夢見月すぐる 2024/01/11 00:17

第24回 夢見月研究所 小説を書くには何から始めたらよいのか

第一回から読んでいた人からしたら、正直、なんで今まで触れなかったのか?と思う。
理由としては、なんでそのネタをわざわざやるの?って、無駄になると思ったからです。

学校の国語の授業が実質「小説の書き方講座」で、それを小学校から高校まで続けて、それ以降続けるのかどうか?という議論が各自行われていて、結論が出た段階で、聞きたいことや覚えたいことはないのではないか、と判断していたからです。

しかし、調べて見ると小説を書くのに困っている人が多くいるようなので、
こんかいの記事を書くことに決めました。


単純に趣味で国語の授業をもう一度追って学びたい場合、どこから手を付ければよいのか?

はじめの漢字の読み書きのところと、四字熟語のあたりです。
ですので、常用漢字まとめの本と四字熟語まとめの本を買ったり、
最近では中古の電子辞書ならば5千円程度で手に入るので、こちらもおすすめです。
あとは、日記帳を買って、毎日数行ずつ文章を書くようにすれば、学校の国語の授業の
内容としては、他に覚えるところはないです。

古文や文章問題はやらなくてよいのか?理由は?

このあたりは、やったとしても特に得られることがないのでしなくて良いです。
例えば文章問題について。
自分は、普段科学誌の論文を読んでいて、200ページ以上小説を書くことが出来ますが、
それでも文章問題を読んでもひとつも正解出来ないし、10回読み返しても、内容が全く頭に入らないし、解説を読んでもえ?って反応をしてしまうし、読み終わった感想は自分が能力不足でしたとかではなく、「どうすればここまでわかりにくい文章をかけるのだ」としか出てきません。

国語のテストを90点以上取れるまで出来るのか?と問われたら、今すぐ仕事と創作活動をやめて塾に通えば、普通に出来ます。でも、それをやって誰も得をしないので現実的ではないです。

実際に小説を書ける人間が読んでも何を言っているかわからない文章を
普通の人が読んでわかるようになるのか?といったら、どう考えても無理なので、
やはりしない方が良いと言うのが結論。

文章問題をする理由は何だったのか。

後から聞いた話なのですが、行政の手続きをするときに何を書かなければいけないかを
理解するため、契約書の利用規約を読んで何か不利な事が書いていないか気づけるようにするため、とのことです。

ですが、まず行政の手続きは市役所の人が全て教えてくれるので、やらなくてよいです。
一人暮らしをするときに、電気の通し方、水道の契約などの契約書の書き方、手続きが分からない場合も、市役所の人が教えてくれるので、不安に感じることはないです。
利用規約に関しても、ほとんどの人はなんか様子が変だなと首をかしげたら、契約しないし、読まないのです。それが普通です。それでも読まなければいけない場合、誰かに相談する流れになって、自分一人で利用規約を読んで判断するという状況になることはほぼないと思われます。


小説を書く上で、何が求められるのか?

過去記事で触れたことがありますが、経済を見通す格言として
鳥の目、虫の目、魚の目 で見るとあります。

これらをそのまま小説を書くときに置き換えて考えると、
まず虫の目というのは、その場で起こっている事を文章で説明出来るかどうか。
これが出来るようになるために、上記で挙げたように毎日の日誌が重要になって来ます。
次の鳥の目と言うのは、難しく考えないで、物事を時系列にまとめて他の人に説明
出来る状態なのか、という部分です。
最後に魚の目。全体の流れをつかむというのは何か?ここでものすごく悩むと思われますが、時代によって、当事者はどういった体験をしているのか、ということです。

例えば、明治の小説としては、どうすれば大衆の前で演説が出来る人になれるのか?
ということが求められていました。今でいうと、動画サイトでのお気持ち表明、もの申し動画などと表現されています。他に特徴的なのは、喫茶店で今まで外国の見たことが無い
料理の名前を覚えたり、食べにいくことが、今で言うトレンドとなっていました。
カツレツ、ナポリタン、メロンソーダなど。ですので、今が明治であれば、
街頭で力強く演説して、喫茶店で変わったものを食べる主人公が小説内で描写されることでしょう。流れをつかむと呼ぶのはこういった事です。

小説を投稿するとしたら、上記3つの部分が求められます。
ではプラスアルファとしては何を求められるだろうか?

その人が、より多く、万人に伝わる文書を作成できる人なのかどうか、を求められる
でしょう。それは何かとしたら、現在日本で万人に伝わるとされる文書は、
ラジオ放送です。ですので、仮に小説の応募を考えている人ならば、
ラジオ放送を毎日聞くのは必須項目となるでしょう。

魚の目の部分がネックとなる?

他の部分は努力でどうにかなります。ですが、魚の目の部分でほとんどの人が
つまずきます。テレビで小説の編集者の方が求める部分も、「魚の目」の
部分でしたが、仮に魚の目の部分が出来ていない事が作品の品質低下につながるのか?
としたら、そんなことは全くなく、正直なところ、この問題は賞に応募をしなければ
解決出来ます。今は、ウェブ小説で人気がでた小説を採用するという方式が主流で、
応募をして選考に選ばれるという流れがそもそも希で、そこまで気にとめることなのか?
と疑問視しています。

以上が、小説に関して自分が知っている範囲の話です。

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