「オオカミさんは草で釣ることにした。」を作者が読み解く その2
「オオカミさんは草で釣ることにした。」を作者が読み解く その2
(注意※この記事は「オオカミさんは草で釣ることにした。」のネタバレを大いに含みます。遊んでから読むことをおススメします。)
ではでは始めます。
残酷な描写・・・?
ホントにそんな描写あんの?w
タイトルの絵の雰囲気からほのぼの系じゃないの?
まあどうせ、そんなこと言っても、がろのことだからなんやかんや言ってお花畑展開になるはず・・・。
と思った方、多いと思います。笑
でも、今回は違うんですよね。
ところでこのゲームのジャンルは 「ほのぼのかもしれないアドベンチャー」 としてみました。
もしかしたら、ほのぼのじゃないかもしれない・・・。
作者としては、実際、あの場面になったら、けっこう残酷で怖い人もいるかもしれない・・・。
と思っていました。
(まあ、あのくらいだったら怖くない人も多いと思いますが。)
だから、ちゃんと忠告してみました。
でもホラー描写が出てくるころには、こんな忠告忘れてますよね。笑
まあ、ホラー描写が出てくる直前で書いたら残酷なんだってわかっちゃうと思ったので、あえて最初だけの忠告にしました。
(あの残酷なBADENDをプレイする時に、残酷だよと表示されたら恐怖が半減してしまうと思うので・・・。「もしかしたら、救いがあるかもしれない」と思わせておいて、ないよ!としたかった。)
お腹を空かせた狼のウルフ
今回の主人公は狼です。
ちなみに、私は獣耳はけっこう好きですが、真のケモナーではないので、動物というよりも人間に近い、それも人間にケモ耳がついただけ、みたいな恰好の主人公になっています。なっていました。気が付いたら。
(※真のケモナーの定義についてはいろんな解釈があると思います。)
なぜ人間的かというと、単純に人間の身体のラインを描くのが好き、というのがあるんですけどね。
ただ、この時点ではウルフの立ち絵や顔グラは無いのでどんな見た目かは歩行グラから想像するしかありません。
顔グラ描けばいいじゃん
ね。顔グラ、私も大好きです。
描くと一気に喜怒哀楽の表情がついてキャラクターが魅力的になるし、どんな顔でこのセリフをしゃべってるか?というのはとってもキャラクターの個性を表現できるところだと思います。
(この、どんな表情でセリフを言わせるか?については思うところがあるので今後別の記事で長々と話したいと思います。笑)
しかし顔グラは大変なのよ!大変なの。
セリフにあった顔をすばやく描く技術が私にはまだない・・・。
しかも今回キャラクターは4人・・・いや4匹。
なにより全セリフに顔グラを当てはめる作業が半端なく時間かかる・・・。
(当てはめ忘れチェックも大変)
そりゃ顔グラがあったらいいことだらけなんだけど、今回1か月という期限があったので、そこはやむなくあきらめました。いやでも直前まで考えてたんだけど・・・。
しかしね、しかしですよ。
顔が見えない良さ
というのもまた魅力なわけです。
これは逃げじゃなく本当にそう思うことなんですが、グラフィックを指定しないことでプレイヤーの想像に任せられて、プレイヤーが好きな顔を想像してプレイできる→万人向けになるという利点があると思います。例えば、初期のドラクエやゼルダの伝説とかですね。歩行グラの可愛さ、良さがあふれていると思います。
じゃあ立ち絵でいいじゃんなんで最初にウルフの立ち絵がないの
閉口するしかありませんね。
私が描けるのは、女の顔、女の身体、子ども だけということを覚えておいて下さい。
草を集めましょう
お腹を空かせたウルフは、草を集めて獲物をおびきよせることにしました。
それではさっそく草を集めていきましょう。