斧月 2023/10/10 00:05

使命交錯ーSpiral Resonanceーー光剣の章 第一話ー

視点があっちこっち…

SRPGStudioでオムニバス型に作ろうとした結果
主役キャラクターがどんどん入れ替わって…
まとまるのかコレ…

光剣編メインユニット

アルフレッド=R=アルバード
クラス:ホープロード(専用職)
最大体力:52
初期気力:20
特殊回数:2
武力:20
霊力:13
命中:40
敏捷:40
幸運:35
守備:12
抵抗:8
移動:6
 通常攻撃:2回近接攻撃
物理アーツ:スラスト系(反撃を受けない近接物理攻撃)
魔法アーツ:ブラスター系(チャージ技 高威力遠隔魔法攻撃)
支援アーツ:チャージ系(1ターン反撃を封印、チャージ技準備)
特殊アーツ:サーチ系(このターン範囲内の敵を弱体化する)
兵種スキル:カウンターチャージ(敵ターン戦闘ダメージ時簡易チャージ)
コンセプト:派手さはないが欠点の無い剣士タイプの主人公
      チャージ中は遠隔魔法も使用可能
      複数の相手を弱体化させる特殊技が使用可能
      このユニットだけクラスチェンジ予定あり

本日の楽曲

ー光剣ー若者は宿命に駆ける/Running to fate(再掲載)

今回は配布済み曲の再掲載 SRPGマップ曲
疾走感と運命を仄めかすような鐘の音が特徴
光剣シリーズの基本曲

光剣の章 第一話 帝の器

主な登場人物
フレディ 自称地方領主 第一皇太子アルフレッド

ビンセント マーフィー家のご隠居 アルフレッドの祖父の代からの騎士

ダイト  英雄アーロンの血を継ぐ若き騎士

レヴァ  ビンセントの孫 見習い騎士

フォロム 求道の章主人公 4姉弟長男

ネイヴァ 求道の章の仲間 ウィーヴェルの懐刀

英雄フェルムの名を冠するフェルム帝国
現在は3代目皇帝アヴァロンが治めるこの国が嵐の中心となろうとしていた

数日前、暴威帝バレリオの復活と共に
帝国は旧帝国レムルとなり
苛烈な侵攻を属国に命じたのであった

属国のうち 北方のシェルピア領は復活した騎士団と共に
反抗、独立を宣言
帝都グランフォートの本隊が鎮圧に当たる
東方のレムリマス領も反旗を翻し、南部ゼニス家を強襲
こちらには南方のマーフィー家が征伐に当たった

西方の領国のうちマクネアー家とマイト家は
南北分裂に揺れる隣国ラプラタを強襲

南方ではランフランク家が
隣国スコリアに挑んでいた

各国、内部に問題を抱えたまま
大陸戦争に突入したのである

光剣の章 第一話 帝の器

レムル帝国、マーフィー領
「アルフレッド様、出立の用意ができました」
「そうか、ダイト。それとこれからはただの地方領主のフレディだ」
「しかしアル…フレディさま…」
かの暴威帝が突如現れて以降、父アヴァロンは方針を激変させた
大陸統一、その野望を突然表に出したのだ
そして、古き王に国を差し出すなど…一体何を考えての暴挙なのか

父の心変わりの原因、探らねば…
「それで、ビンセント。任務を受けてくれそうな傭兵に心当たりはあるんだな?」
「ほほっ、抜かりは無く。古き友のスクトゥムの手勢は勿論のこと…」
あの大陸一の傭兵、ウィーヴェルの息子が近くまで来ているらしい…か
考えが読めず飄々としているようで隙が無い…流石は歴戦の猛者といったところ
「と、いうわけで呼んでおきましたぞ、レヴァ、案内を。」
「了解です、お爺さま」
こんなこともあろうかと、とわざとらしく言いながら老紳士は髭を弄る
エヴァレットの黄金騎士、グランフォートの黒騎士に並び称えられる
マーフィーの白銀騎士…我が国の三傑の一角。
この者が真っ先に味方についてくれたことはあまりにも大きい

「君が依頼者か…フレディと言ったか」
「ああ、地方領主のフレディだ、早速依頼内容に入ろう」
フォロム=レイン
ウィーヴェル=レインの息子 新鋭の傭兵
父の代からの懐刀、歴戦の密偵ネイヴァを連れ
何故か帝国に現れた…

「依頼内容だが、皇都グランフォートへの潜入だ…」
乱心したアヴァロン帝の身辺を探るべく
皇都に伏せてもらうとのこと
「なるほど…俺も父の情報のため、グランフォートに潜るアテを探していたんだ」
ここは協力しようと思うと、連れの密偵の意見を聞く…
「私に異存はありません、しかし地方領主にしては込み入ったことを…」
「ほっほっほ…アルフレッド様の思慮深さに勝る者などそうはおりますまい」
「おい…ビンセント…」
やってくれた、このご老体。
あくまで出自を隠し、外部から探る計画が破綻した…
「アルフレッド?確か第一皇太子の…」
「ほう、それは心強い話だ…」
「あぁ~…」
目論見がすべて壊され思わず情けない声が出た
なんてことをしてくれるのだこの老人は…
「…あなた方が誰であろうと私達には詮無きことです」
「先の通り、俺たちとしては危険な任務でも欲しい情報があるんでな」
このまま請け負おうと申し出てくれた。
「ほほぅ、よくぞ申し出てくれた。私からも古き友の手勢を手配しよう」
渡されたのはスクトゥム所属の6人のリスト
弓使いの名跡ロングフット家末裔 ニーヴェ
斧使いの名跡タウンゼント家末裔 テランザ
魔工学者 エルゼ
魔道士 オルタ
戦鍛冶 ガン
拳闘士 ハイデマリー
「…いいのか?俺たちに預けて」
「どうぞどうぞ、彼らも、自分の身を守る力量はありますとも」
これにて急拵えの特務隊の完成である

交渉は成立した…
しかし。
「ビンセント…次、勝手をやらかしたら、隠居だからな…」
「ほっほっほ…お戯れを…」
相手を見るや、より強い信頼を得るために敢えて身分を…
この老人の考えには敵わない…

「全く…」
策はうった、あとは…
「これよりゼニス領救援、そしてレムリマスの反逆者の征伐に向かう」
暴威帝バレリオが帝都にいる以上、レムル帝国の末裔が
反逆する理由はないはずだが…
謎が謎を呼ぶこの状況、誰よりも早く把握せねば…

「アーロン様、アレクシス様、アルフレッド様は私にお任せあれ…」
全身全霊の策と、この命をもって最後の務めを果たしてみせましょうぞと
古き主人であり戦友である名を呟き、残された老騎士は天を一度仰いだ

ー同時刻、港湾都市レムリマスー
「オルネラスの兵をゼニスに、エヴァレットの兵をマーフィーに…」
少女はうわごとのように自らが下した命令を繰り返し呟いている
これから起こすことを、早くも後悔するかのように…
「ベルナルド、本当にこれでいいのね」
「当然だ、愛しき末裔、コロルよ」
コロル=R=レムリア
最早古きものと成り果てた覇王の血脈
細々と受け継ぎし末裔
「さて、暴威帝とやら…過ぎた野望を抱いた孫を少し捻ってやるとするか」
ベルナルド=レムリア
武勇で鳴らしたレムル帝国の初代皇帝がそこにはいた。

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