時を診る猫の舞台設定

先日Xで書きましたが、本作時を診る猫の舞台設定として、
一年は8ヶ月にしようと思っています。




夏と冬で相反する属性とすると、火の相反する属性は水。


そんな感じで、

火⇔水
木⇔金
土⇔風
冥⇔天

の8つを考え、

春…風→天→
夏…木→火→
秋…土→冥→
冬…金→水→

風の月、天の月、木の月、火の月……
という流れとしました。




ただ、8ヶ月で一年は240日ほどではなく、365日にしたい。
(そうしないと、例えば20歳という設定の人物がいた時に
 現実と生きた日数が大きく変わってしまうため)


なので、一ヶ月で45日ほどある設定にしました。


風、天、木、火、土、冥、金、水の流れ…

わりと気に入っています。








もう一つ、『魔物』という存在の設定ですが、
魔物は一体どこから来て、どういう存在なのか……?





本作では、ありきたりですが、魔界から来た存在としました。





魔界から現世界に来て、倒された魔物は魔界に還る……





そう、なので、魔物は命を失った時、
"死ぬ"のではなく"還る"という表現にしようかと思っています。





なぜかというと、"死"への抵抗感に他ならないかな。





冒険者はザックザクと魔物をなぎ倒していく。





そこに死という"概念"を入れると、
一方的に殺戮される魔物に対して"可哀想"という感覚が入り込んでしまわないか?

動物と魔物の違いは?

人間や動物は殺してはダメで、なぜ魔物はOKなの?

という哲学的な領域にまで達してしまうからです。





ということで、魔物は魔界から来た存在で、
現世界を我が物にするために現世界の存在を脅かす邪悪な存在、
いわば"侵略者"の位置付けとしました。





そして、撃退された魔物は魔界へただ還されるだけ……

還された魔物はまた魔界の中で生きるが、
次元のねじれを発見したらまた現世界に侵入し、現世界の存在を襲う……

そういう循環。






ここで一つ、設定の壁となったのが、
『何で魔物は現世界を我が物にしたがるんだ?』
という点。






……







さあ…… 何でなんだろうね……?







現世界が魔界と比べてとても魅力的なところを何か考えないとならない。






現世界に満ちた魔素的なものが凄く美味しいから……?

的なやつかなあ。





美しい世界だから、
というのは、虫系の魔物とか頭脳を持っていなそうな魔物が
本能的に現世界を求める理由としては不自然な気がする。






本能、というとやっぱりになるのかな。






魔物は、人間や動物を襲って、そして、食べる。






んー、やっぱり食うのかあ……

それ以外、殺しに行くメリットがなかなか見出せないもんな……







ご馳走だらけだし、魔素も美味しいし、現世界最高だぜ!
いっそ現世界乗っ取ろうか、
的な感じで魔物が押し寄せてくる……



うん、これが今のところ一番ベターかなあ。







■□■□■□■補足■□■□■□■




全ての魔物が食目当てで現世界に来るわけではありません。





例えば前述した虫系の魔物は、虫は暗いところだと光に集まる傾向があるので……



暗い魔界 → 
明るい現世界に入り込む →
冒険者がこちらに来る →
命を奪われるかもしれないという防衛本能が働き、襲ってくる



というのも自然かなと思います。





自然界の動物や小動物も大なり小なりそういうのはありそうだし。





知性を持った魔物だと、憎悪などの感情で動くケースも考えられそうですね。

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