松浦はこ(松箱) 2022/12/09 09:36

【全体公開】『大晦日、コミケに行く』アップしました

2021年の冬コミに合わせて制作した『大晦日、コミケに行く』。
同人誌(紙&電子)でお読みくださった方は本当にありがとうございます!


より多くの方に読んでほしいなと思い、
12月というタイミングで再掲させていただきました。

手軽に読めるようになったことで、オススメしてくださる方もいらっしゃって
とても嬉しいです!本当にありがとうございます。

もし気に入ってくださったら、RTやいいねなどで応援いただけると
とても励みになります〜!

▶︎Twitter
https://twitter.com/matsbox/status/1598240910126780416?s=20&t=u-gIIN1ICQOndnKuLT85fg

▶︎Pixiv
https://www.pixiv.net/artworks/103241836

さて、どなたでもお読みいただける状況になったので…

『こよみごのみ』はシリーズものなのでどのタイミングで語ろうか悩むんですが、大晦日コミケの話は読み切りなので気軽に語れるなあと思い、蛇足ですが作品語りなどしようかと思います。

同人誌やWEBで読んでくださった方も、これからの方も、
どうぞお付き合いくださいませ!


▶︎表紙

装丁

私は実は装丁にさほどの思い入れがないタイプのニンゲンなんですけども
(あえて言うなら分厚い本はめくりやすいように表紙の紙を
135kgくらいのにするとかその程度)、今回は比較的気軽に
選べそうだったので特殊紙を試してみました。

紙はキラキラ系。これはアニメ塗り系の絵柄のためインクムラが
目立たないようにしたいという処置です。
あと通常の紙に印刷してPP貼ると表紙のソリが出るかしら…と
いう部分で日和って特殊紙にしたという経緯もあります。

遊び紙はミランダのあい。大晦日は一年の夜のイメージ…なので
夜空っぽいかなということでチョイス。濃い目の藍色というか
ダークブルー的な色がかっこいい。

本文はほんのりブルーがかった紙を選びました。
青揃えでとても楽しかった!


イラスト/デザイン

表紙イラストは、冬コミに受かった時の告知イラストがベースです。
今年も使いました。

当落通知を受けて、大晦日の冬コミに受かったことがわかった瞬間に
「ビッグサイトを背に仁王立ちする大晦日の絵を描かなければ…」という
衝動にかられて一時間くらいで描いたやつ。

その時に「これをテーマに本を作らなければ…」という衝動のまま本ができました。


同人誌のほうの背景に使用したビッグサイトは、
前月のコミックシティのときに撮影したものです。
色味を変えて、クリスタでちょっとレタッチして絵に合わせています。

大晦日は全身を描いてから配置。実は電子版だと最後のほうに全身を載せています。

前景のメンツは

「なんかわかんないけど素直に応援してる元旦」
「みそ兄それコスプレ登録いらねーの?な初夢」
「ストーリー中の事情で正直眠いし疲れてるイブと帽子の中に入ってるクリスマス」
「なんかわかんないけど不安そうなお盆(君、夏コミが行われてるの知ってる…?)」
「あはは大変そう〜😂な夏越」

という感じです。


中表紙、キャラ紹介

このお話はコミケで頒布する想定で作ったので、
初めて私の創作に触れる方もいらっしゃるだろう…と
いうつもりで軽く解説を入れました。

プラスして、いつも見てくださってる方や『こよみごのみ』を
読んでくださっている方には「これはどういう世界線なんだろう?」という
疑問が出てしまうのでは…という懸念もあったので、そのへんとは関係ない
完全読み切りですという情報を入れてみました。

ただでさえ世界線があちこちしているので、なんか…全然気にせず
フワッと見てもらえたら…嬉しいです…!

キャラ紹介は短い行数にどういう内容を入れるかいつも悩むところですね!
うまくハマると楽しい。


漫画

ということで本文です!

実は冒頭に「世界観の説明を入れた方が…キャラ設定は…」とか考えていたのですが、
作品協力のSさんに相談してばっさりカット。ほぼ何の説明もなくスタートさせました。

帰宅中のリーマンや主婦さん等はハトアレイさんが素敵に描いてくださいました。
ほかにもビッグサイトを描いてくれた…ありがとうございます…!


修羅場の概念的空間(メタバース)という言い回しが気に入っています。

その言葉で片付けてしまった…
「インターネット上」「WEB上」という言葉がありますが、これって「暦の上では」という雰囲気と似てませんか…?明確に現実なのに、現実とは1枚違うレイヤー。
そういう場所と親和性が高いなあなんて思うのでした!

原稿を手伝うイブがまたよくてですね…普段なら決してそんなことしない、
でも「クリスマスのため」という一点でなんでもできてしまう…かわいいですね…


修羅場のみなさんについては語ることはないのですが(身につまされるので)、
Twitter上で応援しあいながら脱稿を見送ったり見送られたりすることもありますよね…
戦友のような気持ちになったり…

原稿を手伝う気まんまんだった大晦日が家事を任されるところが
お気に入りです。


コミケ会場

このへんの雰囲気は参加者の方じゃなくてもなんとなく
「へえ〜」と思ってもらえたらいいなと思いながら描きました!

見本誌シール、コミティアだと表4でコミケは表3。
たまに間違いが起きるそうです。

大晦日が手伝ったサークルさん

彼は二次創作・オールキャラギャグのサークル。
大晦日は新刊をもらったりしています。そんなに興味がなくても
「列の進みが早いと行きたくなる」というあるある。

落ち着いた頃の会場ふらふら歩き

これがまた楽しいのですよね。
お目当てのサークルやジャンル以外のスペースをふらっと巡り、
なんだか気になる本に出会う瞬間が好きです。

コミケ終わりは疲労感もすごいのですが、解放感もすごいです。
搬出を終えて外に出て、冷えた空気に当たるあの瞬間は、
やりきった清浄感といえるのではないかと!


最後、みんなを登場させて大団円となるのですが、
いきなり知らないキャラがポンポンでてきて「誰!?」てなったかも
しれないのですがゴーしました。

初夢・お盆・夏越はほぼこのコマしかいないので、
1コマでキャラの雰囲気が伝わるように意識しました。
特に夏越。
イケメンなんだけどちょっとうさんくさそうな、人の悪そうな顔。


元旦とか「その姿は!?」ってどの姿だよ!て思うんですけど、
なんかスーパー元旦になったんだよというのを雰囲気で…
感じてもらえたらいいなと……



最終的に、大晦日の不本意ながらも頑張ったてんやわんやを受け取って、
元旦が希望として昇華してくれるというのが
年末年始のいいところだな〜と思いながら…



おわりに

等々、蛇足ではありますが語れる範囲で作品語りをしてみました!
またこれからも、ストーリーや4コマなどで暦っ子を描いていきたいと思います。

お読みくださり、ありがとうございました!


WEB拍手

匿名で、応援の意やコメントを拍手という形で送れるボタン、WEB拍手。
押してしてくださったみなさんありがとうございます!
とても励みになります。記事自体のいいねもありがとうございます〜!!

▶︎【WEB拍手

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索