夢見月すぐる 2023/02/01 10:28

意見を聞いてそうなるだろうな、という解答は案外正しいという話


CV:さとうささら(CeVIO)

売れる作品を作るにはどうすればよいのか?はそうなるだろうな、と思う意見がだいたい正しいと思う。(仮に作品を漫画とする)

例えば、料理をしている人に聞いたとすると、綺麗な器(コマ枠)を用意して、色とりどりの人物や背景を盛り付ければいいんじゃないか、と答えるだろうし、小説家に意見を聞いたら、和歌や俳句などを参考に美しい感性を表現して、語感のよい台詞と華やかな場面を演出すればいいんじゃないか、と答えると思う。
画家に聞いたら、出来るだけ大コマを多用して、細部まで描き込まれた絵を見せていけばいいんじゃないか、と答えると思う。

小説家が文字を多用して長文を使うと思うのは誤解

小説家は、図で説明できる箇所は極力文字で表現することを避けるので、
台詞が多くよみづらい漫画は描かないです。というより、国語の教科書にそうするように描いてあります。文字は一種の暗号文みたいなものですね。もっとも面倒でないやり方を選んだ結果です。
自分で考えるのが面倒だから、出来るだけ教科書通りにやろうとするのが本来の小説家。
※実際には最も難しい道

どういったケースが長文を多様するのか?

何かの評論をするときと、自己啓発に関する話をするときです。あとは、何かの商品の説明、利用規約などでしょうか。何が悪くて何が良いという話は、自分の立場上できないので、読者の判断に委ねますが、
じゃあ長文が悪いのかと問われると、特に悪くないと思います。なぜ悪い印象が出てしまうのかというと、考えられるのは利用規約でしょう。長文で読みづらい状態にして、なぜここの部分を見落としたのか?となんでもありになるからです。
「重箱の隅をつつく」と言います。


評論と自己啓発はすきだけれど、能書きは嫌い

要するに、面倒な人ってことです。悪い言い回しで、時代劇で出たか出ないうちに斬られる役の人が、「おい、能書きを垂れるのもいい加減にしろ」と言ってまくしたてて斬られる場面がありますが、あんな感じです。

自分が長文を書くのは好きだけれど、読むのは嫌いという習慣を続けると、時代劇の悪役になってしまう。それだったらいっそのこと書かないほうが良い。

というのが、今回小説家としての自分の進言です。
時代劇はフィクションなので見ていて面白いですが、現実にやったら人生が壊れるのでやめたほうがいいです。悪役の役作りとしては、こんな感じになるので参考にどうぞ。

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