夢見月すぐる 2023/11/20 03:18

第22回 夢見月研究所 確認と復唱 対策と傾向→模写と模倣 デッサンとクロッキー

※過去記事の補足説明となります。

学校の教科書は、万人が試行して結果が出るやり方に限定されている。

自分がやっているやり方はあまり参考にならないので、やめたほうがよいというのが
正直な感想です。歴史の年表ごとに洞窟の壁画や埴輪から研究して、美術館に飾ってある絵画まで行く着くまで総当たりで研究していくという無茶な方法です。
本来、国の研究機関の人がお金を貰って数十年かけてする内容を、仕事しながら頭の中だけで結論を導き出す姿勢は、正気の沙汰ではないです。
それをやらなくても良いように国が用意したのが博物館や美術館なので、
本当にやらなくていいです。車輪の再発明と呼ばれる、危険な行為なので、
絶対に真似しないで下さい。
たまたま出来た車輪が現存する車輪よりも高性能だっただけで、
基本時間の浪費となります。

勉強にもやり方があり、基本学校で教わったやり方で覚えるべきだと思います。

学校での学習は二元論と呼ばれている論理構成が基となっている。
※二元論とは、何かと何か対となるものを見つけて、比較して結論を導き出す思考方法です。学校の教科書はだいたいこれです。数学は三段論法という論理構成を使っているため、それが数学が苦手になる要因となっていますが、その話は後ほどに。
基となっているだけで、そっくりそのまま使っている訳ではないことに注意が必要です。


※以下、思考実験

確認と復唱 対策と傾向

学習の基本は確認と復唱です。国語を例に挙げると、漢字の読み書きと漢字練習ですね。
学校の先生が漢字を読み上げる、真似して読む。これの繰り返しです。
宿題として、漢字の書き取り、漢字練習。
これが確認と復唱で、すべての基本となります。
この考えは大学を卒業するまで一貫して続きます。

テストは対策と傾向です。

傾向とは、例えば期末テストで春の期間までの授業内容の範囲です。
授業内容を記憶して、忘れないうちにノートにまとめることが大事になります。
学習日誌をつけたほうがよいです。

そのなかで、これテストに出るよ、ノートに書いて、という部分が対策となります。

それでは、絵を描くときの学び方はどうなるのでしょうか?

まず、確認と復唱と呼ぶのは、美術では模写と模倣にあたります。

模写というのは、国語で言うところの写本にあたります。
写し紙を使って線をなぞってもよいし、目で見て似せて描くのもよいです。
まずは模写からです。これが確認にあたります。

模倣というのは、模写で覚えた形、模様の組み合わせです。
例えば、下の図のように部分のみを描いてみて、これらを組み合わせて
イラストを作成するのが模倣です。




↓のように、全て自分の想像とイメージで作成した部分を使って組み合わせた
イラストの連続が、自作漫画と呼ばれています。

つまり、模写と模倣の繰り返しが、アニメ、イラスト、漫画と
称されています。

では、デッサンとクロッキーとは何でしょうか?
これらは、対策と傾向、期末テストの内容となります。
デッサンが対策で、クロッキーが傾向です。

デッサンとは、クッキーの型抜きに見立てて描くことです。
↓のように、投影を抜き出して描くことが、デッサンにあたります。

クロッキーとは、円筒形に見立てて描くことです。
↓のような描き方となります。いわゆる、見ないで描く方法です。



絵のモチーフを投影として捉え、記憶する→忘れる前にスケッチブックに描く
これが対策になります。
記憶したことを忘れる前に、円筒形に見立ててスケッチブックに描く。
これが傾向になります。

投影、円筒形2つを組み合わせる→作品


これらの研究で分かること。

一見ありそうに見えて、模写と模倣と、デッサンとクロッキーに因果関係はない。
全くの別物として考えるのが妥当であるといえます。

そのため、デッサン教室に通うことが漫画やイラストの上達にはつながらないと
考えます。間違いなく手は器用になるので、上手くなると言うよりは慣れてくるに
近いと判断するべきと捉えます。
美術の用語で、漫画やイラストのような作品のことを、「平面構成」と呼んでいるようです。

つまり、美術で何かを学ぶときは平面構成に限定して学ぶことが、
漫画やイラストの上達につながると言えます。



どういった学習をするべきか?
漫画、イラストを描きたい人は、ひたすら模写と模倣を繰り返すことが求められ、

絵画、オブジェなどを作りたいひとは、ひたすらデッサンとクロッキーを繰り返すことが求められます。 
これらに共通点はなく、全くの別物として認識することが重要です。
以下、詳細まとめ。詳しくは過去記事参照。

どうしてこういったことを研究しようと思ったのか。

小説で、学園物の内容を執筆するとき、学校生活を描写するために必要と感じて用意した。学校の先生がはい、ここテストに出るよ、えー、と生徒が抗議する、という場面をつくるためだけに用意していたが、とくに使い道がなく終わってしまった。

専門書に載っているようなメモ書きはどうして描けるのか?
映画に出てくる、学校の黒板に、なんだかよく分からないけれどすごいことが書いてある感が好きで大学の論文や専門書などを読み漁り、とくに、天才少年が地面にチョークで数式やら何やらを描く場面で使おうとしたものの、とくに使い道がなく終わってしまった。漫画制作で、次の自作漫画二話目に黒板のチョークアートとして登場する予定だが、1コマしか出てこないため、無用の長物となっている。

なぜ絵の描き方を洞窟の壁画や埴輪から研究したのか

某テレビ番組でラーメンを自作しようとして、小麦の栽培から始めるというネタを見て、
自分も真似してやってみようという軽い気持ちから。受けると思ってやったが、
何やらすごいことになってしまった。

以上、こんな感じです。このシリーズも漫画にして出品したいです。

記事のタグから探す

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索