで書けたかと思うのですが、
しっくり来るのが今は脳内にふってこないので、ひとまず時間を置くことにします。


次回更新はあさってかしあさって。

そのときに、ネーミングの重要性などについてもお話しつつ、「乱雑に書き散らしたアイディアをプロットへと整頓していく」工程を、お見せできればと思います!!


もしもご興味おありでしたら、ご期待いただけますと嬉しいです!

それでは、また!!!

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