時を診る猫について

こんばんは、あすとです。

今日は制作中のゲーム、
『時を診る猫』について話したいと思います。


大元の成り立ち

これは、遡ること20年以上前…
2ちゃんねるの
『一ヶ月という期間でデフォルト素材のみを使用して
どこまで面白いゲームが出来るか?』

という企画の元、制作したのが前身の一作です。


その当時のタイトルは『Kanan』

『街の名前がカナンだったので』という
何のひねりも面白味も無い語源で、
『時を診る猫』という存在も
当時は『時の水晶』という無機物でした。


猫が好きなので水晶というキャラを猫にして、
先読みクエストというサブクエストを付けて
ブラッシュアップしたのが
ツクール2000版の『時を診る猫』です。



シナリオ変更

ちなみに、最初作った『Kanan』はこんな感じでした。


大まかなシナリオは現在制作中のものと
同じような感じですが、実は画像の通り、
当初は主人公の器となるラルファという少年は
死亡する設定でした。


ただ、
オープニングから幼児が魔物に殺される展開はあまりにショッキング過ぎるだろ……
というのと、
自分自身小さい子供を持った身としては
こんな可哀想な展開はあり得ないなと思い、
眠っているラルファの身に青年ルークが乗り移る、
という設定にした次第です。



表のテーマと裏のテーマ

街の名前はカナンであるところは変わりませんが、
島の名前を『レヴン島』、
隣にある島を『リッシー島』としました。


これは知っている人はピンと来るかもしれませんが、
礼文島と利尻島が語源です。


この二つは実際行ったことあるんですが、
凄く自然が美しく、良いところでした。


時を診る猫は表向きは
『歴史改変サスペンスRPG』としていますが、
実は裏のテーマとして
『離島の魅力を伝えるRPG』というのを
掲げていたりします。


勇者や魔王などが国を舞台に戦いを繰り広げる
華やかで派手な世界とは違い、
素朴でのんびりとした風土感の中で、
田舎育ちの一介の青年たち、
いわば『村人A』とも言える人達が
魔物と対峙するというのはどういうことなのか、
というのもゲームを通して
表現出来ればと思っています。



時を診る猫2

さて、この時を診る猫ですが、
実はこの一作限りではなく、二作で完結する予定です。
(以前『2』を制作し始め、
その途中で先に『1』のリメイクの方から作るという
舵取りの方向転換をした経緯がありました)


『2』もシナリオ構想としては
おおまかには出来ているんですが、
如何せんツクールMZだと
2000以上に膨大な時間を要するため、
完全に終結するまでは
気長にお付き合いいただければ幸いです。

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